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Magic of OZ~天性持ちの転生者~  作者: 赤間 そあ
~第一章 統治開始編 ~
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~邂逅~

皆さん楽しんでいただけたでしょうか?

今回の話で第一章完結となります。


執務室には俺とシガー王国国王アルディ=オズワルドの二人だけがいる。国王直々に俺に話があるらしい。

王国の事か、戦争の事かは分からない。

俺は国王の前に座っていて、見に覚えのない罪で死刑宣告を受ける気分だった。


「お久しぶりです。」

国王が開口一番俺に向かって挨拶をした。

俺は何の事かわからずに、キョトンとしていると

「えっと、わかりませんか?一度、転生時にお会いしたのですが。」

「転生時?えっ?もしかして……。」

「そうです崇さん。ジルです。」

「お前、転生できたのか?」

「はい。最高神ゼウルフ様の計らいで自分が生きていた時間軸に転生させて頂いたのです。」

「そうだったのか。爺神も粋な事をしたもんだ。」

「爺神って……。ゼウルフ様に聞こえますよ。」

「えっ聞こえるの?」

「知らないのですか?」

(まぁいいっか。もう何回も言ってるし。)

俺が転生した体の本来の持ち主は病弱で亡くなってしまった後に体と能力を俺が貰い受けた。

その時に、有り難さと申し訳なさとで俺から最高神ゼウルスに彼の転生をお願いしていたのだ。

「崇さんからゼウルフ様に頼んでいただいたみたいで有難う御座います。」

「そんな、礼なんていいよ。しかし転生したのが国王なんて良かったな。」

「ええ。家族からも近いですしね。ただ転生した者はその事を生前の近しい者に話す事が出来ませんが、また会えただけでも良かったですよ。」

「そうだな。ってことは、国王は一回死んだのか?」

「そうなんです。毒殺されて殺されたんです。そのあと私が転生したのです。」

「毒殺。それをしたのは……。」

「海の王か空の王でしょうね。私が転生したので暗殺が失敗になり、奴等もあっせっているのでしょう。プリスデンに行けと言ったのも道中で暗殺し父に罪を着せるためでしょうね。」

「やはりか………。こうなれば、半年以内には戦争か内乱が始まるかもな。」

「ええ。こんな話は崇さんとしか出来ませんから人払いを頼んだんです。」

「なるほどな。今も狙われているのか?」

「はい。なんとか免れてはいますが、いつどうなるか、わかりません。」

「ちょっと待ってろ。」

俺は《付加(エンチャント)》を唱え、ジルもといアルディ王に付与を施した。

「これはいったい?」

「俺の魔法で暗殺防御を付与しておいた。これで毒殺や暗殺はすべて失敗するだろう。」

「有難う御座います。助かります。」

「それとこれも渡しておくよ。」

魔法小鞄から簡易型結界ナイフを取りだしアルディ王に使い方を説明し、渡しておいた。

これで何かあったとしても死ぬことはないだろう。

「しかし、すごいですね魔法まで作れるなんて。」

「爺神のおかげだよ。それより………。」

「どうかしましたか?」

「爺神の横に女神がいなかった?」

「あぁ。いらっしゃいましたよ。クロトーネ様ですよね?」

「元気だったか?」

「ええ。お綺麗な方ですね。」

「よかった。」

俺は転生してから彼女の事を忘れない日はなかった。何をしてても頭の中にはいつも彼女がいた。

元気にしていればそれでいい。いつかは会える。そう信じて今は目の前にある事を精一杯やろう。

「お前これからどうする?狙われているなら王都に帰るわけにはいかないだろ?」

「いえ、戻ります。ここにいれば戦争を早める口実に使われる可能性がありますからね。崇さんに魔法付与していただいたので、なんとかなりますよ。」

「すまないな迷惑かけてばかりで。」

「崇さんのせいではありませんよ。国王である私のせいです。」

「そう言ってくれると助かるよ。必ずお前は守るから安心してくれ。」

「頼りにしてます。」

「ああ、任せろ。」

(転生した者同士仲良くしていかなくちゃな。)

二人は話終わり部屋の中へ皆を呼び戻した。転生の事以外話せる事は父シリウス=ヴァンクリフに伝えた。

暗殺があった事も話したら、憤慨していた。

俺は話終えたのでミーアに、戻ることにした。

グレイとルゥ、カムイは竜に搭乗し、俺はこっそりとアルディ王と会話した。

「また、何かあれば連絡します。」

「いつでもしてこいよ。あと死ぬなよ。」

「ええ。生前と違い元気なんで簡単には死にませんよ。」

「要るものがあったら言ってくれ届けるから。」

「わかりました。崇さんも気を付けて。」

「あぁ、お互いにな。」


俺は飛翔竜に飛び乗りプリスデンを後にした。

第一章に、出てきた登場人物紹介や地名、魔法などを次回掲載します。

第二章は、その後となります。

引き続きお楽しみください。


コメントやブックマーク宜しくお願い致します。

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