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86伝説エーペックス[POWER!!!]  作者: SAI
POWER!!!松島編
320/364

松島編第29話 海岸沿いデットヒートバトル

若林「おっと!?ここで黒川が……!!」


ドガアアアアアンッ!!!!!!


若林「ドッカンいったァァァァァァァァァ!!!!!」

「黒川海斗のエボ9MRがぁぁ!!!」

「古賀加奈子のE46 M3に、ボディをかすりつけてッ!!」

「そのまま押し込むようにしてェェ!!!」

「再び先頭に躍り出たァァァァァァァ!!!!!!」


タイヤスモークと同時に、赤と白のボディが交錯。

アウトに逃げたE46のフロントフェンダーには、明確な擦り痕が残っていた。


フェルリア「はい……今のは明らかに“豪快”でしたね」

「このコース幅、この進入角、そしてあの距離感……通常なら避けます」

「ですが黒川くんは――止まらなかったわけです。これは、ライン勝負ではありません。意地の圧力です」

「かつて“爆弾のような走り”と称された男……その再現と言っていいでしょう」


「E46が綺麗に走ろうとした矢先、彼はその美しさごと踏みにじるように突っ込んできた」


「この男にとって、“相手を抜く”というより、“順位をもぎ取る”ことに意味があるのです」


古賀「……っ!」

ブレーキを踏みきれなかったわけではない。だが、踏んでも、遅かった。

あの進入スピード、タイヤの向き、ギリギリで“当てて”くる角度――

わざとじゃないはずがない。だが、“ギリギリ正当”でもある。


黒川の背後、もはや彼は前を向いたまま笑っていた。


黒川「ヒヨった奴から落ちていくんだよ」

「速さより前に出る。それが峠だろ?」

「なあ、加奈子ォォ」


若林「うおおおおおおおおおお!!!!」

「黒川海斗オオオオオッ!!!!」

「再び先頭ッ!!!暴走がッ!!止まらないッ!!!!!!」


【順位変動】


1位 黒川海斗(EVO IX MR)↑(NEW LEADER)

2位 古賀加奈子(M3 E46)↓(接触により一時後退)

3位 内藤セリナ(R8)

4位以下、混戦中!


若林「そしてェェェェ!!!!」

「今度はァァァァ!!!」

「内藤セリナのR8がァァァァァ!!!!」

「黒川に吹き飛ばされたM3の背中へッッ!!」

「まるで突っ込むようにッ!!追突寸前だァァァァ!!!!!!」


M3のボディが左へ流れる。

黒川に弾かれた反動のまま、ラインがわずかに外れたその瞬間――

背後から、低く唸るV10の爆音が迫る。


内藤セリナ「えへへ☆」

「どうしようかな……今、踏んだらぶつかっちゃうね……?」


「でも……止まったら……この人、潰れちゃうかもね?」


その声とは裏腹に、アクセルは緩めない。

エンジンの咆哮が、まるで笑い声のように背後からM3へ押し寄せる。


古賀「っ……まだ来るの……ッ!!?」


ハンドルを握る手が震える。

先ほどの接触でリアの挙動が微妙に乱れているのが分かる。

それでも、M3は踏ん張る――

だが、R8は**“それすらも追い詰めてくる”**


若林「やばい!!これはやばいィィィィィ!!!!」

「セリナ!!突っ込むぞォォォ!!」

「追突ギリギリィィィィ!!!」

「まるでストレートでエンジンごと押し潰そうとしているゥゥゥ!!!!」


フェルリア「セリナちゃん……遊んでますね」

「ええ、“本気”ではありません」

「でも、“止める気もない”のが、怖い」


「E46は繊細なコントロールが必要なFRです」

「後ろからの圧で、わずかでもラインを乱せば――崩れます」


「彼女はそれを分かった上で、“煽っている”」

「黒川が体当たりで破壊したのなら――内藤は“崩壊させにきている”のです」


若林「これが……エーペックスかァァァァァ!!!!!!」


追突ギリギリ

車間は1メートルもない

古賀のM3がわずかでも乱せば、次のブレーキングで喰われる


古賀「負けない……」

「絶対に負けない……!!」


【バトル状況】


1位 黒川海斗(EVO IX MR)

2位 古賀加奈子(M3)→防戦中!

3位 内藤セリナ(R8)→追突寸前プレッシャー!

4位 小岩イオリ(812)→加速開始

5位 相川美保(R33)

6位 山吹花(WRX)

7位 カナタ(86)→次の“一閃”を狙う


若林「おっとォォォォォォ!!!!!」

「先頭グループでッ!!」

「2位・M3古賀と、3位・R8セリナがッ!!!!!!」

「今ッ!!火花を撒きながらッッ!!」

「激しいッ!!!!ぶつかり合いィィィィィ!!!!!!」


ドガッ!!!

ゴギャアアァァァ!!!!!!


赤いM3が左側のラインから絞り込み、

それを遮るように内藤のR8が真横へ寄せてくる――

互いのサイドミラーが衝撃で吹き飛び、フェンダー同士が火花を散らす


内藤セリナ「ふふっ☆」

「こういうのが“レース”って感じで好き♡」


「ブレーキ?……いらないよね?」


古賀「ッッ!!このッ……!!」

「押すなら……押してみなさいよ!!!!」


踏み込む。

前輪が浮く寸前まで荷重がリアに寄り、M3のトラクションが爆発する。


内藤も退かない。

真横で、まるで「ぶつけ合って曲がる」かのような走り。

ギリギリの距離。

ボディを削りながらのコーナリング。


フェルリア「これは……もはや**“接触前提の読み合い”ですね」

「どちらかが緩めた瞬間、勝負は決まる」

「それが分かっているからこそ、両者は引かないです」

「もはやここは“速さの領域”ではありませんかもしれませんね......」

「もう精神のぶつかり合いです」


若林「アッッッッッツい!!!!」

「ぶつけてる!!マジでぶつけてるぞォォォォ!!!」

「鉄と鉄がッ!!根性と根性がァァァァァァァァ!!!!!!」


2台の塗装が削れる。

タイヤからスモークが出る。

コーナー出口、同時に立ち上がる。


完全なるサイド・バイ・サイド。


若林「どっちだァァァァ!!!」

「抜けるのはァァァァァァ!!!!!!」


若林「さああああああああああ!!!!!!」

「ついに来たぞォォォ!!!!!」

「**松島編!最初のトンネルセクション!!その名も――須賀トンネルだァァァ!!!!!」」


「全長およそ300メートル!!!」

「湿気!!スリップ!!視界不良!!!!」

「地形の圧が車体にまとわりつく!!!」

「ここで……**先頭グループが分裂したァァァァ!!!!!」」


突入前、トップを奪ったのは小岩イオリの812。

だがその後ろ、黒川、古賀、セリナが乱戦を続ける中でブレーキングがばらついた。


結果――トンネル入口へ飛び込んだ瞬間、2つのグループに分かれる!!!


■【第1グループ】

小岩イオリ(812)

黒川海斗(EVO IX MR)


■【第2グループ】

古賀加奈子(M3)

内藤セリナ(R8)

※さらに後方から追いつきつつある:相川美保(R33)、山吹花(WRX)、腹切カナタ(86)


フェルリア「……見えませんね」

「トンネルの中では、全ての感覚が変わる」

「タイヤの反応も、ブレーキの効きも、そして音の跳ね返りすら、敵になる」

「ここで強いのは、“車と会話できる者”です」


トンネル内部――ライトが複雑な反射を生み、812の黒ボディが光を切り裂く。

後方、EVOのブーストが壁面に反響する。

**バシュゥッ!!!**というブローオフの音が、2台の距離の接近を伝える。


若林「812とEVOの加速合戦ッ!!!!」

「イオリと黒川がトンネル内で火花ァァァァ!!!!!」


黒川「……トンネルなんて、関係ねぇよ」

「見えねえなら、感じろ」


イオリ「……うるさい」


そして後方――


若林「来ているゥゥゥ!!!!」

「第2グループの後ろからッ!!!」

「白と青の2台!!!!!」

「**相川美保と山吹花が!!!!接近してきたァァァ!!!!!」」


さらにその背後――赤い光が点灯する。


フェルリア「……あれは……腹切カナタですね」

「彼はトンネルの中で止まらないタイプです」


【戦況整理】


■第1グループ(突入済み)

1位:小岩イオリ(812)

2位:黒川海斗(EVO IX)


■第2グループ(突入中)

3位:古賀加奈子(M3)

4位:内藤セリナ(R8)

5位:相川美保(R33)

6位:山吹花(WRX)

7位:腹切カナタ(86)


視聴者コメント

「うわ……右側すぐ海なのに3台並走かよ……」

「道、2車線しかなくね!?!?!?!?」

「少しでも膨らんだら、タイヤ1本で終わるぞ!?」


若林「来たァァァァァ!!!!」

「高速ベッドォォォォ!!!!!!」

「須賀トンネルの中ッッ!!!」

「エボ9MRッ!!黒川海斗がァァァ!!!!」

「最小限のブレーキングで突っ込んできたァァァァァァ!!!!!!」


タイヤが、ミリ単位で滑りながらもラインを外さない。

車体は微振動を起こしながら、壁スレスレ――

だがドリフトじゃない。あれは制御された“斜進”。


セリナが、左ラインを一瞬広げたその隙を――

黒川はカウンターで差し込んでいた。


フェルリア「速い……これは“踏みながら曲げている”……」

「“滑らせる”でも、“飛ばす”でもない……」

「車体の挙動を利用して、四輪すべてで地面を喰ってます」

「これが……彼の四駆の理論、“黒川理論”です」


内藤「……チッ」

抜かれたその瞬間、視界の先が閉じた。

だが、それは迷いの音。


古賀「速……ッ」

あの角度、あのスピード。

ブレーキの踏み遅れじゃない、“あえて遅らせて踏んでいる”――

完全に読めなかった。


イオリ「嘘でしょ……?」

「……なんで……あんなに速いの……」


暗闇のトンネルに響く、赤黒のエボの咆哮。


黒川「……これが……俺のエボだよ……!!!」

「曲がる……ッ!!まだ曲がる!!!」

「これこそが……“四駆”ってモンだろうがァァァァ!!!!!!」


「峠を知れよ――舐めてんじゃねぇぞ、雑魚共……!」


若林「黒川ァァァァァァ!!!!」

「須賀トンネル内で再浮上!!!812、M3、R8をまとめて斬ったァァァァ!!!!!!」

「エボが今、主役になったァァァァァ!!!!!!!!」


【トンネル内変動】


1位 黒川海斗(EVO IX MR)↑

2位 小岩イオリ(812)↓

3位 古賀加奈子(M3)↓

4位 内藤セリナ(R8)↓


若林「1位がさらに前へ!!!」

「黒川海斗のエボ9MR!!!高速ベッドのカウンターで完全に抜け出したァァァ!!!」

「しかしッ!!!」

「2位から4位は!!!まだまだ明らかにッ!!!」

「**怪しい空気が続いてるゥゥゥゥゥゥ!!!!!」」


セリナのR8が古賀のM3のリアに照準を合わせ、

M3は812の巨体に前を塞がれ――それでも、誰一人ブレーキを踏まない。


フェルリア「ええ……これは、まだ何も終わっていません」


「812は明らかに焦ってます。イオリくんは本来、もっと余裕をもってラインを選ぶタイプ」

「今は視野が狭くなっている。前に出られなかった焦りが動きを粗くしてる」


「セリナちゃんは……逆に冷静すぎます」

「怖いのは、彼女がもう引く気がないこと」


イオリ「どけ……邪魔なんだよ」

前に出た黒川のテールを睨みつけながら、812のアクセルが一段階深くなる。


古賀「……まだ来るの?セリナ……」

ミラー越しに見えるR8のLEDが、すでにリアに“触れる”距離。


セリナ「うん♡」

「もう、止まらないから」


ドンッ……!!

812のサイドにM3が軽く接触。

その直後、R8がM3に対して真横へ寄る――三つ巴の殺気が、トンネルの闇に収束する。


若林「ぐ、ぐ、ぐるるるるるるる……!!!!」

「これ!!出口手前で!!何か起きるぞこれェェェ!!!!!!」

「**黒川は前に出たけど!!!!残りの3台がッッ!!ぶつかる寸前だァァァ!!!!!」」


須賀トンネル、残り100m。


前だけが、静かだった。

後ろは今にも爆ぜる――火薬庫だ。


若林「来たぞォォォォ!!!!!!内藤セリナの黄色いR8ッッ!!!!」

「トンネル出口直前で猛加速ゥゥゥ!!!!!この挙動ッッ!!!まさかッ!!ついに――**フミッパスライダーきたかァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!」」


フェルリア「今のブレーキ……いえ、ブレーキではありません」

「減速なしで“踏みながら曲げている”……これは……発動の兆候です」


「彼女の特殊技、“フミッパスライダー”」

「右足と左足を同時に操作しながら、リアの荷重移動を極限まで利用することで――」

「車体をスライドさせずに滑らせる、まさに“滑空するR8”」


セリナ「んふふ……♡」

「ちょっとズレるだけだよ」

「でも……それができるの、私だけ♡」


音が変わった。

アクセルオンのまま、回転数が跳ねる――

それでもタイヤは暴れない。

**黄色のR8が“傾いて進む”**ように、M3の横へ張りついた!!


古賀「……なッ……この動き……ッッ!!?」


まるで“横風”のように押し寄せるR8。

M3の姿勢がわずかに外へ逃げたその刹那――


若林「セリナが飛んだァァァァァァ!!!!!!!!!!!」

「**R8が!!M3を!!すくい上げるように抜いたァァァァァ!!!!!」」

「フミッパスライダーッッ!!!これが……これがセリナの必殺技だァァァァ!!!!!!」


フェルリア「まさに……R8のポテンシャルを限界まで引き出した、芸術です」

「トンネル内という最悪の状況で発動できる者は――彼女以外にいません」


【順位変動】


1位 黒川海斗(EVO9MR)

2位 内藤セリナ(R8)↑(フミッパスライダー炸裂)

3位 小岩イオリ(812)↓

4位 古賀加奈子(M3)↓

5位 相川美保(R33)

6位 山吹花(WRX)

7位 腹切カナタ(86)


若林「さああああああああ!!!!!!」

「先頭グループから5秒後!!!」

「5位グループの3台が!!!!須賀トンネルに突入しましたァァァァ!!!!!!」

「白のGT-R、青のWRX、そして赤い戦闘機――来たぞォォォォ!!!!!!」


花「ちょ、ちょっと待って今のッ!!?」

「なんなの今横にあったやつ!?!?」

「隣にさ……小さなトンネルと……**Googleマップにも載ってない道があったんだけど!!!」」


カナタ「…………」


黒川(通信)「それって……」

「……おかあちゃーみたいなわんちゃんトンネル?」


花「狼だって言ってるのよォォォォ!!!!!」

「もオォォォォォォ!!!!なんで私、犬扱いなのよおおお!!!!」


カナタ「……あ、そういえばあった。前にも一回見た……あの脇道」


フェルリア「はい、私が詳しく説明しましょう」


「あの隣のトンネル――通称サイドアーク・ルート

「正式には“須賀分岐連絡道第4号”」

「旧型の軍用道で、現在は封鎖されていますが……」

「実は松島の地下全体に張り巡らされた“もう一つのルート網”の一部です」


フェルリア「Googleマップに存在しないのは当然です」

「“地図に載らない道”とは、“書かれなかった物語”でもあるのです」


花「なにそれ……なにその“遺跡の鍵を開ける選ばれし者”みたいなやつ……」

「おじいちゃんの車とかじゃ無理なの!?」


カナタ「……いや、たぶんそのうち開くよ」

「俺たちが今見えてるってことは……このレースが、あのルートの封印を揺らしてるってことだ」


美保「……うん。海の流れ、ちょっとずつ変わってきてるから」


若林「そこにッ!!!」

「赤い戦闘機が並ぶゥゥゥゥゥ!!!!!!」

「腹切カナタァァァァァ!!!」

「トンネル内、ついに5位グループへ追いついたァァァ!!!!!」

「前を走るのは!!相川美保のR33GT-R!!そして、山吹花のWRX STI!!!」

「三つ巴!!!来たぞこれはァァァァ!!!!!!」


カナタ「花……!」

「やっと追いついた……!」


ハンドルを握る指が、少しだけ強くなる。

後方から見えていたWRブルーのテールが、ようやく真正面へと現れた。


花「カナタくん……!」

「でも――行かせないよ……!」


トンネル内、路面の反響、排気音、振動。

すべてが不安定。

それでも譲らない気配が、二人の間に火をつける。


美保(通信)「後ろ、来てるよ……」

「でも、カナタは焦ってない。むしろ、ここから狙ってる……」

「……花、呼吸を合わせて。抜かせないよ、ここだけは」


花「うん……ッ!」


若林「前を走る美保と花が!!!」

「見えない連携ッッ!!!!」

「カナタを完全にブロックするラインだァァァ!!!!!」

「これは通れないか!?いやッ!!腹切カナタのことだ!!なにかやってくるぞッ!!?」


カナタ「……くっそ狭いけど……行くしかねぇッ!!」


WRXのテールランプが、トンネルの壁に反射する。

その隙間、壁スレスレのグレーの影に、

カナタの赤い86がじわりと張りついていく。


花「……!?来るのッ!!?」

美保「カナタ、ラインが潰れてる……それでも来るの……?」


カナタ「曲がりながら押し込む……!!」

「トンネルの傾斜と、花ちゃんの吸気音、そして……」

「美保ちゃんのGT-Rが作る風圧を利用する!!」


フェルリア「まさか……風の逆流を読んで滑り込む気ですか……!?」

「この密閉されたトンネル内でそんなこと……できるわけが……!」


カナタ「できる……!!だって……」

「俺の86は、花のことを知ってる……!」


【順位状況】


5位:相川美保(R33 GT-R)

6位:山吹花(WRX STI)

7位:腹切カナタ(TOYOTA 86)←現在 並びかけ


カナタ「……同じスバルだから……か?」

「花には……負けたくない気持ちが……強い……ッ!!」


トンネルの壁面に、青いWRXのリアが揺れている。

そのすぐ隣、カナタの赤い86のフロントが、僅かに横へ膨らむ。

たった数センチ。けれどその先にあるのは――抜くか、飲まれるか。


カナタ「誰よりも丁寧に曲がって……誰よりも美しく滑ってくあの走り」

「でも――俺は、“赤い戦闘機”なんだよ……」

「だからこそ……同じスバルの名を持つ花には……!」

「**一番、負けたくないんだよおおおおおおッ!!!!!」」


若林「でたぁぁぁぁ!!!!!」

「腹切カナタの内なる叫びィィィ!!!!」

「スバル対スバルッ!!!」

「花のWRXに!赤い戦闘機86が食らいつくゥゥゥゥ!!!!」


フェルリア「車のスペックではなく、ブランドを背負った戦い……」

「この2人にしか分からない“負けたくない理由”」

「それが今、トンネル内で爆発しようとしています……」


花「……分かるよ、カナタくん」

「だって私だって……負けたくないもん!!」

「同じスバルだからこそ……!」


ブレーキを抜いた。

わずかに86のノーズが花のドアに並びかける。


美保(通信)「花、ラインをキープして……今ここで引いたら、カナタが行くよ……!」


花「……わかってる……!!」


【展開寸前】 カナタの赤い86

花のWRX

美保のR33


トンネルの中、3台のスバルと日産の重なり合う走り――

“絶対に負けたくない理由”がここにある。


ドオォォォォォォンッ!!!!!!


濃紺のLC500がブレーキランプを点滅させた次の瞬間、チャンピオンイエローのスイフトスポーツが鋭く飛び込んできた!!!


伊藤「見えたぜ……この一瞬ッ!!」


伊藤翔太のZC33S、軽さと立ち上がり加速を武器にミルキークイーンのLC500に襲いかかる!!!

直線ではパワー差がある。しかし――この松島のコーナーリング、特に下りのS字セクションは、軽量ハッチの舞台!!!


ミルキークイーン「ん〜?…あらあら、来たのねぇ〜……」


スイスポが右に膨らむLCのインをえぐるッ!!!


若林「来たああああ!!!伊藤翔太のスイフトスポーツ!!!LC500の内側ァァァァ!!!コーナーの入りで一気に詰め寄ったァァァ!!!」


フェルリア「このS字……軽さが効いてきましたね……!LC500もレクサスの中では走り志向ですが、やはり車重があります……!」


伊藤「もらったァァァァァァァ!!!!」


ギャアアアアアアアアアアンンン!!!!


車体を右へ右へと振りながら、ミルキークイーンのラインのさらに内側へとスイスポが飛び込む!!!


ミルキークイーン「んふふっ、やるじゃない〜……でも、油断したら……ぎゅって捕まえちゃうんだから♪」


若林「完全に抜いたァァァァ!!!14位だった伊藤翔太がここで13位浮上!!!!しかも前には岡田のGRカローラが見えてきたぞォォォ!!!」


フェルリア「さあ、ZC33Sが次に狙うのは……12位圏内。軽さのスイフトが、パワーの暴力に挑みます。」


【最新ランキング】(松島編 現在)


1位 黒川海斗(EVO IX MR)

2位 内藤セリナ(Audi R8 V10)

3位 古賀加奈子(BMW M3 E46)

4位 小岩イオリ(Ferrari 812 Superfast)

5位 相川美保(R33 GT-R V-spec)

6位 山吹花(Subaru WRX STI)

7位 腹切カナタ(TOYOTA 86)

8位 柊蒼真(Civic Type R FL5)

9位 佐藤大河(Corvette C8)

10位 佐藤ジュン(RX-7 FD3S)

11位 霧山トオル(Lamborghini Veneno)

12位 岡田大成(GRカローラ)

13位 伊藤翔太(Swift Sport ZC33S)UP!

14位 ミルキークイーン(Lexus LC500 DOWN

15位 山吹芽衣(Porsche 911 GTS)

16位 柳津雄介(BMW M4 DTM)

17位 湯川サトル(Honda S2000)

18位 高村圭吾(Fairlady Z Z33)

19位 サテラ(EVO VII MR)

20位 川村修一(Kワークス)


(リタイア:相川律、クレア、坂田五郎丸)


ミルキークイーン「あらあら〜......元気ですわね〜......」

「......でも、そう簡単に先にいけるとでも思いまして、、、?」



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