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転生君主 ~伝説の大魔導師、『最後』の転生物語~  作者: マツヤマユタカ@ワンバイエイト第四巻発売中!漫画も第二巻発売中!
第十一章 神の棺

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第二千八百九十八話 集結

「では、五か国の代表者は軍を再編してもらおうか」


 ガイウスの求めに、各国の代表者が重々しくうなずいた。


「全軍――とはいわない。ただ、威圧目的でもあるし、それなりの軍勢は必要だ」


 ザバンのセーラ女王が言った。


「各国一万ずつでどうか?」


「五か国で五万か。超大国ユラシア相手とはいえ、威圧するには充分な数だ」


 ガイウスはニヤリと口角を上げて、さらに言う。


「では各国の軍、総勢五万をジアラに集結してもらおう」


 各国の王がうなずいた。と同時に傍らの配下にすぐさま指示を出した。


 指示を受けた者たちは、次々に足早に部屋を出ていった。


 ガイウスは満足げにその背中を見送った。


 と、ベルクのアイリス枢機卿が、ガイウスに問いかけた。


「ジアラに集結後は、全軍でマンドに進撃するわけか?それとも分けて進撃か?」


「一旦集結して、五万の軍勢をユラシアの諜報に見せつける。その後のことは、どうかな。五万の軍をそのまま進撃させるのは、大変かな?」


 これにはベルクのギリオス将軍が答えた。


「兵站の問題がある。それに進撃コースが狭ければ、左右から挟撃される恐れもある」


「なるほどな。じゃあまずは地理を頭に入れておく必要があるな」


 と、ジアラ王が右手を挙げて配下に指示を出しつつ、言った。


「幸いなことに、ジアラ国の詳細な地図を持って来ておる。帝国に加わるため、必要と思って用意させていたのだ」


 ガイウスは笑みを浮かべた。


「おお、手際がいいな。それは助かる」


 と、ジアラの者たちが巨大な丸いテーブルの上に、これまた巨大なジアラ国の地図を勢いよく広げた。


 ジアラ王は立ち上がり、地図を指し示しながら言った。


「ここ、ザバン国から南北に繋がるジアラ国への街道は、横幅も広く、進軍に適している。そしてこの街道は、さらに北のマンド国へとそのまま通じておる。故に、多少狭くなる箇所に重点的に哨戒を強めることさえできれば、伏兵による挟撃の恐れもないと考える」


 ガイウスは満足げにうなずいた。


「では五万の大軍をそのままマンドに運べるってことだな?」


「うむ、問題あるまい」


「その街道は、マンドの首都まで続いているのか?」


「途中分岐点はあるが、続いている。そのまま進軍できるぞ」


 ガイウスはまたも満足げにうなずいた。


「いいね。凄くいい。じゃあマンドの首都までは、この街道を一直線に北上する。皆それでいいかな?」

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