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これから

「まず、君のモンスター化を止める」

「どうやって?」

「君の中には既にモンスターの一部が現れ始めてる」

そんなことはなかったはずと思った。

「俺の中にモンスターがいるとしても今まで、出て来たことはないですけど」

「今は大人しくなっているだけだ」

「じゃあどう自認しろと?」

「君は一度短いがモンスターに会っているはずだ」

「それはいつですか?」

「君がゲートに閉じ込められた時だ」

「まさか…」

「そう、存在は見えないが君の世界を覗いた時に確かに一緒に居たはずだ」

光牙は俺が生んだイマジナリーフレンドだと思っていた。

確か、光牙は自分のことを幻だと言っていたはずだ、それに助けてくれたしなのに光牙がモンスター?

「助けてくれたんですよ」

「モンスターは狡猾だ、あの時は助けてくれたが隙を見せれば君が喰われるぞ」

一拍、間を置いてから続けた。

「でも…」

「我々には黒い靄にしか見えなかったがそれでも、あれからはモンスターのエーテルを感じた」

もしそれが本当だとしても俺には…。

「あの時は君は未熟だった、だから君の中にいるモンスターも君が死ねば消える、だから手を貸してくれたんだろう」

「光牙を倒さないといけないんですか?」

「名前があるのか」

「はい、俺が付けました」

「そうか、君の事情は理解できるだが腹を括るんだ。世界の危機は待ってくれない」

無言になる、確かに零は俺が倒さないといけないのかもしれない、だがその為に俺は光牙を殺さないといけないなんて俺には出来ない。

「世界の危機なんて知るか」

「え?」

「俺は仲間は殺さない、光牙がたとえモンスターだとしてもあいつは俺を助けてくれた。大事な仲間です」

「君は自分の立場が分かってるのか?」

「光牙がモンスターなら答えは決まってます、俺の今までを知っているなら分かるでしょう。俺の仲間は人間だけじゃない」

「結果その大事なモンスターを諍いなく殺すことになっても?」

「俺がモンスターになったら俺が俺自身を殺します。それくらいの覚悟を持って俺は人を救う側になったんだ」

「そうか」

力がなくて逃げだすのは嫌もう嫌だ、血の海の中で思いを残した物を拾った自分には戻りたくない。

俺は沢山の血の上で生きてる、だからこそ俺に下にある血を目の前に広げないように俺はこの力を行使する。

「力を持って人を救うと決めたのんだ、だから俺は人を守る為にこの力を使いたい」

「分かった、それはいばらの道だぞ」

「たとえ歩けない程に道がないのなら、道を作ればいい」

「何か策はあるのか?」

「ない、作戦なら動いてから立てれば良いんだ」

「世界の命運を託されたとは思えないな」

「それは勝手に決めたんだろ、俺は自分の道を歩くんだ」

「まあ良いよ、方法はある」

「分かりました」


そうして二日が経った。

俺は退院した、担当医は信じられないと言ったしまだ危険があるかもしれないと言ったがそれどころではないと言って半ば強引に退院をした。

そして今俺がいるのは葛飾区のとある神社だった。

ここは、結界の要となっている古い神社だと総帥は言っていた

時間は深夜。

俺は総帥に呼び出されて指定の時間に神社に来たが、そこには誰もいない。

『面白い人間が来たね』

背後に声がしたのでそちらを見たらそこには、信じられない光景があった。


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