第47話 黄色いチャンピオンイエロー
黄色いスイフトスポーツが黒い影のエボ9MRに接近しているーー!チャンピオンイエローのスイスポが怒涛の進撃を始めているぞー!!!!!
伊藤「まだいけるぞ!オレのスイスポッ....!」
まだいけるだろ?オレもまだそこまで本気じゃねぇよ......。本当の勝負は終盤のS字コーナーだ。東條もそこで追い上げてくるーー。
必ずそこに着く前にマージンがいるんだ!!!
バシュンッ!!!バシュシュシュー......
ゴギャアアアアアア!!!!!!
再びインを高速でボディを捻じ曲げて黒川に接近するぞー!!!
黒川「テメェー...伊藤ォォ!!!!この試合終わったら無事でいると思うなォ!!???」
そこに相川、来たああああ!!!!
ストレートの立ち上がり区間でR35がチャンピオンイエローの間に挟まるゥゥ!!!!
並んだああああ!!!!
今にもぶつかりそうな競り合いだー!!!!
うわ!危なアアアアアい!!
ドガァァァンッ!!
黒川のエボ9MRが強く相川によってまるで下に沈み込まれるように引き落とされるーー。
相川「雨の中で助かったぜ....。おかげさまでタイヤの耐久性を緩和できるーー!!!」
黒川「相川ふざけんなァァ!!!
何、のこのこ復活してきたんだァァ!!!」
その時だったーー。3人が競り合いをしている中、伊藤だけが気づくーー。
そうか!今、雨降ってるんだ!!!
しかも、土砂降りの大雨だ......。
Rもエボも馬力を持て余すーー!!!
….見えた!最後の巨大中速コーナー!!!
ここを抜けて2キロ先がゴールだ.......!!!
伊藤「ツイてなかったな!
相川に黒川!4位、いただきだ!!!!」
ゴギャアアアアアアァァァァァーーーー!!
なんだーーー!???
伊藤翔太が車の体勢を横に崩して滑り込んだアアアアア!!!!
間にいる相川が失速のピンチ!!
このまま失速してしまうのか!!!!
相川「ずっとズルズル後退していられないんだー....!!こんなところでさっきの可愛いWRXの子に顔向け出来ねぇ!!!」
花(遠隔)「うち.....!?」
先ほどのグループを離して3位を独走中の花は、一瞬だけでもヒヤリとした。
黒川「ふざけすぎだってんだろォォォ!!!!畜生がァァァ!!!」
巨大中速コーナー立ち上がり終盤!!!
路面がゲリラ豪雨により最悪のコンディション!!!3人で前に出るのは誰だー!!!???
ガァァン!!!
ギュアアン!!!!
ゴオォォォー......




