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サイオン~天才と天災~  作者: 風音 和乃
1/1

プロローグ~自己紹介~


 ────Sakishimamu・saion(サキシマム・サイオン)

 それは、天から与えられた神の力─────なんて凄いものではなく、しかしながら天から与えられた力であることには変りない────。



 ◇◆◇◆◇◆◇◆



「なぁ~おいサガレぇ~」

「……………」

「なぁ~おいサガレってばぁ~!」

「……………」

「なぁなぁサガレってばぁ!!」

「………んだぁ~ッッ!!うっせえんだよテメェ!!お前には静かにするっつー言葉がないのか!?」

「は?あるわけねえだろ?」

「疑問系にすんな!疑問系に!!」

「それをゆうならお前だってうるせえじゃんか!」

「黙れ、逆ギレするな!」

「逆ギレなんかしてねえし!」

 ぎゃわぎゃわぎゃわと騒ぐ青年2人。

「今日もいい天気だねぇ~チィちゃん」

「いい天気。けど、煩い」

「何時ものことだ」

「何時ものこと。でも慣れない」

「フフッ、そう言わないの、チィちゃん、マスター」

「だがなケイ、此処は何処だ?」

「え?バーでしょう?」

「そうだ、バーだ。だが客が居ない」

「あいつ等、せい」

 ブラシを手に持つ女性、オムライスを頬張る少女、カウンターでガラスのコップを拭く黒人の男性。

 右は喧嘩左は………いつも通りのスルー方向。いやぁ、まさにカオス状態である。

────こ此処はバー“アルカナ”。そしてバーのマスター、エギル。お手伝いの女性、ケイ。此処に住んでいる少女、チイ。

「また……負けた………ガクッ」

 喧嘩に負けた青年、カイン。

「ったく、毎回毎回単調なんだよお前は」

「んなこたいったって癖なんだっつーの」

「癖とかなんとかなんか知らねーし、どうでもいいし」

 そして、喧嘩の勝者、銀髪のサガレ。

 以上五め──…

「ふぁ…ねみぃ」

 訂正。カウンター側にある階段から、降りてきたのではなく、上ってきた青年、レスト。

 以上六名である─────…



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