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「式神の一人?」

「うん、それもただの式神じゃない、零には名前が残ってないんだ」

「名前が?」

「うん、有名なのは十二神将とかだけどね。当時の陰陽道は強いものほど名を隠すのがセオリーだったんだ」

それじゃあ、結局何も分からないじゃないかと思ったが総帥の顔を見るとそうでもないらしかった。

「零について知っていたのは当時安倍晴明にとても近しい存在しかいなかったらしい、そしてその彼らのお陰で封印が出来たと安倍晴明の日記に残ってる」

「じゃあ安倍晴明は式神として使ってたけど、何かしらの理由で封印された?」

「うん、安倍晴明は零とは仲が良かったと書いてあった」

「仲が良かった?」

式神と仲が良いと言うのは一体どう言ったことなのだろうか。

俺もモンスターを吸収して戦ってはいるがそれと同じ感覚なのだろうか?

「君もモンスターを使役して戦ってるから、同じようなようなものだね」

総帥は俺の考えを予想したかのように、言う。

「どうなんでしょうね」

「まあそれは我々には分からないからね、それで続けるけど、零のGiftは未来視だ」

「未来視?」

そんな反則的なGiftがあるとは。

ラノベとかアニメでは最強の登場人物が使うものだし、俺も思いつかなかったわけではないが、イメージが出来ずに諦めたことを思い出した。

「零はその未来視の能力で未来を視て絶望して、安倍晴明の元を去り人間に反旗を翻した」

「一体どんな未来を視たんだ?」

「分からない、だがどんどんと強大になって行く零を見て安倍晴明は自らの力を全てかけて零を封印した」

「全てを?」

「ああ、寿命をかけて千年もの月日をあの零でさえ解けない結界を京都に張り、それでも抑えれないエーテルを東京に封印した」

「千年ってそんな時間維持するなんて」

「そう、これが重要だ安倍晴明は人間じゃない」

「モンスターと人間のハーフ」

「そうだ、だからこそ出来たそして安倍晴明でも千年が限界それを悟った安倍晴明はこの時代の自分の血を引く子孫にかけたんだ」

「それが俺?」

「うん、安倍晴明も未来視が出来たとされてる、だからこそ我々には君が必要なんだ。頼む協力してくれ」

そう総帥は頭を下げた。

「分かりました、それで俺は何をすればいいんですか?」


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