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お風呂(男湯)に入るよ


いや、でもお風呂って、ガバガバ先生や無邪気タンケイちゃんはいいとして、イーディさんは?

…なんとも思ってないみたい?

タンケイちゃんからタオルを借りるとさっさと脱衣場へ。

ショタじゃなければどうでもいいのか?

いや、弟子として先生の悪影響を受けた説。

心配になってきた、カロツェ家の女の子、大丈夫か?


先生はさっさと脱ぎ始めてるし、イーディお姉さんもさばさばしたもんだ。

ロボ相手とは言え…もう少し恥じらいがあっても…

「えへへ、アイザックさんはウチが洗ってあげるっす。」

おう、タンケイちゃん! ありがと。

「なんだ? そりゃ? タンケイ!」

先生がタンケイちゃんの革ブラジャーに驚愕!

「これ、いいっすよ。おっぱいぶつけても痛くないっす。」

ぶつけるもの、なのか? おっぱい?

「うーん、いや、これはいい! 欲しい!」

「これ…売れるんじゃ? まてよ、職人が使うんでなければ、布製でも…」

「今度、ダットと相談して…きっと、デイヴィーも欲しがる!」

新商品開発の予感。きっとヒットする。ブラジャー革命。

ノーブラ文明が消えてしまうのは惜しいが、それも歴史の必然。

きっと、壁画に残る。ノーブラ鳥獣戯画。


「男湯ってこうなってたんですね。」

イーディさんが、思わす声をあげる。

岩風呂だ! 湯船に巨石。

こんなでっかい石どこから? どうやって?

「もともとあったんだよ、この岩。」

「風呂を作るとき、除けようとしたんだが、掘っても掘っても…」

「想像以上にでかくてあきらめた。」

「他のところを先に作り始めてたから、そのままでいいやってことに」

こんなところにポツンと巨石が? 周りは平地だよね?

「この岩のおかげで湯が冷めにくいらしいぞ。」

「なんか、あったまり方も違うと言うやつもいたが…」

イーディさんが岩を見つめて

「そういえば、なんだか光ってるような…」

光ってる? エルフ眼か?

視覚センサー波長変更! ああー、ほんとだ。遠赤外線出てる。

有能だな、岩!


そして、イーディお姉さん。

背が高いからすらっとして見えたけど。

脱いでみると印象変わるね。

必要十分、プラスアルファの出っ張りとくびれ。

タンケイちゃんや妹エルフみたいな尖った魅力や尖ってない魅力とは違う安心感。

柔らかさも必要十分。

こりゃ、ベータ君も一緒に入れるわけがない。


「アイザックさん、こっちこっち!」

タンケイちゃんが謎の液体を手に付けて…

あーこれ、先生が髪洗うのに使ってたやつ?

髪用とボディ用が? きっと手洗い用もある。

「ここ、座って!」

楽しそうだなタンケイちゃん。

ぴょんぴょんしそう。ぶるんぶるん。

お風呂におもちゃ持ち込むタイプ。アヒルとか。

そして、今、おもちゃは俺。

「行くっすよー。」

頭からお湯かけてゴシゴシ洗ってゆく。

洗車される自動車の気持ちがわかった。

でも、いい気持ち。

頭から肩、背中へ手を伸ばして…なんで前から洗ってんの?

普通、背中から流すんじゃ?

この辺が洗車扱い。でもいいんすよ。

360度視覚使わなくても見えちゃう位置。

いや、俺と比べて、体ちっちゃいんだから背中には手届かないでしょう?

時々くっついちゃうんですけど。

ぷるん、ぺったり。ペタペタぷるん。

今度は背中に回って、洗う。

「おおーすごいっす。装甲、複雑っすねえ…」

ごしごし、ぺたぺた、ぷるぷる。

押し付けるのとは違う微妙な触れ方。

俺の触覚センサー、前より敏感になってない?

おう、そこ洗うの? 腿の間の付け根の部分、すなわち股間!

「ふんふふーん」

鼻歌まじり?

普通、男のここには、あれがあって、こんなことすると、ああなっちゃうんですよ。

そうかー、経験や知識がなきゃわかんないもんなー。

イーディさんこっち見て苦笑いしてるな。経験があるんですか?

まさか、ベータ君で予行演習を?

おう、タンケイちゃん、おう!

俺はロボ!俺はロボ! 動ぜず、感じず、うろたえず。

エンジンを切り、サイドブレーキを引いて…微動だにしない!


ザーッとお湯で流して、

「終わったっすよー」

「ありがとうございます、タンケイさん」

とても気持ち良かったです、とは言えないな、道徳的に。

「キレイになってうれしいです。」

「えへへー」


「アイザック、洗い終わったらこっちへ来い。」

ん、何ですか先生?

「こっちだ、こっち!」

岩を登り始めた? 何やってんの先生?

おヌードなんですけど、おっぴろげなんですけど?

丸見えを超えたその奥へ。

くぱぁを超えたかぱぁ。


ディスクロージャーと言う言葉がある。

綴りは「Disclosure」

dis-close、つまり「閉じない、隠さない」ことの派生語

英和辞典で最初に出てくる意味は「暴露」

なんでか日本では情報「公開」とか情報「開示」とかにされちゃって

「隠さない」ってニュアンスが消えちゃった。

かくしてお役所は肝心な部分を塗りつぶした黒塗り文書を「公開」することに

黒塗り、すなわち、いわゆる、海苔修正!

そして、今の先生は無修正!

エルフ界のディスクロージャー!

ついていきますよ! エルディー先生!


…いや、無邪気タンケイちゃんですら赤面してるぞ。

も、少しクローズ。

湯船につかっていたイーディさんは…冷静、冷やか静か。

あきらめたような、悟ったような。

諦観と達観と。


湯船に入り、先生の後を追う。

イーディさんがよけてくれた。

お湯の中でゆらゆら、白いふくらみとピンクの先っちょ。


「登ってこい、ここだ。」

もー、先生ったら! いや、登れるのか? 俺。

金属製だし、滑るんじゃ?

おお、登れるぞ、まったく滑らない。

折り紙の時もそうだったが、何か特殊な表面加工があるのか?

足にも?

いや、装甲パネルを拡大した時に見たウロコみたいな構造。

用途に合わせて表面の構造を変えているのか?


先生の指さすところにあるのは…

QRコード? 遺跡の扉にあったのと同じやつ?

「何か刻んであるのは知ってたんだが、場所が場所だけになかなか調べられなくてな。」

「ピロリーーーン」

『開錠に必要な要件が満たされていません』

またか。

『特定の条件下で対応不可能な敵の存在』

よくわからんぞ?

「魔法光で照らしてみてくれ。」

目ライトオン!

岩表面に魔法陣や、模様が浮かび上がる。

これにはイーディさんもびっくり。

岩に取り付いて這いあがってきた。

ああ、しまった! 

今、下に居ればイーディお姉さんのかぱぁが…

残念!

「何ですかこれ?」

「封印魔法陣…古代語…」

「我を呼べ、翼…」

紅の翼? 大空羽ばたく?

まさかな。

しかし、この岩も遺跡か。

レガシの街の周りにはいっぱいあるって言ってたな。

先に岩から降りる。

「滑ります、気を付けて。」

イーディお姉さんに手を差し伸べる。

うん、先に下に居れば、かぱあ、とか見れるかも。

「あら、ありがと、ひゃっ!」

おっと危ない、言わんこっちゃない。

抱きとめる感じに、むにゅ。

あら、ありがと。

「さあ、先生も…」

つる! がぼーん! 落ちた。



お風呂から上がると脱衣場でダークエルフ、デイシーシーが待っていた。

「あ、タン吉さぼってるしー。」

「シーちゃん! さぼってないっすよ。工程上の待ち時間っす。」

仲良しか!

「導師ー、持ってきたし。」

「おお、ありがとう。待ってくれ、髪を乾かす。」

ソバージュヘア、モード3状態の先生。

ぱんっと手のひらを合わせるとゆっくり開く。

出現した魔法陣から風が吹き出す。ドライヤー。

「うお、パネえっす! あちしも使いたいしー!その魔法!」

「送風魔法だ、覚えるのは簡単だから、後で巻物スクロールを貸そう。」

便利だ、魔法。この前見せてもらったルス○○リケーンの一部だよね?

「髪結うのも任せて欲しいしー」

「あちし、お金貯めて店持ちたいし、」

「髪と、服と両方やるお店やりたいし、」

将来設計か、しっかりしている。黒ギャル外見で判断してはいけないな。

尻も軽いとか思ってごめん。


ブラシ、櫛で手早く先生の髪をセット。

「ちょっときつめに編むし…」

編んだ三つ編みを丸めて横で止める。

チェンジ、モード1!

召喚されて初めて見た時の先生だ。できる女風!

黒エルフのテクニックが冴えてバージョンアップ。

シーちゃんが持ってきた服を身に着けて…

襟の高いブラウス、レースがついてて上品。

革ズボン、ベルトをきゅっとね!

おお? 颯爽とした女教師?

大魔導師エルディー先生が、大魔導師エルディー先生Gになった!

ガバガバじゃない! キツキツですよ、先生!

「いつも、こうしてればね…」

イーディさんがため息ついた。

どこから取り出したのか、メガネを。

今、必要なんですかね? それ。

すちゃ!

「じゅわっ!」

なんで、じゅわっ!って言ったし?

「おお、パネエッス! 導師!」

「大人の女のヒト、怖いっす!」

タンケイちゃんがガクブルする変身っぷり。


「よし、行くか!」





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