イラスト&ヒント①
ヒント①
ロポリスについて
概要:
ロポリスは、海面上昇によって世界各地から集まった移民によって構成される、多様性に富んだ巨大な島である。
地価や居住地の条件によって住民層が大きく分けられており、海面に近いローランドは低所得層や移民が多く住む貧困地帯、高地のハイランドは富裕層や企業のエリートが集う地区となっている。
この分断は貧富の格差をますます拡大させている。
歴史背景:
もともとロポリスは東アジアと南アジアの中間に位置する王政国家だった。
グローバル化の進展により移民受け入れを積極的に推進していたが、海面上昇による世界的な避難危機が深刻化し、予想をはるかに超える移民が流入。
その結果、自国民の人口を移民が上回り、政府が移民よりも自国民を優先した政策をとったことから、社会的緊張が爆発した。
内紛により、国王が暗殺され、政府要職者数百名が死傷する事態となり、国家は事実上の崩壊を迎えた。
その後、ロポリスという名前は国家の名前から、人々の移住先としての社会全体を指す総称に変わった。
福祉と企業:
崩壊した国家の代わりに、福祉が企業によって事業化されるようになった。
警察、消防、救急など、かつて公共サービスだった分野もすべて有料化され、企業の競争市場となっている。
この状況により、サービスの質は地域や収入により大きく異なり、社会の不平等が加速している。
未解決の謎:
崩壊時に死亡したとされる国王の子孫の生死は確認されておらず、生存説が根強く残っている。
一部では「王族はロポリスに潜伏している」という噂も広まり、島を巡るさらなる混乱を生み出している。