ナニプレイ
脳内が冷や汗で溺れそうです。
いっそ、気を失ってしまいたい。
前方からは、ものすっごい視線。
後ろからは、無言の圧力。
外国の文化にケチつけるわけじゃないけど、一体ナニプレイなの!
OOOOOO
ナニプレイの回想
ランさんの、嬉しそうな王様帰還の知らせを受け、どれ、白い女性の皆さんは忙しいでしょうから私は部屋に引っ込みましょうと、早めに休むことにした。
和気あいあいと華やぐ皆さんに、仕事があるってイイなぁなんて、ちょっと疎外感で悲しくなったのは秘密だ。
こんな時だから、私にも何か頼んでくれないかな、なんて期待したのも悲しい秘密だ。
誰にも気付かれないだろうなと、小さくおやすみなさいを言って、部屋から出ようとしたその時、先ず湯浴みをされると大号令がかかり、白い一団がヒメサマっ!と甲高い声でやってきて、何故か着替えさせられ、沐浴場へ連行される。
ここでお待ち下さいと、沐浴場控え室に放置されたのをいいことに、脱走。
だって、いくらなんでも、私にもわかる!
着せられた服は薄く透け透けで、王は男なんだろうから、これはエロだ、エロい展開しかありえない!
ヒメというのは、エロ担当の女性のことだったのだ!!
役に立ちたい、なんでもいいから仕事欲しいと思ってたけど、エロはパス。
今更だけど、女の人しかいなかったのは、ここが後宮だからなんだ!
そんなこんなで、頭はフル回転したけど、迷子になって、アッサリ捕まり、今にいたる。
ナニプレイなの、、
いつ終るの
マサカまだ始まってなかったりして
欲を出さずに逃げときゃ良かった。
お布団とご飯、優しい人達に囲まれて、ついダラダラ過ごしてしまったからこんなことに。
このまま、何事もなく王様出ていってくれないかな、初めてがお風呂なんてアブノーマルだよ、、、
ざっ
ついに立ち上がった音が
近づいてくる
真っ白に固まっている間に、
王は出て行った。