時間VS空間
ほんとに思いついたらやる程度のやつなんで気にしないでね?
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レギュレーション
1.試合開始以降から試合終了の間の時間を操作しても良い(細かい説明は省く)
2.別の世界に行っては行けない(細かい説明は省く)
3.それ以外は自由
ペナルティ
1のルールを違反した場合即刻始末します。時間を戻そうが過去、現在、未来の全てに存在するあなたを殺します。
2のルールを違反した場合即刻始末します。別の世界線のあなたも全て殺します。
では…どうぞ殺しあってください。
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「…今回の相手は空間を操作するのか」
「お前は時間を操作するんだな…」
「どっちが勝つか分からねぇよなぁ…」
「まぁな…お前武器はねぇのか?」
「ん?あぁ…この剣を使うさ」
「どっから出した」
「そこに置いてあったぞ」
「時止めて持ってきたのかよ…能力の無駄使いだな」
「それで?お前はどんな武器を使うんだ?」
「大量にあるからな…今は出せねぇ」
『それでは殺試合が始まります。構えてください』
「どんな武器なんだ?」
「…」
「……さぁて…短い間だったが、お前との会話は楽しかったぞ…俺が生き残るために死んでくれや」
「無理だな、お前が死ね」
『試合開始まで…5』
「まぁお互い何らかの理由があってこのゲームに参加したんだろ?」
『4』
「俺は…」
『3』
「俺はよォ…」
『2』
「俺の世界線の家族を生き返らせるためだ」
『1』
「何をしても滅びる結末の俺の世界を救うためだ」
『0』
空間がネジ曲がり、時が加速する。
「ちぃ!」
「時の加速が効かねぇだと!?」
お互いの体を操作しあう。
方や相手の体の仕組みを全てねじ曲げようとし、それを時間を戻すことで回復する。
方や相手の体の時間を加速させ消滅させようとするがそれを別世界線の自分に重ねることで回避する。
「死ねえぇええ!」
「加速しろおお!」
さらにねじ曲げる…世界そのものを吹き飛ばすかのように。
さらに加速させる…生き残らせる時間を消すかのように。
「この世の全ての武器を喰らええ!」
「全ての時を内包した剣を味わいやがれぇ!」
全ての世界に存在する武器を用い相手を殺そうとする。
過去、現在、未来、この世の全ての時を内包した剣を突き刺そうとする。
そして全ての武器を崩れ落とす。
そしてこの世の果てに時間を突き飛ばす。
「空間よ割れろ!」
「時間よ乱れろ!」
世界そのものが割れる
この世の時間が乱れる
「ぐう…!」
「うぐ……」
世界が割れようとも可能性の力を用い死んだ時間と生きている時間を重ねることで彼は死なず
時間が乱れようが即座にまともな時間が流れている世界から時間を呼ぶことで彼は死なず
「…これは勝ち負けもねぇだろ…」
「勝敗つけるの無理だろこれ…GM判断してくれ」
『了承…今回の殺試合は引き分けとします』
「そうか…このままじゃこの世の全てが終わるまで死ねなかったぞ」
「それでも俺らは生き残れる…そうだろ?」
「…出来るがな」
「また会うことを絶対に俺は願わないからな」
「多分だが一生会わないだろうな…ここのGMは絶対にそうする」
「だよな、それじゃ…生き残れよ?」
「愚問だな」
「はは…」
二人の男はまたどこかで別の誰かと戦い始める…
二人が去った世界にはまた新しい二人の人物が現れる