表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生君主 ~伝説の大魔導師、『最後』の転生物語~  作者: マツヤマユタカ@ワンバイエイト第四巻発売中!漫画も第二巻発売中!
第十一章 神の棺

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1444/2928

第千四百四十三話 仮面

「すげえ時間かかっちゃったな……」


 ガイウスは遙々長い道のりを徒歩で移動し、ようやく現在彼らが拠点としているルーボスへと辿り着くや、ひとしきり愚痴を零した。


「やっぱ徒歩だと大変だよ。飛べばあっという間なのにさ……参っちゃったよ……」


 ガイウスは部屋のソファーへとどっと倒れ込むと、苦笑交じりに話しを聞くロデムルに対し、さらなる愚痴を繰り出すのであった。


「だいたいさ、あのカルビンて奴はおかしすぎるよ。あれってもしかしてただのミーハーって奴なんじゃないかな?俺が特異点だってだけで纏わり付いたように思うんだけど……」


 するとガイウスの隣に座り込んだカルラが、ウンウンとうなずきながら同意した。


「どうもそういうことのようだな。あの感じは、本当にただのミーハーである可能性が高そうだ」


 すると同じ様に部屋にいたシェスターが難しい顔となって言った。


「本当にそうだったのでしょうか?何か他に狙いがあったのではないでしょうか?」


 だがこれを、ガイウスが即座に手を横に振って否定した。


「いや、ないない。深い考えなんてないってシェスターさん。あれはただのミーハーだよ」


「ふむ……しかしどうもわたしは引っかかるのだが……」


 シェスターは、それでも疑問を払拭出来なかったのか、首を横に傾けて悩み始めた。


 するとカルラが、そんなシェスターを気にした。


「そんなに気になるか?カルビンのことが」


 シェスターは難しい顔付きのまま答えた。


「はい。無論それにイオーヌたちもです」


「ふうむ。確かにわたしもイオーヌたちに関しては非情に気になるな。だがカルビンは……」


「ただの俗物だと?」


「うむ、少なくともわたしにはそう見えたがな?」


「ええ、わたしも一瞬そうではないかと思いましたが……」


「が、どう思ったのだ?」


「はい。あれは仮面ではないかと思いまして」


「あれがか?……わたしにはそうは思えなかったが……」


 するとガイウスも、カルラ同様シェスターの意見に異論を唱えた。


「いやあ、シェスターさん。ないって。あれは本当にただの俗物だって。本当に俺、ただただひたすら気持ち悪かったもん」


 するとシェスターが小刻みにうなずき、ガイウスの言葉を頭の中で反芻しながら言ったのだった。


「うむ、その気持ち悪かったというのが引っかかるのだ。承知の通りカルビンは世界最強国家ローエングリン教皇国のナンバー2と目されている男だ。そのナンバー2が、ただ気持ち悪いだけの男に務まるだろうか?それ相応のカリスマ性なりがありはしないだろうか?わたしには、でなければあそこまでのし上がることが出来たとは到底思えないのだよ」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=46484825&si
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ