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Magic of OZ~天性持ちの転生者~  作者: 赤間 そあ
~第二章 王国崩壊編~
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~策動~

インザス国との戦争で勝利を治めた次の日の朝。朝食を取りその後、戦争の結果を報告するためプリスデンに居る父シリウス=ヴァンクリフに通信玉にて連絡を取った。


「父上、お早う御座います。朝早くから申し訳ありません。」

「戦争中なのに挨拶などしなくてもいい。なにか、戦争で進展があったのか?」

「昨日に連絡すれば良かったのですが、色々ありまして遅れました。戦争、勝ちましたよ。」

「は??」

「ですから、インザス国との戦争は勝って終わたのです。」

「お前何言ってるんだ?昨日始まったばかりだろう?」

「ええ。昨日で終わりましたよ。」

「ジル、お前が凄いのは分かってはいるが、さすがに嘘だろう?」

「本当ですって。」

「インザスに1日で勝ってしまったのか?」

「だから、そう言ってるでじゃないですか!」

通信玉に写る父の顔は最初は険しい顔をしていたが徐々に口許が緩み、大きく笑い始めた。

「ふっ。 ふははははははは。簡単に言ってくれる。さすが我が息子。想像以上の働きだな。」

「いえいえ。」

ジルはシリウスに戦争における事の顛末を全て話した。その後の恋戦争の事は面倒事が増えるのでシリウスに黙っていた

「それで今はリザベル王女とミーシャ嬢はお前の下にいるんだな。」

「ええ。取り敢えずは。インザスとこれ以上争うことはありませんよ。」

「となると、残りの問題は国内の内紛だな。」

「そうなりますね。何か動きはありましたか?」

「お前が同時進行を知らせてくれた時、注視していたのだが、今のところは何も無い。まぁ、だいたいの予想は付くがな。思いも寄らぬ事があったんだろう。」

「というと?」

「ジル、お前だ。」

「え?」

「さすがに1日で戦争が終わるなど誰も予想できん。大方奴等の狙いはミーアとインザスの戦争に紛れ、王都を落とす手筈だったのだろう。」

「……。ですが、それだと妙だと思いませんか?」

「んん??」

「仮に、父上が言われた事を考えていたのなら、王都周辺に兵の配置くらいするでしょう?」

「……確かにな。」

「父上は王とは連絡を取り合っていましたか?」

「戦争開始前に、お前のくれた玉で言葉を交わしたぞ。」

「ならば奴等は、違う策を講じているため動かなかったか、もしくは、王都が戦争中に敵の手に落ちたと考えておいたほうがいいかもしれません。」

「バカな!王直属の近衛兵団もいるのだぞ!」

「その近衛兵が裏切っていれば……?」

「………!!」

「迂闊にこちらから連絡を取らないほうが得策かも知れませんね。王の近くに敵がいるやもしれない。」


ビービービービービー


その時、伝達ナイフに連絡が入った。ゼネガーとガーネットだった。二人はシガー王国 王都エルシャに潜伏していたのだ。王都エルシャはミーアから南西に20km行った西海岸線沿いに位置する。海産物の宝庫で魚介類が多く漁獲される。


「こちらジル。」

『ゼネガーだ。緊急事態だ!』

「何があった!?」

『海の王が船で大群を率いて来やがった。だが誰も城から迎撃に出てきやしないんだ。』

「やはりか……。ゼネガー、海の王が、上陸していない内にガーネットと共に至急、国王を救出しろ!」

『救出?警護では無くてか?』

「あぁ。敵は城の兵を含めた全ての者だ!」

『なにぃ??そんなもん、救出が出来ても、逃げ切れねーぞ!』

「大丈夫だ。王には転移玉を渡してある。」

『転移玉?なんだか分かんねーけど、助けりゃいいんだな?!』

「頼んだ!」

『了解だ。』

ゼネガーは海の王の情報収集を行っていたときに、城下での騒ぎを聞きこちらに連絡してきたのだ。ガーネットは、空の王の情報収集をしていたのだが、まったく掴めなかったため仕方なくゼネガーと合流したらしい。

父シリウスにゼネガーとの話した内容を伝え、今すぐにそちらに向かうと言い通信を切った。

着替えを終え、グレイとカムイを連れ転移玉でプリスデンに転移した。


~プリスデン シリウス邸 応接室~


転移玉にて一瞬でグランベルからプリスデンにジル、グレイ、ラベンダーとルゥそしてカムイの4人と一匹はシリウスの目前に現れた。

「父上、遅くなりました。」

「早いくらいだ。しかしこの玉は便利だな。」

「簡易型ですので、まだまだ改良しなくてはなりませんがね。それよりいかがですか?王はまだ?」

「ああ。まだだ。お前のところの斥候のゼネガーだったか。あの者と、ガーネットだけでは、そう易々とは上手くは行くまいよ。」

「そうですね。城中、敵だらけですから…。」


ビービービービービー


伝達ナイフの呼び出し音が鳴った。

「ジルだ。」

『ガーネットっす。いま城に入り空の王に仕える将校の一人を捕まえて尋問したんすけど、興味深い話が聞けたんで報告します。』

「興味深い話?」

『空の王が海の王に殺されたとか言ってます。』

「なに!どういう事だ?」

『そこまではまだ聞けていません。』

「わかった。詳しく知りたいが、今は国王救出を最優先に行動してくれ。」

『それなら、大丈夫そうっすよ。いまゼネガーさん、国王様の救出完了したみたいです。』

「なら、直ぐに転移玉を使え。あと、その将校連れてこい。」

『了解っす。では後ほど。』

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