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86伝説エーペックス  作者: SAI
第1シリーズ 大玉村編
46/164

第41話 EVO9MR VS TOYOTA86GT

きたああああああああああ!

NSX吉田に足掻くも、強く引き離されてしまったクロカラスの帝王が紅い戦闘機を

ロックオン!!!


カナタ「速い...!やっぱり吉田さんは速かった_!あの速さは概念を超えている__!!」


黒川「捉えたぜ...腹切カナタ。

ロックオンした。

逃がさねぇからなアァァァ!!!」


ミラーに映った赤い瞳がカナタの背を射抜いて行く。

圧が...違う......。まるで鷹に追われている気分だ......。


黒川のエボが加速!

ゴォォォォッーー!と、いう爆音と共にマフラーからバチバチィィと火花が散って行く。


あの目つき...まさに野獣の視線ーー!

クロカラスとか黒い影とか言われてる意味がよくわかったぜ......!!


カナタの後ろにピタリッと張り付いた。

「うわ!コイツ...ここで仕掛けるのか!?」

カナタが焦る中、黒川のエボ9MRがジワジワと横から迫ってくるーー。


黒川「オラァ!どけよ赤いルーキー!!

そのポジションは俺がもらうッ!!!」


猛烈に攻撃的なコーナリングで腹切カナタに迫る黒川アアァァァァ!!

黒川がインをコーナリングで強引に抜けようとしているぞ!!!

この勝負どうなる___!!?


ブオォォォォンーーーー....

ズドオォォォン!!!

ギャァァァァァ!!!

ブオオオオオ!!!!


2つのエンジン音が鳴り響く。狭い道をサイドバイサイドで並ぶ。

ギュアアアとEVO9MRが抜き去っていく_。

86が圧倒されてしまう___!


カナタ「ッく......!!」


やっぱり速いな!EVO9!!!!!

どうしてもこの狭い道でもこじ開けないとダメみたいだなーー....!!!


その瞬間!紅い戦闘機が消えた!!!


アアア!??

なんということでしょうか!?

紅い戦闘機が用水路の蓋を利用して這い上がってきたあああああ!!!


黒川「.....さっきよりも速い!!!!やられる!!!!これが腹切カナタかーーー!!」


カナタ「ありがとう、黒川。お前のおかげで先に進める!!!!!」


ギュワアアアア!

チュドオォォォンーーー....!!


紅い戦闘機が再びリード!!!

腹切カナタのトヨタ86GTが2位に復帰したアアア!!!


伊藤「よっしゃああ!その調子だああああ!」


花「私も負けてられないね!すぐに追いつくからね!カナタ!!!」


そして、運営にとある情報が入るーー。

……なんということでしょうか。とんでもない事実が明らかに!!!!!


先ほど、オープニングゲームで応答の無かった岩永アキラがまさかのリタイヤが判明!!!!


その理由は、『実家に帰るため』とか言ってたようでー......ん?じ、実家に帰る......はい??


みんながジーンと感動したーー。


黒川「アイツにもあんな心あったんだなー。」

伊藤「岩永ー...本当はいいやつだった......」


その瞬間だった。

全員に岩永からボイスチャットから通信が入るーーーー。とてもおちゃらけたそうに岩永がファイターと観客や運営たちにつぶやいた。


岩永「な〜んちゃって。パチンコとスロット行くだけだよ〜ん⭐︎」


実況、観客、ファイター達「は?......は!???????????」


伊藤「おいおいおいさっきまでの感動を返せよおおおお!!!」

柳津「やっぱり嫌いだわお前.......」

東條「俺でもそんなの許さねぇぞ!!!

ふざけんなァ!!」


そして、岩永は今何をしているのか。

岩永はどこにいるのかーー。

彼女は、その言葉を聞いた。


「アイツのこと......放っておけるわけないだろ......」


その東條の言葉が次回、とんでもない事件へと進展するのであったーーー。


これは、86伝説の歴史にも関わる悲しいお話ーーーーー。

その世界についに初夏の空に雪が舞い始める。コースの近く、静かに降り注ぐ冷たい雪の結晶ーー。


どこからか冷たい声が降り注いだーー。

雪の結晶のように。


「この世界は...絶対に壊させない。私が......守る。」


本当にやばいぞ.......。

次回はスペシャルでお届けーー!!!


「あのねー、岩永く〜ん。

…自分が何をしてるかわかってんのか......?」

彼女は冷たく儚い....それでも守りたいものがある。

次回 42話SP

第42話 氷の断罪ー雪の王の降臨ー



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