第77話 先生
話は、今から3年前に遡るーー。
矢田原ケイ。13歳。
伊藤翔太12歳。
安坂中学1年生。
矢田原ケイは、文を読むことすら困難でこんしゃくを起こしていた。
……漢字?数字?そんなの...読めないよ......!
うわぁぁぁぁん!!!!!!
泣き弱で机をガンガン叩きまくる。
辛い気持ちが溢れ出てくるーー。
そこに手を差し伸べたのが古賀佳菜子先生だったーーーー。
佳菜子「......どうしたの?」
カナタ「.....全くわからないんだ......。」
「自分なんて...何ももう...読めないんだーー」
ーー佳菜子先生がポッケから出した一つの紙切れ。それは、昔、佳菜子先生本人が同じ年齢の頃描いたものだったーーー。
ぐちゃぐちゃな文字のようなものでなんなのかわからないーー。
佳菜子「カナタくん...わからないことあるよね?...ずっと探してもわからないことだってあるんだよ?だから、夢中になれるものがあるといいね?」
そういうと始めてカナタが笑顔の気持ちが
佳菜子先生がそこに連れてきたのが幼い伊藤翔太だったーー。金髪の髪型がこの頃から似合うがこの時の伊藤は、とても悲観的でやや下を向きながら歩いて教室のドアを『ガラガラ』と開けて入ってきた。
伊藤「......どうも。」
そう言いながら伊藤はカナタに手を差し伸べる。
伊藤「あのさ...見つけよう。楽しいことを」
そこからは、3人の楽しいことを見つける旅が始まったーー。温泉に行ったりいろんな行事を楽しくやったりなど......、いろんなことが思い出に増えてきたーーー。
カナタの笑顔が段々増えてきたーー。
伊藤もまだ仲良くなればしなかったけど3人で大切な思い出ができたーー。
それでも、車は大嫌いだったーー。
あの頃の思い出ーー。
しかし、中学3年生になると伊藤も急に以前よりも忙しくなる。
高校受験の時期だったーー。
伊藤「わりぃ、、、」
カナタ「え?」
あの頃とは全く違ったようだったーー。
今は二人とも本気でぶつかり合って遊びまくる気持ちで全開だーー!!!




