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ある銃術師の建国記  作者: 実茂 譲
4.学生を集める
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出発

 ウィズダムの知恵のほとんどがジリス文字で書かれているため、まずはジリス文字の勉強を始める必要があった。銃術師は今さら新しい言語を覚えるつもりはなく、自然それはアリソンの役目となった。ボリスが急いで選んだいくつかの小さな書物を持ち歩き、ジリス文字一つ一つが持つ意味を理解する。そして、それから魔法書を読み解き、風や森に語りかけるのに使う言語を学び始めるのだ。

 一方で銃術師は現実的な問題を考えることになった。今のところ、この緑豊かな学院には二人(魔法生命体であるボリスは物を食べずに生きていけた)の食事を賄うだけの果実やハーブがあり、魚も獲れた。鍋や弾薬などの必需品やトウモロコシの粉はストーナーズのバクストン雑貨店で買うことができた。だが、さらにここで魔法を学ぶものが増えれば、果実と魚では食料供給に限界があった。食料を買うにしても、それなりの金がいる。

 銃術師はボリスにアリソンの教育を任せて、自分は一人で大陸の東側のいくつかの都市をまわって、いろいろと金策をしてみることにした。学生の最低でも食事くらいは賄えるくらいの金を貯め、そして、なるべくはやく魔法で金を稼ぐようにならないといけない。それにボリスからは見込みがありそうなものを連れてきてほしいとも言われた。何を基準に魔法使いの資質を見ればいいのか分からないが、ボリスは王の目を信じますとそればかり言うので、骨のありそうなやつが見つかったら、誘うだけのことをしてみると約束した。

 こうして銃術師はウィズダムを発った。

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