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修行部屋

「誰だ?」

振り返り目の前を見るとそこには二十代代後半あたりのの女性が浴衣を着て立っていた。

『これこれ、そんな殺気を出すものではないぞ』

「いきなり声かけておいて、何もないわけないだろ?」

『血気盛んだね~、まあ悪いことではないか、安心して君を傷つけるつもりはないよ』

「で、結局誰なんだ?」

『まあその内分かるよ、じゃあ私は様子を見に来ただけだから。じゃあね』

そう言うと女性は消えた。

モンスターなのだろうか、いきなり消えるなんて芸当普通の人間には出来ない。

「ごめん、御影君」

再び声をかけられた。

「総帥」

「もしかして、誰かいた?」

「いや、なんでもないです」

「そうか、じゃあ早速特訓始めようか」

「此処で?」

「いや、場所を移そうか。着いて来て」

そう言われて総帥の後ろをついて行くと神社の本殿などを通り、草木が生えているところまで来たがそこにはなにもない。

「此処?」

「うん、まあ何もないけどね」

此処で何かをするのだろうか?

すると総帥は地面に手を伸ばした。

「なにしてるんですか?」

「ここにエーテルを流し込むとね…」

総帥がエーテルを流し込むと、地面から木製のドアが生えてきた。

「え?」

ドアは異世界に繋がっているかのような見たこともない言語が書かれていて、何か異様な雰囲気を纏っていた。

「この中だ」

総帥はドアを開ける。

中を入ると、体育館のような部屋に続いていたのを感じだがそれでも地面は畳だったり所々和風を感じる。

「此処は?」

「安倍晴明が用意したんだ」

「え?」

「この未来を視た彼はこの場所を作った」

「確かこの神社は安倍晴明にゆかりがあるとか?」

「うん、此処は千年の歴史があり安倍晴明が水害などのに悩ましされていたこの地に作ったと言われてるのが有名だね」

「なるほど、もしかして水害は建前とか?」

「よく分かったね、本当のことは分からないがそれでも日記には今から千年後に来る厄災に備える為に用意したと書かれていた」

「良くこんな仕掛けがあるって分かりましたね」

「まあ前から目星は付けていたからね。それより気づかないか?」

「何が?」

「此処にはどんな仕掛けがあるのか」

仕掛けとは一体何なのだろうか?

「この部屋では精神を統一することで、修行が始まると言われていてね」

精神を統一とは一体?

『おい』

振り返るとそこには見慣れた人物がいた。

「光牙!!」


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