第二話
作業途中で保存したはずなのに消えてるって・・・
「さてと、アイツも行ったことだ。此方も掃除を始めるか。」
『サー。でもこのクモ型、見てるだけでイライラするんだよね。出来損ないのくせに、主力として使われてたってのが気に入らない。』
「そうカリカリするな、2。それに昔の話だろう。こいつらもどうせそこらじゅうにある廃棄予定の機体を拾ったものだろう。壊してしまえば廃棄されたのと同じだ。」
『そうだね。サッサと壊してγー3が来るのを待とうか。』
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「何をしている貴様ら!撃ちまくれ!一発も当てられんとは何事だ!」
『しかし隊長!援軍は来ないのですか!三機だけでは足止めぐらいしかできません!』
「援軍要請はとっくにしている!だが、出撃に時間がかかると言ってきている!だからいつでも出撃できるよう整備はしっかりしておけと言ったんだ!」
『何ですかそれ!まさか武装のっけて無いってことですか!?』
「それだけじゃねぇ!今日オーバーホールするつもりだったらしい!だから俺たちしかでれなかったんだ!」
『最悪でしょう、それ!管理自体できてないってことですよね!?』
「ああ、そうだ!今、ここにあるのが戦車が十三両!タランチュラが五機!イエーガーが三機だ!そして戦車は全滅だ!正直、やってられん!」
『マズいです、隊長!敵、タンク型が離脱します!追跡しようにも、前の二機が邪魔で出来ません!』
『全く!今日は厄日です!』
「ああ!人生最悪な日だな!敵、急速接近!来るぞ!」
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〈マスター、目標地点付近ニ到達シマシタ〉
「おう。了解。さて、いただくとしますかね。」
『気をつけなさい。目標に関する情報が無いの。慎重に越したことは無いから。』
『γ―3。此方の仕事は終わった。後はお前の仕事待ちだ。手早くしろ。』
「わーってる。ディック。レーザーカッターを。シャッターを切るぞ。」
〈ラジャー。〉
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