第20話 BMW M4 VS TOYOTA86GT
高速コーナーが増えてきたレースの東部環状線の区間も後半に突入ー!!!
柳津のBMW M4とカナタの86が接近戦を繰り広げていたーー。
抜きつ抜かれつのこの戦いに歯止めはあるのかー!??
7位グループが連続で続く高速セクションのコーナーへ!!!
ついにこのときが来ましたーーー!!
なんと、BMW M4に腹切カナタの86が完全に張り付きましたアァァァ!
柳津「ーー......直線で負ける気はしない。
だけど、あいつー...いつの間にか背後にいるな......。
これはもうのんびり今回はやっていられないな......!!」
カナタ「.............!!!」
ギャアアアアアァァァァァァァァッッッンンン!!!!
来たアアァァァァァアアアァァァァアアア!!!
2台が強烈なスピードでどちらもガードレール接触寸前のブレーキングとコーナリング!!
腹切カナタが前に出たアアアアァァァァァ!!!
ーーーしかし、柳津も譲りませんーー!!
この勝負どうなるーーー!??
絶対に目が離せないぞオオォォォォ!!
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7 柳津 雄介 BMW M4 内側のブロックアンドアタック!
8 腹切 カナタ トヨタ86GT(赤) 内側から外側にラインを変えて勝負に出た!オーバースピード!
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柳津「横G、抜けろォオオ!ここでくたばるわけにはー...!!!」
ギリギリでM4がこらえたアァァァァ!!
いやー、これは.......ええええええええええ?!???
紅い戦闘機がコーナーのボトムの反動を利用して吹っ飛んで圧倒的にオーバーテイクしたアァ!!!
柳津「うそだろオオォォ!??なんで86でそこまでいけるんだよオオォ!!」
カナタ「すみません、柳津さん!先に行かせてもらいまーーー」
また来たぞオオオォォォ!再びBMWM4柳津がオーバーテイクしたアァ!!!
柳津「まだ終わってはいない___。」
カナタ「ライン取りでやられた!惜しい!もう少しのコーナーの角度が傾いていたら追い上げでここまでやられていなかった__。」
伊藤「__流石にM4はきついか......。でも、カナタなら抜けるって信じてるからーー。」
YAMABUKI MORTORZでも応援の声がーー。
店員2「カナタアアアァァァ!そんな腑抜けたM4やっちゃエェェェェ!!!」
誰かに応援されたというよりも誰かが背中を押してくれているーー。
行くか。覚悟しろM4。今度こそ抜いてやる__!
この先の東部環状線からR118へのスーパースポーツゼビオの手前の右コーナー!
右コーナーは左利きであるオレにとって得意なんだーー。
メーターが210キロのスピードまでしか出ないけど_...コーナーなら問題ないッ!!
ギュウウウウウウウウウウウウゥゥゥゥン!!
再びM4にカナタが並んだ__。
柳津「___!ここまでか___?速い!!!」
さぁ!きたアアァァァァァ!!
スーパースポーツゼビオの手前の右コーナーでのブレーキング勝負!!!
紅い戦闘機が再び勝負を仕掛けてきたアアアァァァ!!!
RVのコーナーの魔法使いであるBMWM4 VS TOYOTA86GTの結末は!????
誰かがスピンしてクラッシュか!????
どちらかがオーバーテイクか!?????!!!
ギャアアアアアアアアアアアアアアン!!
ギュウウウウウウウウウン!
ゴオオオオオォォォン!!!
2台のブレーキングスタートオオオォォォ!!!
どっちが並ぶのか.....!!!
腹切カナタが溝にタイヤを入れてしまったアアアァァァァ!!
ズギュウウウウッッン!
ドッ...ギャアアアアアアアアァァッァァッッン!!!
一方、その頃先頭では黒川が3位を引き続き走行中__。
そこにーーーーーー!
きたアアァァァァァ!!!紅いルーキー!腹切カナタアアアァァァァ!!
カナタ「全員、よく聞け。
...オレは腹切カナタ。この手で86伝説を築き上げる!!!!!」
伊藤「86伝説-......」
黒川「.....ケッ!上等じゃねぇかよォ!お前のその車をわざと意図的にブロックしてそれで
電柱送りにしてやんよォ!オオオオオオラァ!!!」
ドパパパパパパパアアアアアァァァアアーーーーーンン!!!
ついに紅いルーキーとクロカラスが激闘を繰り広げてしまうのかアアアアア!???
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YOUAREHERE!! Sukagawa City Takakuda Sakai 91 R118.
1 吉田ノリアキ NSX NA1
2 岩永 アキラ GTR R35
3 黒川海斗 LANCER EVOLUTION IXMR
4 腹切 カナタ トヨタ86(赤)
5 柳津 雄介 BMW M4
6 伊藤翔太 SUIFT SUPORT ZC33S
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そしてーーーまだまだ第2戦が続いていく......。
そのBMW M4 VS TOYOTA86GTの様子を全世界がライブでスマホやテレビやパソコンで見届けていた__。
???「できたばかりのエーペックスカップでここまでやるとは__。
私が来年開催予定のエンジェル46でそいつらを......仕留める__。」
とある首都の居酒屋。
そこには客はひとりしかいなかった。
オレンジ色のNDロードスターがきらりと輝いていた。
???「あー!おじちゃん!醤油ラーメンにホルモン!レモンサワー追加でおねしゃーす!」
居酒屋店長「あいよー!いつもありがとねー!お兄ちゃん!」
テレビを見ながら店長に言う。
そのテレビにはBMW M4 VS TOYOTA86GTのシーンが鮮明に表示されていた。
陽太「おれ、陽太っていいます!」
そして、そこから近い湾岸のPAでは水色のEVO7MRが楽しそうにライブと湾岸の景色を見ながらにやけていた__。
???「あれー?黒川くーん?君さー、エーペックスカップ(そっち)に行っちゃったのー?
......うちも出ないとねー。」
さらに首都に近い大きな一軒家。
???「おい!???!あいつらがエーペックスカップに出たみたいだぜ!」
その人物にそのライブの様子を見せた__。
???「わぁー!すごい!86でM4を!??」
???「次...会ったときは覚悟しろ!86!あのオープンカップのは悔しいほど涙が気持ちに出ちまった.....!!」
そして、レースの舞台に戻る__。
さっきのドッグファイトで全世界が注目を腹切カナタに浴びてきた瞬間でもあった___。
これが全世界にとって86伝説誕生の瞬間でした__。
SNSからの反応
・まさかM4を!?...あのM4をあの角度から抜けるの!?嘘でしょ!?
・今夜は腹切カナタの噂で全世界が大盛りあがりするだろうな__。
陽太「店長!これが伝説だよォォ!」
湾岸のEVO7MR使い
「黒川くーん☆もうこっちは大晦日のバトル、エントリーしてるからねー?」
店員「強いね.....あのヒト.....」
店長 冷ややかに微笑みながら
「おぉー、やるねー。でも、この先はもっと寒くなるからね~?...うへ~。」
店員2「そう....本当の86伝説はここからー......」
店員 「一方!ズルして先に行った岩永が絶対王者NSX吉田に追いついてー!??」
次回 第21話 神の気配を纏う伝説
吉田「さぁ!出番だぜー!N・S・X!!!!」




