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86伝説エーペックス  作者: SAI
第2シリーズ 86伝説再び!!!!相馬編
85/164

第82話 レースの裏の挑戦者

カナタが中団グループが混戦でオーバーテイクした直後のお話。

サテラが赴いたのがまさかのコンビニ”ヤマブキモーターズ”。

中にはかすかな雪と桜の匂いがする。四季の匂いがした。

どこか暖かそうな甘い匂いも漂っている。


その一角でチラシコーナーに目をとどめた男が一人。

水色のパーカー、前髪を指でいじりながらチラシをひょいっと取る。


サテラ。

軽そうな笑みを浮かべながら、その眼だけが鋭く細められていく。


サテラ「......ん?これが黒川くんのでてるやつか~...なになに~?...エーペックスカップ?」

ぺらっと指でチラシをめくりながら名前を見つけていく。

口元を緩めながら軽やかにくるっと回ってレジのほうを見ながら

にやりとしてつぶやいた。


サテラ「......いいねこれ☆黒川くんのことじ~っくりじわじわ叩き潰せるじゃ~ん☆」

その声にちょっとだけちとせが振り返るも、サテラは知らないふりしてドリンクコーナーへ。


サテラ「わざわざ23区からきてよかったよ~久しぶりに吉田さんの顔も見れるし~」


ちとせは感じたーー。ふっと浮かんだなつかしさと少しの警戒さ。

それからほんの少し戦士としての鋭さが混じっているーー。


ちとせ「......君の走り覚えているよ。RVの時はヘルメットで出ないといけなかったからね~。まるで水の流れみたいだったね~」


サテラ「うわぁ~君がちとせか~褒められているのかすこしわからないな~」

2人に流れるのはかつて首都高で争った仲。

白いS30Zとエボ7MRで競い合ったトップ争いの二人......。


またどこかで走るときはくるのだろうか......?


ちとせに一人の少女が頭に浮かび上がった。


ニャンコ...アイツ......。今、どこにいるんだろうな~......

きみはまるでもうひとりのわたしのようだった......。

あの子がきたら相当面白そうなんだよなーー......。


ちとせやサテラはかつて首都高でトップ争いを競い合っていた。

夜明け前の湾岸線。白いZであるホワイトホルスとやや金色のベースカラーの外注カラーであるニャンコの2000年代式クラウンマークII ツアラーV

とても速かったーー。最高速仕様の720馬力仕様だったーー。

しかし、ある日壊れた。二人の車は同時に塵になり消えてしまった。


次回!

第83話SP信じてる

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