表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/54

24 陰謀の群れ

前話の話数を24⇒23に訂正

さらに、商都を城郭都市と書いてしまったのを訂正

(最初から城郭なしのつもりでしたが、なんで間違った)

ついでに、投稿orz

たったったっ


予想より、かなり早目の商都到着


昼前には、街道筋を商都の領域に入ったのだが

その途端

数名の少年が駆け出して街のそこここへと散っていく


「あれは?」

思わず聞いてしまう

「シティスパローという奴ですね、目端の利く子たちのお小遣い稼ぎ

 どこのだれがやって来た

 どんな様子でやって来た

 これがわかるだけで、なにがしかの価値になる

 ここは、そういう場所なんですよ」


「そういえば、ここは旧王都とおっしゃいましたのに

 城壁がないのですね?」

興味津々のご様子のお姉さま、もちろんわたしもなのだけれど


「現在の王都が開かれましたときに、ここの城壁は撤去されました

 だって、王都からたった半日、一日の距離に城塞都市があっては

 有事の折にいろいろと、でしょう?


 王国が大きくなりすぎまして、もう、こちらのような場所では賄いきれない

 そこで、現王都に遷都されたわけですが

 旧王都の立地条件と申しますか

 街道の集まる、街道ができやすい場所でもありましたし、ね

 そこで、頭の良い方が

 こちらを商業都市、特に金融関係のお仕事の本拠はこちらに限ると

 お振れを出されたのですね


 もちろん、王都にも皆様支店を出してはおられますが

 お見えになるとわかると存じますが

 おかげで王都は優雅、こちらは精力的と個性が出ておりますね

 ま、わたくしはこちらの方が好きですが


 ご存じの通りの、個人的な事情で、頭のなかは

 ええ、少々うるさくもありますが

 王都で出会う得体のしれない連中よりも、ギニーに忠実

 それに燃えておられる方々の方が安心とそう思ってしまいますねぇ」


なるほど、レイチェル様ならそういうこともあるのだろう


まずは、ということで

ここにもあるという、商都のギルドに向かうのだが


「レイチェル様?ここって?」

「ええ、政庁の端っこ、といいますか、父の屋敷の一部ですねぇ

 なにしろ、元の王宮

 無駄に広いんですよ

 無償で提供しているようですよ?

 営繕費はギルドもち、そういうことで、ですけれどね」


なるほど

馬車を停め

とことことこと、ついてゆく


アスティナさんがむろん先に立ち

受付嬢さんに用向きを告げる

「ステラリア家の家人けにんでございます

 リンデにて発注いたしました指名依頼

 リンデからこちらまでの護衛

 無事達成いただけましたのでご確認に上がりました」

と、独立契約としていた護衛部分の契約書を提出し

わたしたちもギルド証を提出する


「ステラリア家からの護衛依頼の達成

 たしかに確認させていただきました

 ギルド証への依頼達成の記入、済まさせていただきました

 ただ・・・」

「ただ?」

「本件につき、依頼者および『ウロボロス』の両者に

 ギルド長より面談を要す、両者の拒否は不可

 と、こう指示が出ておりまして」


はぁ?

なんですか、それは

「・・・承りました、仕方ありませんわね

 皆様申し訳ございませんが、今少しお付き合いを

 ではご案内を、アスティナ、参りましょう」


案内に立つ職員さんに付き

レイチェル様、わたしたち、ついでアスティナさんが元王宮の一部という

ギルドの中を進むが

なるほど、わたしなどが西欧の王宮の映像や、写真などで見るような

超絶華美な装飾こそないが

それでも十分豪華と思える

というか、素人の私のでも、いい趣味してるとおもえる

奥に通った瞬間から、絨毯に足が沈んでいたりするし

装飾少なめ、品質最高、そういう感じではないかしら?


さて、案内されたギルド長さんの執務室


庭園を見下ろす巨大な窓を背景に

これだけでリンデのギルド長執務室を占領しそうな大きさのデスク

そこに一人の男が逆光の中、着席しており

傍らに、長身痩躯、白髪の男性が一人

むぅ、どこかで見たような光景ではある


「久しぶりだな、『レイチェル・レ・ステラリア』

 2度も襲撃されたそうではないか、少しは自重してはどうだ?

 無駄に危険を買うこともあるまい?」


なかなかに渋い声音のおっさんではあるが

結構威圧的に言ってくる

「なるほど、今日はそれですか・・・

 アスティナ、やっておしまい」


は、はいっ?


「承りました」

いうが早いか

ひゅん

ギルド長に向かって飛ぶ何か

かしっ

ん?

いつ動いた?

少し離れて立っていたはずの白髪の男性が、先程アスティナさんが放った何かを

片手で受け止めている


「お父さま、今日はちゃんとした冒険者さんとご一緒なんですからね

 じゃれないでくださいな」


え、おとうさま?


「レイチェル、こうでもしないと会いに来ないじゃないか

 別家、独立は許したが、2度も襲われたとも聞いたしな

 少しはお灸をすえておこうかとこう思っただけで他意はないさ」

とたんに口調がラフになる、おっさ、いやギルド長


「クラウスさんも、いい加減、こういうお飾りは放り出して

 ギルド長に座ってくださいな、皆様お困り、でしょう?」


「やだね、お飾りで座って頂くには、こんな有難い方はいない

 全面的にお任せいただいているし、お金関係の面倒を押し付けるには

 こんな頼りになる方はいないしな、お父さまが万が一、ギルド長を退かれたら

 きみ、うん、レイチェル様だよ?

 あぁ、ステラリアでってのは許されない、ゼクストレーメの方で

 務めて頂くからね、

 『ふところの太った神輿を担げ、それが軽ければ最高だ』

 それが商都冒険者ギルドの習いで

 さらさら変える気なんざないなぁ」

「いった、今、言ったな、軽いとか?」

このひとたち、色々駄目な気がする


「あぁ、御地位に反して、御腰が軽い、むろんほめ言葉ですとも」

「おのれ、据えてやる、私の眼が黒いうちに副を取ってやるからな

 覚えているがいい」

「お父さま、逃げますよ、クラウスさんは」

「むぅ、レイチェル、お前はクラウスに長になれと言った

 わたしもぜひ、こいつを長にしてやりたいと思うとも

 後ほど協議をしようではないか、知恵を貸すがいい」


にや、にこり


ほほう、こちらの親子のなかは良好、そういう事なのだろう

仲良きことは何とやら??


うーん


お話の中の誰が、どんな演技をしていようとも

偶然です、ええ、偶然ですとも!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ