第72話 ケジメ
離されても諦めないーーー!
内藤セリナのR8にパスされた腹切カナタが再び追い上げしようとしている。
天候は、快晴。ストレートで耐え抜いた後に再び接近開始だ.......。
ストレートは松川浦大橋の区間の520メートル。その後にやると一気に Z4とGRカローラに抜かされる。
腹切カナタの周辺順位
8 内藤セリナ
9 腹切カナタ
10 古田のりあき
11 岡田大成
……少なくともこの4人のメンバーが密集している状態だ。テクニックは今のところこの4人と互角。だけど、伊藤は、オープニングゲームで先にクリアした方だからスタートダッシュが良かった。自分のスタートダッシュも確かに良かった。だけど、何か足りない。カナタはそう感じた。
カナタ「何か足りない......さっきのスタートダッシュは何か足りなかった。いつもより乗ってる感覚も違う......」
ギュウウウウン!!!
スゥゥゥウンーーー......!!!
腹切カナタの紅い戦闘機が再びレモン色のR8に近づいて張り付いていくーー。
後方の古田と岡田もその情景を見逃さなかったーー。
古田は前方のカナタのドライビングテクニックの力強さのためか再び内藤に迫るカナタの86を見ながら古田が心の中で思い込むーー。
これが神の戦いのようなバトルなのかーー?一度話されていたはずのR8にくっついてやがる......。しかもマフラー、エアロ強化しただけの86であんなことができるなんてな......。
こんな奴がM4とかにしたらどうなっちまうんだ......?見てる俺でも〜...ゾッとするぜ......。
ミルキー「ふふ。こんなのが16歳の高校生だなんて〜...本当にゾッとしますね〜...」
腹切カナタ!その正体は郡山市安坂高校1年生ーー!!!伊藤翔太も同じクラスメイトだそうで......。そんな16歳の天才二人がーー腹切カナタと伊藤翔太がーー!この真夏の松川浦の大橋を渡り切るううう!!!!
ここではストレート&高速ベッドが展開されていきますーー!!!
ハイパワーでは怯んで思うように動けなくなる......!!!!
そこに伊藤から遠隔通信が入るーー。
カナタ「伊藤!聞こえるか!今すぐそっち行くから待ってろ!!!」
伊藤はニヤリとしながらぎゅっとスイスポのハンドルを握りしめるーー。
体がホワホワと暖かいなにかに包まれたかのように笑い出しながらカナタに伝えた。
伊藤「ああ!そっちこそ待ってな!!!!」
ーーお前が本気をまだそこまで出してないの知ってたよ......。
ミニ湾岸の松川浦大橋を先頭グループが今通過していく!!!!!!!
ブガッティシロンが絶対王者に接近中!!!!
1500馬力の野獣が...絶対王者を狩ろうとしているぞおお!
次回第73話 先頭争いの差




