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第一話 「学校問題撲滅通告制度」

話は半年前にさかのぼる。




ちょうど新しい首相が選ばれたころである。




そして、文部科学省では・・・・


「よし、新しい内閣ができたことにより、私が文部科学省大臣となった。これに伴い、長年考えてきた制度を実行できるようになったのだ。」


「な、何ですかそれは?」


「裏切君、君だけに教えてあげよう。『学校問題撲滅通告制度』だ。」


「え?それでどんな内容ですか?」




「そのまんまだ。学校問題を撲滅するための制度だよ。」


「どうやって撲滅するのですか?」


「うむ。まず監視カメラ、専用のコンピューター、その他の最新式の設備、そして生徒の一部から選ぶスパイによって撲滅する。」


「へぇ~、ところで、学校問題といえどもたくさんありますが、どんなものを?」


「主にいじめとなるだろう。学校最大の敵だ。」



そう、学校で一番問題になっている「いじめ」。

もちろん今まで学校や文部科学省などでいろいろな対策が行われてきたが、すべて無くすことはできない状態であると言える。

しかし大臣はいじめ発生率を0%にすることも可能だというのだ。



「え――!!いじめを完全に無くすことができるのですか!!力を入れているのですね。」


「まあ、それは別として、我々文部科学省としては、いじめを0%にすることが使命と言えるだろう。」


「『いじめなくそう』大臣ですからね。」


「・・・・・・・・・・・・。」


「し、失礼いたしました。ところでそれを始めるとなると、首相の許可が・・・」


「分かっている。今から行くところだ。」


「そうですか。お気をつけて。」




こうして大臣は首相官邸へと向かった。

しかし、このときは予想もしなかっただろう。自らの案が、どれほどの事態を引き起こすのかを・・・

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