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イトツムギ  作者:
9/18

金の髪の

エミリーが目覚めたらしい。


実はというほどでもないが、時間が空いていたので急いで向かう。


案内されたのは寮のティールーム。


魔術の高いものが多い我が国は、少子化の問題から色々なことが推奨されており、寮には男女年齢職業人種の区別はない。



中を見渡すと、金の髪の女が立ち上がり会釈をした。


違和感を感じる。


「おまえ、、タタか?」


「私の名はエミリーと申します、、、王子」


「図書館にいたのはおまえか?」


「いいえ。

それは私の叔父ではないかと、、」


「叔父?

おまえはタタを知っているのか?」


「、、叔父は十年ほど前に行方不明になっております。」


「では何故」


「十年ほど前から、良く知らない人に声をかけられたり、男と間違われることが増えました。

どうやら叔父は、幽体では入れぬ場所へは私を纏っている様です。」






タタはやはり幽体だったのか

図書館に入るエミリーに憑いて行き、中で自由行動をとっていたということなのか。



幽体は姿を偽れぬというし、、


「おまえは緑の術師だったな?」


「はい」


「おまえの叔父も?」


「、、いえ。

叔父は学者肌で、術師というよりは本を読み、書にまとめることを生業としていた様です」



そうか。




タタにはいつ会えるのだろうな。



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