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育んできたものへ

作者: 檸檬

久しぶりにぐっすりと眠っていた後の空気を

吸えたような気がした


ずっと溜まっていた気持ちを言葉にした後


きっといろんなさよならを意識しながら


けれど言葉に出来てよかった自分の為に


勝手に作られてゆくイメージのヴェールを外して、自意識の殻を破っていくように 


わたしはこんなものさと


わらってしまえるくらいに


さよならを覚悟していたわたし


でもきっとわかってくれると希を持っていたわたし


どちらが本当のわたしだろうね


どちらでもいいじゃないかと


わらって包んでくれたのは


ぐっすりと眠れた後の空気のような軽やかな

空気だった


不思議で、あたたかで


少し肌寒いくらいの風の中で

秋の虫の鳴き声を聞きながら

ホットココアを飲めた様な気持ち


まだまだ、暑いけどね


そうだね、もう、どちらでもいいじゃないか


少しずつ、少しずつ軽くなって


秋には


ゆっくりと耳を澄ましたい音色


秋には


ゆっくりと受けとめたい言の葉


秋には


ゆっくりと味わいたい育んできた実り



































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― 新着の感想 ―
[一言] まだまだ暑いですね。秋はどちら(^_^*)
2024/09/12 23:41 退会済み
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