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討伐終了

前回主人公がやったことについての解説会。


すまない。駄文で本当にすまない…

「ん…、ここは…?」


意識を取り戻した守が見たのは、ボスモンスターのいた部屋の天井と自分の周りに展開されている結界らしき物だった。


「おや、ようやく目を覚ましたのかい?」


どこかホッとしたように自分に話しかけてくるフランに守は質問する。


「なあフラン。この結界っぽいのは何なんだ?」


「やれやれ、長い間寝ていたかと思えば、起きてから最初に口に出すのが質問とはねぇ…」


自分がボスモンスターに勝てたことを喜ぶより先に質問をしてくる守に苦笑いをしながらも、フランは問いかける。


「なんで…」


「うん?」


「なんであの時、私を助けたんだい?別に私が死んでも君に害は無いし、君も逃亡する時間を稼げたんじゃないのかい?」


フランの質問にバツが悪そうな顔をしながら質問に答えるよりも先に守はフランに謝罪する。


「その…、ゴメン。俺は自分が死ぬのが怖くて、最初からフランを助けようとすることができなかった。どうせ俺の命なんて無限にあるんだから、別にいくら死んだって俺はどうにもならないっていうのにな…」


守の言葉にフランは少し怒ったような顔をして守に話しかける。


「いや、そんなことは気にしていないさ。人間誰でも死への恐怖ってのは存在するものだし、君も心はちゃんとした人間なんだ。無理もないよ。

それよりもマモル。前にも言ったけど、自分の命の価値が薄いなんて考えは持っちゃダメだからね?君は確かに死んでも死に切らない体をしているが、君を大切に思っている人間だっていないわけではないんだから。そういう人から見れば、君が傷ついているのはとても苦しいものなんだ。いいかい?」


「んー、わかったようなわからないような…。仕方ない。それじゃあその話は保留にしておこう。それで本題なんだが、この結界っぽいものは一体なんなんなんだ?」


「イヤイヤ、論点をずらさないでもらおうか。もう一度聞くよ?君は何で私を助けてくれたんだい?」


フランの質問にほんのりと顔を赤くしながら守はしぶしぶ答えた。


「そ…、それは…、お前のことを大事な仲間だと思ったからだよ…」


顔を逸らしながら恥ずかしそうに答える守の姿に満足して微笑んだ後にフランは真面目な顔になって守に説明を始める。


「さて、それでは本題だ。君の質問は、この結界は何か、ということだったね?それに答える前に、一つ聞きたいことがあるんだ。」


「何だよ?」


不思議そうな顔をしている守に向かって真剣な顔をしながらフランは問いかける。


「君、一体あの時何をしたんだい?」


「何をしたって…。俺が絶対にお前のことを助けたいって思ったら、なんだか世界がスローモーションになったんだよ…。」


守の言葉を聞いてフランは驚いたような顔をした。

フランの反応を不思議に思い、今度は守が質問する。


「何をそんなに驚いてるんだよ?何か変なことでも言ったか?」


その質問にフランは嬉しそうな顔をしながら答える。


「ああ、君は素晴らしいことを実行したんだ!やはり君をリッチーにしてよかった!君は間違いなく私の最高傑作さ!」


「えっと…、どうもありがとう?」


不思議そうな顔をしている守にフランは説明を始める。


「いいかいマモル。君が成し遂げたことは、魔術の世界で「時間操作」と言われるものだ。時間に干渉する術は魔術の中でも最上級の難しさを誇るのさ。そんなものを連続で使用することを君は一週間鍛錬しただけでやってのけてしまったんだよ!」


フランの説明に怪訝そうな顔をしながら守は問いかける。


「でも、なんでだよ?俺には魔気が少しも無いんだぞ?魔術なんてできるわけがないんだぞ?」


守の言葉にその通りだと言わんばかりにフランは大きく頷いて言葉を続ける。


「そうなのさ!だからこそ私はますます君に興味が湧いてきたよ!モンデーに戻ったら、魔王様の許可を得て君の解剖実験を…」


何やら物騒なことを言い始めたフランに本格的に恐怖を覚えながらも守はフランに質問をする。


「不可解なことが起こっているってことはわかったけど、それがどうしてこの結界に繋がるんだよ?」


フランは再び真面目な顔になって守に言う。


「君は気づいていなかったのかも知れないが、君はおそらく数十倍に時間を遅くした世界の中での移動を繰り返したんだ。当然、君の体にかかる負担は軽いものじゃない。現在、君の体はものすごい損傷を受けているんだ。この結界は傷の治癒と痛覚の一時的な遮断を可能にするものだよ。」


「その傷ってのは、リッチーの回復力でも治しきれないようなものなのか?」


「ああ。だからマモル。くれぐれも…」


「時空操作は使うな、って言いたいんだろ?わーってるよ。これ以上心配掛けるわけにもいかないからな…」


「うんうん。わかってきたではないか!」


明るく話し合う二人の姿はまるで長い付き合いの友人の様だった。

ちなみにフランはヒロインの一人ではありますが、メインヒロインではありません。


メインヒロイン登場会は結構先になります。

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