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恋愛研究会のほのぼの部活動

「今日のテーマは原点に返って食パンアタックよ!」



空熊市倉橋町

私立宵咲学園

第三校舎旧科学室に大きな声が響いた。


「食パンアタック…それは先人が残しベタと呼ばれるほどに広まった恋の始まり…」

美しい程に艶やかな烏の濡れ羽色という表現がぴたりと当てはまる黒髪を腰まで伸ばした少女…

須崎綾羽は食パンアタックの歴史を語り部のように語っている。

うん。今日も今日とていい天気だ。秋から冬にへと移り変わり始めるこの10月の下旬は比較的過ごしやすい。制服の衣替えも終わり合い服と冬服の生徒に別れるこの時期が一番好きかもしれない。あぁ、これで―

「ちょっと空也聞いてるの!」

これで綾羽がもう少し落ち着いていたら俺は季節の移り変わりをもっと楽しめるんだろうな…

「聞いてるよ。食パンだろ?俺は絶対ブルーベリージャムをたっぷりと塗る…」

「食パンしか聞いてないじゃない!」

いや、ちゃんと聞いてたけどね?反応が面白いからついついいじわるしたくなる思春期男子の心情を理解してくれ…たら困るな。うん。ピンク色のもうそ…想像も多い年頃だし。

「空也は分かってるの?私達《恋愛研究会》の活動内容を!」


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