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イトツムギ  作者:
6/18

フロ

苦行はまだ続いてる。


もう3日目。


私は王様が来たときに張り付いている。


勿論好きでやってるわけではない。

嫌で嫌で仕方がないわけでもない。


なんとも自主性のないことだけど、初日連れていかれた風呂で立ってたごとく、突っ立っているだけで、座っても怒られるでもなく、ただいるだけの、オツトメ、だ。



それでも、用があって声をかけられるのは嬉しく、毎日やることがあるって素晴らしいと思う。


まだ必要とされてる感は全くないけど、、。



王様だという人も、たぶんこの人が私をここに置いてくれてるんだから、イイ人なんだろうな、良い人でありますように!


こういうのって、侍女?なのかな?

私は侍女の適性検査中なのかも?



そして王様がいるだけで、ここが華やぎ皆が楽しそうなのは確か。


だから私もなんとなく嬉しい、食事も充実しているのも王様効果に違いない。


王様帰って来て良かった!




今日のオツトメの服をレイさんが持って来てくれた。


服は何気にエロいけど、どこにエロを感じるかは人によるし、私の考えすぎでしょう。


着替えてボーッとしてたら誰かが呼びにきてくれる流れだ。




王様の登場は午後なので、私は午前中にお風呂に入ることにした。


源泉掛け流しな温泉の沐浴場は、王様専用っていうか、何故か私も使っているというか、なんで、かち合う心配から午前中にお風呂をすましている。



やはり沐浴場の中は人気がなく、なんていうか、勿体無いなぁ。



改めてみると、お風呂は泳げる広さ。


泳げる?


泳いでみよう!



まず顔をつけて目を開けてみる、最初ぴりっとしたけど問題ない。


いきなり深いところがあったら危ないから、歩いて進んで泳いで折り返そう。


裸の上半身を晒すのは誰もいないってわかってても恥ずかしいから、湯に浸かってしゃがみながら進む。


なんか、これはこれで面白い


湯舟の床は石を貼り合わせてあるみたいで、繋ぎめがある。


おっと、階段だ!

湯舟に階段!

さすが異世界?


イヤイヤ、、



階段をゆっくりおりて、肩までの深さまで探険し、折り返すことにする。



満足。




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