第8章:入試(= 筆記試験の巻):その1
・・・細かいことは忘れました。
なので、このパートでは・・・
ただ、「概略」のみを。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ぼくが新たな勉学の場に選んだ学び舎が、
『栃木県農業大学校』という、県立の農業専門学校であることは、
もう、皆様に説明させていただいた。
・・・あれは、
うすら寒い日だった。
晴れてはいたものの・・・
薄着では、とても外出できないような陽気。
父が運転する車に乗り・・・試験会場へ到着。
一般の大学入試よりは、かなり受験生が少ない印象。
そりゃそうだ。
一学年あたり、
『農業科』『園芸科』『畜産科』『生活科』
・・・の、たった4学部。
おまけに、おのおのが、1クラスずつしかないんだから。
(※)最終的な入学者は、以下のような内訳になります。「農業科:30名」「園芸科:31名」「畜産科:14名:(あとの章で紹介する、「白須」のトンチキヤローも含む)」
「生活科:15名:(名前忘れたけど、のちに辞めた女ひとり含む。一番、ぼくをバカにして笑っていたクソだ。)」
ぼくは、このうち、「農業科」のカテゴリーでエントリーした。
母は、最後の最後までこの学校の受験を猛反対していた。
だって・・・
仮そめにも、高校1年の前期までは、
学年トップの秀才だったんだから。
そんな普通高校出身の「元エリート(?)」のぼくが、
いろいろな理由やいきさつがあったにしても・・・
よりによって、
まったく「畑ちがい」の農業の世界へ、
偏差値が極端に低い・・・ある意味、
「誰でも入れるような専門学校」へ、
何を血迷ったのか、足を踏み入れようってんだもの。
ちなみに、我が家は、いまも昔も「非農家」。
両親の職業は・・・
農業とは、まったくの無縁なのでありました・・・。