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86伝説エーペックス  作者: SAI
第1シリーズ 大玉村編
65/171

第60話 ここから

カナタの目に、一筋の閃光が走った。

次なるエリアのイメージ。

広大な海、山、草原、谷、峠に砂浜、都市、大陸、氷を割って疾走する車たち。

そして、見知らぬまだ見ぬ強敵たちのシルエット。


___!だから...まだ終わらせられないんだッ.........!!

そう、カナタの心から感じた。


「......そうだ、終わらせるわけにはいかない!」

「まだ......見たい景色がある。走りたい場所がある!」


拳を握る。

冷えた雪の中に、確かな決意の熱が灯るーーーー。

それをちとせは、確かに受け止めた。


「ちとせ......たしかに受け取ったよ。」


そう言うとちとせは、冷たい風の中へと静かに消えていった。

その冷たい風は、吹雪混じりだった。

季節外れの冷たい風だったーーーーー。


そして、近くを歩いたらNSXのエンジンを思い切り冷やしていた吉田さんの姿が見えた__。その吉田さんに話しかけた。そこに草の髪の毛に白と青色のワンピースを着た少女がいた__。


「いや〜、今日は若いのがしつこくて参っちゃったよ」と、のんびりしたまま笑いながらカナタに手を降ってくれた。

カナタもにやりと笑いながら吉田に近づきながら手を振って声をかけたーーー!


カナタ「...!吉田さん___!」


吉田「アァ......よくやったな!」


カナタ「吉田さん....俺......」


吉田「そのにやりとした顔は甥っ子と娘以来を感じるなーー......」

「昔、君みたいなドライバーが一人だけいたらしいからねー......ま、ゆっくりやっていこうかー。他のカップでも待ってるぞー」


吉田がそう言うとカナタがガッツポーズをしながら吉田に言う。


カナタ「アァ!俺、吉田さんのこと好きになりました!まさに俺の....俺の憧れです__。」


その時の吉田さんはエンジンを品よく冷やしていた__。

まさに絶対王者のおじさんのようであった。


そう言うと二人は歩いてレースがはじまった近くにあった表彰式会場に向かった。

とてもおおきな宿泊会場の外に並んだ____。


ーーーー長く熾烈なバトルをこれまで以上に見せてくれた最終戦!!!

バトルドームおおたまの表彰式を開催します!!!!


......中でも表彰台圏内に輝いたのは腹切カナタでしょうか!!

腹切カナタと紅い戦闘機がゆっくりと大きな設置された表彰台ステージに天使のように降り立ちました___。


相川が気づいたーー。ひとり足りないことを。あの青い電撃のことを......。

あんなに強かったのに忽然と姿を消してしまった......。


相川「おい、あのWRXは?青い電撃はどうした......?」

伊藤「アイツ、レーシングライセンス登録してないからDNFだってさ。

次回の出場も許可されなくなったらしいぜ__。」

相川「てか__伊藤!お前、3位だぞ!はやく表彰台いけ!」

伊藤「おわ!マジか!!!」


優勝はやはり吉田ノリアキ!!!絶対王者の黒いNSXNA1が踊り出たアアァァァ!


第1位 吉田ノリアキ NSXNA1 絶対王者の黒いNSX 賞金1億円 

賞金総額 91億円


「いつもどおりだねー......」

無言でトロフィーを受け取り、深々と顔を下げる。

その眼光は、かつて共に戦った仲間と観客へーーーーー

景品:特性NSXカーボンウイングと温泉ペア宿泊券


第2位 腹切カナタ TOYOTA86GT 紅い戦闘機   獲得賞金5000万円 

賞金総額 6200万円

初戦 1000万円 第2戦 200万円 第3戦 5000万円


「86伝説...!ここからだ!」

今日の自分は、昨日の自分を超えたんだ__!

にやりと笑いながら観客と表彰台に登れなかったファイターに温かい視線と観客による盛大な大歓声で表彰式を見送っていく。

景品:大玉村産雪中米30kgとフォレストパークあだたら宿泊券


第2位 DNF 山吹花 WRXSTI 青い電撃の桜狼 獲得賞金 100万円

賞金総額 11億円 [盛り上げてくれたで賞w]


第3位 伊藤翔太 黄色いチャンピオンイエロー 獲得賞金 3400万円

賞金総額 4200万円


「よっしゃーーー!!表彰台が来たァァァ!!!

見たかカナタ!みんな!これがうちのスイスポだ!!!」

............うるさい。だが、ポジティブだ。

すこし笑いながらみんな思った。

初戦 800万円 第3戦 3400万円 [繰り上がりで表彰台へ!]

景品:スズキ純正オイル10本と温泉無料券5枚セット


努力賞 岡田大成 GRカローラ 獲得賞金100万円プラス1400万円

初参戦 鈴鹿レーシングスクール首席卒業生。

首席卒業なのにまだ18歳の若さ!!!!

軽量AWDの強さと魅力を伝えてくれた君には努力賞!!!!

しかも、ギリギリ7位で滑り込んだ!

景品:RECAROスポーツシート、岳温泉特大クーポン付きパンフレット50ページ!


4位に柳津雄介!あの赤い戦闘機とやりあったM4が4位!!!

前回の須賀川戦でも4位でしたので他のレースでも期待大ッ!!!!


第5位でまさかの滑り込んだのが白いノーマル86!

夢野ユナ!!!!

話を聞きますと...まさかの事実が!??

腹切カナタのデビュー戦であった86オープンカップに出場していたみたいです!!!


ーーーこの最終戦!これからも新たなるステージで彼らが出ることを期待していきたいです!!

......それでは、最終戦 バトルドームおおたまこれにて終了です!!!

みなさん、またどこかでお会いしましょう......。


第3戦 バトルドームおおたま

決勝最終暫定順位 獲得賞金含める

1 吉田     NSXNA1        1億円

2 腹切カナタ  トヨタ86 紅い戦闘機 5000万円

3 伊藤翔太   スイフトスポーツ    3400万円

4 柳津雄介   BMWM4        2500万円

5 夢野ユナ   トヨタ86 白色    2000万円

6 黒川海斗   EVO9MR       1700万円

7 岡田大成   GRカローラ      1400万円

8 ゾフィア   シボレーC7      7位以降はゼロ。

9 相川律    R35GTR

10田中英二   MAZDARX-7FC3S

11森下遊矢   PASSO


DNF 山吹花 DNF   WRXSTI  青い電撃の桜狼

レギュレーション違反


岩永アキラ    R35GTR

不明な理由。 


MRTAKA ブガッティ シロン

部屋で原神とマイクラの続きと自分から言ってリタイヤ。


ーーその瞬間だった。すべての幕を閉じようとした瞬間だった。

運営部から大きな事実が明かされる。


運営「大変なことが起こりました......。

なんと!伊藤翔太が須賀川戦でクラス優勝プラスそれらのかつてのカテゴリーの中でもコースレコードを樹立してきたという事実が明らかになりましたァァァァ!!!!!」


「ーーーーーー!???」


次回第61話誰が決めた

20時公開__!

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