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第49章

 前々章である「第47章」で触れた、


 研修センターの裏手部分に、


 古い昭和時代の寄宿部屋があった。


 おそらくは、職員の「宿直室」であったろうと思われる。


 ・・・ぼくは、こうした建物に、


 その日の授業や実習が終わって男子寮に帰るとき、


 ひとりで潜入し、「探索」することがあった。


 基本的に孤独な時間を単独で過ごすことの多かったぼくは・・・


 美絵子ちゃんとの想い出をたぐりながら、


 農場などをぶらつくことが多かった。


 寮の食堂での夕食時間まではけっこうあったから、


 「スーパーかねだ」にゲームと買い物をしに出かけることもあったね。


 で・・・


 例の宿直室なんだけど、


 ぼくが初めて踏み込んだのは、1989年冬。


 そこには、


 六畳ほどの畳の和室があって、


 誰も使わない、ホコリだらけの布団が無造作に置かれ、


 割れた窓ガラスが散乱していたんだ。


 きわめつけは・・・


 女優の栗原小巻くりはらこまきさんがポスターになっている、


 『1972年のカレンダー』・・・!!


 ぼくが2歳の時のカレンダーだぜ(汗)。


 ・・・いったい、


 「なんのための部屋」だったんだろうね・・・??


 1972年から、


 ずっと時が止まったままの空間。


 農業大学校を1993年3月に卒業して、ずいぶんつけれども、


 いま、その部屋がどうなっているのか・・・


 ぼくには知るよしもない。

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