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86伝説エーペックス  作者: SAI
第1シリーズ 大玉村編
60/164

第55話 ケリ2

一方、こちらは後方4位グループ!!!

伊藤翔太と夢野ユナと東條のバトルが発生ーー!!!クロカラスの帝王も最終S字で突っ込んだああああ!!


黒川「ここで挽回してやる......!腹切は捉えきれなかったが東條!お前が急に前に来てオーバーテイクしたのはびっくりだぜ!」


東條「伊達にスパルタやらされていたわけじゃねぇんだ......。こういう時のためにも俺は、前に出るーーー!!」


ユナ「諦めない...!ここで一気に追い上げしたんだ......!!!」


伊藤「これが最終戦なら一体どこで追い上げればいいんだよッ......!?」


辺りはゲリラ豪雨が後にした夕焼け。

まるでオレのチャンピオンイエローを祝福してるみたいだ......。

まさに今日はオレの日だーーー!!


出たアアアアア!!!

伊藤翔太アアアアア!!!!

4位争いの前方を走る東條にフルスロットルでS字を飛行機のように飛び出していくーーー!!


東條「またお前かよッ......!!舐めんな伊藤ーー!スープラはS字コーナーではコンディションも抜群だ。」


A50から続くスープラは現在でもA90スープラ...またの名をGRスープラとして伝統的に伝説が受け継がれているーー。


スパルタ教育の時に嫌でも走ってたぜーー!

いろは坂にフルーツラインとか......。

福島県では磐梯吾妻スカイラインもーー!

見せてやるぜ...本当の経験値の差って奴をなーーーー!!


伊藤「お前こそ舐めんなよ東條ォ......。」

ブレーキが深いんだよお前は毎回。

次のラストのS字で膨らむだろうな......。

わかるんだよな...リアの膨らむタイミングもーー。

「....次で刺すぞ。東條ッーー!」


ラストのS字右コーナー。

東條の80スープラが大きく揺れて外へと膨らんでいく伊藤の視界から丸く映ったーー。


伊藤「よっしゃああああ!!そこだァァァァァ!!!」


伊藤がわずかにアクセルを残してスイスポの前輪で路面を引っ掻いていくーー。


ギュギュギュウウウ!!!!!

東條が気づくも気づいた時は遅かったーー。伊藤がいち早くラインを変えて行動に出た。

手が迷いなく動いていくーー。


ステアリングがわずかに切られるーーその刹那ではもうブレーキングがスイスポと伊藤翔太の頭の中にはもう始まっていた。


タイヤが一瞬だけ鳴き叫ぶ。

しかし、その音も伊藤の中では計算通りだ。


右足はアクセルからブレーキへ。

一瞬の迷いもなくスイッチの切り替えへーー。

同時にハンドルを左へと変えて切り返しを始めた。


車体の荷重が外へ流れるものの、

伊藤はそれを滑らせるようでなくマットを畳むように捻り込んだ。


捻り込んだアアアアア!!!!

伊藤翔太アアアアアアアアア!!!!!!


ブレーキングと同時にカウンターステアによる切り返しに重量配分によるトルクを持て余した分を使いインを捻じ込み始めたアアアアア!!!!

トラクションも完璧ィィ!!!!

東條輝!大ピンチィィーーーーーー!!!!


東條「クッ.......!やっぱりお前は天才だよ!伊藤オォォォォ!!!」


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