第71話SP ゲーム開始ッ!!!
観戦しに来た山吹花にしこたまぼっこぼこにされて参った配達員が8を引いてクリアする。
相変わらずクリアした後も山吹花
が引き続き沈黙の怒りへと進展していたーー。
そもそも配達員って名前がなんだよーー。
そう思うように再び配達員に山吹花が迫る。
花「そしてなァ......!!!」
「アンタ、誰よぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!」
スパァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!!!!!!!!!
ーー空気がビリビリとしびれていくような山吹花の
フルスイング平手打ち炸裂ッ!!!!!!!
….石井の顔が完全にぷくぷくとたんこぶみたいなものが山ほどできていたーー。
石井「あァァァァァァァァ!!!!!!」
「いたッ!!!いたいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!(泣)」
「ぼ、僕には.....!石井って名前があるんだよォッ......」
顔面を手で押さえて石井は震えながらすこし後ずさるーーー。
肩もビクビクしていてまさに気弱で内気な気弱全開モード!!!!!!
しかし、花は段々と石井に近づいていくーー。
花「......ふん」
「さっきのは......ただのビンタよ」
「でもさ......アンタ......」
……私の青い電撃...食らわなくて本当によかったわね......」
「ビンタなんかよりずっとずっと痛いわよ?」
「なにせーー雷だからね............?」
山吹花が手を空にかざす。
その瞬間!ビリッ!て音とともに花の周囲に電気がビリビリと走り出す!!
空気が一瞬で張り詰める__!!!
……ドォォン!!!バチバチバチバチィィッ!!!!
ビシャバァァァァンッ!!!!!!!!!
天をも切り裂く雷鳴が鳴り響く。
15人目は...柳津雄介!!!!!
通称温泉スーパーマン。大玉戦の間で温泉に入るも見事に復帰するなど
の展開を2カ月前の試合で見せつけた。
ーーさぁ!残るくじも3つ!これのうち1つがハズレ!!!!
その時だった。警報音が鳴り響く。
ヴィヨンヴィヨンッ!!!!!!!!!!!!!!
ヴィヨンッヴィヨンッ!!!!!!!!!!!!!!!
GAMESTART!!!!!!
唐突のハズレによるゲームスタート!!!!
レーサー一同が困惑していく___!!!!!
濱さん「......ゲーム開始ッ!!!!!」
東條「きたあああああああ!!!!!」
花「いっけぇぇぇぇぇ!!!!!!!」
レースの争い順&順位順
レース16キロ 5周 4th/シーサイドPK 福島県相馬市松川浦
1 吉田ノリアキ NSX NA1
2 相川律 R35GTR
3 MRTAKA ブガッティ・シロン
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4 夢野ユナ 白い86GT ZENKI
5 濱さん GR86 RC
6 黒川海斗 LANCER EVOLUTION IXMR
7 伊藤翔太 スイフトスポーツ
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8 腹切カナタ 86GTZENKI 赤い戦闘機
9 内藤セリナ audiR8
10 古田宜明 BMW Z4
11 岡田大成 GRカローラ
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12 陽太 ロードスター
13 クリスタ フェラーリ 488GTS
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14 ゾフィア シボレーC8
15 東條ヒカル 80スープラ
16 石井 NV100クリッパー
17 柳津雄介 BMW M4
ーーなんと、いきなりの順位の変動があったようです!!!!
GRカローラ岡田大成がZ4古田をパス!!!!
カローラの怒涛の旋回グリッド!!!!!!!!
まさかのアウト差し来ましたァァァ!!!!!
10 岡田大成
11 古田宜明
ドゴォォンッ!!!!
ギュバァァァァァァァァ!!!!!!!
黒川ァァァァァァァァァ!!!!!!
濱さんが黒い影の車に飲まれていく......!!!!!
ベルギー「暴走系エボがGR86に牙をむけていますね......」
濱さん「さすがだな.....黒川ァ......。」
さらに!オープニングゲームで最下位スタートをしていたはずの柳津がクリッパーバンの配達員石井に追いついたーーーー!!!!!
石井「あああぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ゴギャァァァァァァァ!!!!!
完全に決まったぁぁぁぁぁあぁ!!!!!!!
柳津雄介が圧倒的なオーバーテイクです!!!
石井「唐揚げに...味噌汁もちゃんと朝飯に装備した俺が.....なんでーーーー!??」
柳津「いっただろ?これはデスレースだ...ってな......。」」
ゴォォォォーーーーー!!!!!!
ドギャァァァァァァァァァン!!!!!!!
パンパパァァァァァンッッ!!!!!!!!!!
カナタ「行くぞ!86!こっちはもうただのNAじゃねぇぞ!!!!!」
「見せつけてやろうぜ...!86!このTRDマフラーとともに生まれ変わったお前とな.....!!!」
「ーーはい!始まりました!実況は私、若林とベルギーとミルキーさんで.....いいですよね?」
ミルキークイーン「はい...今後はミルキーでいいです〜。
さすがにぐだぐだになるのも私いやいやなので....」
ミルキーさん!ここまでの展開で気づいたことありますかーー?
ミルキー「そうですね...今のところ気にかかったのはやはり紅い戦闘機でしょうか~?」
「……腹切カナタですか?」
ミルキー「あの86はなにかが違うんですよ......。
あれ、たぶんノーブレーキで高速コーナーを曲がっていますよ~」
しかし、タイヤも温存するために順位をキープする体制に入ってますね~......」
ベルギー「わたしも感じるんです......。正直に申し上げますとーー彼の走りは踏んでいる場所が違うんですよ。そして、絶対王者のNSX吉田もそれと似たようなタイプです。」
……本当に速いみたいです。しかし、まだ安定した走りを見せつける腹切カナタ。
彼に風の味方がついているんではないかと思うくらいドキッとしてしまいます!!!!!!
ん?さぁ!!腹切カナタに黄色の小悪魔が接近中!!!!!!
ここで内藤いくかーーーーーー!???
カナタ「......ッく!」
ギャアアァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!
ブロンブロォォォォンッ!!!!!!!!!
やはりドイツの怪獣は速い!!!!!
内藤セリナが腹切カナタをオーバーテイクした!!!!!!!
内藤「ごめんね...!でも、君が追いついたら容赦しないから......」
ミルキー「うふふ。あの子もただものじゃないわね〜?
ほんの一瞬だけど、カナタ君より風を読んでいたのかもね......」
グポォォォォォン!!!!!!
ドギャアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!
次回第72話 ケジメ




