第102話 最後のトンネルバトル
紅い戦闘機でカナタのトヨタ86が同じ紅い色をした岡田大成のGRカローラに激突していくッーーーーー!!!!!
岡田「お前とバトルするのは初めてだったな腹切カナタッ......!
どこまでこのAWDに食いつけるかなッ、、、、、、!!????」
カナタは、何も言わずにただアクセルを踏み出して紅い戦闘機を突き進めていくッ!!!!!!
トンネル内では、アウト側だと膨らんで怖いと普通の人間なら思うだろう。
あえてその人間の感覚が本当かのようにガラ空きがアウト側だったためにインに入るフリをした。
そこから、カウンターからの慣性を使ったドリフトで岡田のGRカローラに一瞬にして並び込んだーーッ!!!!
……これはいったァァァ!!!!!!!
腹切カナタがトンネル付近の前のシケインを見事立ち上がり2回も方向転換しながらドリフトをします!!!
これが噂の慣性ドリフトでしょうかァァァァァァァ!!!????!??
さらにィィィィ!!!!!
…ラインをクロスさせてオフサイドに
なっていたアウト側を差し込んできましたァァァァァ!!!!!
伊藤「後方で何がッ!!??」
「マジかよッ!カナタッ....
お前、そんなことしたら...4ぬぞ!??
何やってんだァァァァ!!!!」
ゴォォォォォォォーーーーッッ!!!!
ゴギャアアアアアア!!!!!!!
腹切カナタの紅い戦闘機がGRカローラを抜かせないようにイン側へとドリフトでトンネル内を突き進む。
その瞬間、知らないうちに単独で近くを走っていた相川もオーバーテイクしましたァァァァァ!!!!!!!
これがトルクチューンした紅い戦闘機のパワーなのかァァァ!????
これが本当にNAなんでしょうかァ!??
1回のドリフトだけでトンネルを突っ切ったんですよッ!!????
ベルギー「......凄いッ......!!
この短時間で左にハンドルを捻りまた右にハンドルを切り返し車体を捻りながらゼロカウンターの慣性ドリフトでありえないスピードでトンネル内を駆け抜けましたーーッ......
「私もここまではできません。
普通の人にはこんなことできませんッ...。
まさかここまで進化していたとはーー」
さらにーーー!!!!立ち上がりで柳津雄介に....いや!??行くかァァァァァ!!?????
ギュオオオオオオオ!!!!!!
ボボボボオオオォォンー......
柳津「外からの立ち上がりッ!?
以前よりも速いッ...!抜かれるッ!!」
ーー柳津雄介をあっさりとオーバーテイク成功!!!!!!!!
前方に内藤セリナのR8が迫るゥゥゥーーー!!!!!!
コースは大橋を抜けて大型クランクへ......!!!!
内藤が静かに一瞬だけ後ろの紅い戦闘機を見つめた。
腹切くん......。
君と前半バトルしたのもここだったわよねッーー?
じゃあ、あなたにも見せてあげるわ。私のフミッパスライダーをねッ!!!!
ギュオオオオオオオ!!!!
ギュゥゥゥゥゥン!!!!!!!
カナタ「......!!!
さっきよりも追いつけなく感じる?」
「そんなッ......ことは無いはずッ!!!」
内藤「ほら?私のフミッパスライダー
...たまらないでしょ?」
「私のパワーにひれ伏しなさあああああああああああい!!!!!!!!!」
……やはりR8は速かった。
さっきまで見えていたはずのテールランプが視界にも映らないほどに
消え去っていくーーー。