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Magic of OZ~天性持ちの転生者~  作者: 赤間 そあ
~第一章 統治開始編 ~
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~裁き~

グレイはブライからの連絡内容をジルに伝えた。山賊野盗の根城を1つ壊滅した事、根城が残りは3ヶ所、目的、そして、まとめ役が山賊大頭ラゴールということを。

「そうか、まとめ役がわかったのか。」

「そのまま次の根城の壊滅にブライは動きました。」

「今日中にカタがつくかもな。」

「ブライなら、やってくれるでしょう。」

「山賊大頭ラゴールとは、どんなやつなんだ?」

「手配書を見てみますと中々の大物ですね。山賊なのですが人拐いや強盗なんかはせず闘いに明け暮れる戦好きな戦闘狂です。」

「人拐いと強盗をしないだと?もはや山賊なのか?」

「依頼を受けて人を殺めることを生業にしていますからね。」

「それって、傭兵じゃね?」

「そうですよね。自ら山賊と名乗っているので山賊なのでしょう。」

「わけがわからん。」

「まったくです。」

「まぁ、そいつを捕まえれば首謀者と狙いが見えてくるな。」

「後は、ブライの働きにかかってますね。」


ビービービービービービー


ジルの持つ伝達ナイフの音が鳴った。

ブライからの通信で山賊大頭ラゴールを捕縛した連絡だった。敗れたラゴールは協力的で自分の知る全ての情報をブライに話した。だがそれは、予想だにしない内容だった。

ジルはブライの部隊とオーガストの部隊に至急帰還するよう命令を出し、グレイには12の貴族に即刻、城に来るよう通達を出す命令をした。


~数時間後~


謁見の間にはジルによって面だった者達が集められた。

玉座にはジルが鎮座し、その右側にグレイが立つ。玉座が位置する場所は三段の階段で少し高くなっている。謁見の間、中央には赤い絨毯が敷かれそれが玉座まで続いている。玉座から階段を三段下がりその絨毯の左側にはブライ、ネロ、ゼレナー、ヒルデ、ルゥ、ミリアリアが立ち、右側には、マウワー公、シンドルフ侯、ウィンストン伯そして9人の貴族が並び立つ。オーガストとシェリーには見習い兵を使い、ある仕事を頼んでおいた。

「皆、急な呼び出し悪かったな。」

ジルの始めの一言の後、マウワー公が尋ねた。

「ジル様、何かあったのですね?」

「さすがだなマウワー公。」

「貴方様からのお呼び出しは初めてですので。もっともジル様ならばお一人で解決なされるでしょう。それを、なさらずに呼び出しとなると………。」

「まぁな。順に話すよ。」

「お願いします。」

「鉄鋼山、銀鉱山が山賊や野盗共に占領されてるのは知ってるよな。」

「はい。頭の痛い問題です。」

「そこにいた奴等は、ブライ達が倒したのだが…。」

「おぉ。そうでしたか。」

「その山賊野盗の目的なんだが。ここに心当たりある者もいるだろうと思い、呼んだってことだ。」

ジルは9名の貴族の方を見ながら話している。

「シンドルフ候、頼んでおいた調査結果出たか?」

「わたしと、マウワー公、ウィンストン伯以外の9名の貴族の身辺調査ですね。」

「そうだ。結果は?」

「単刀直入に言えば、黒です。」

「だそうだ。さて9名の貴族の諸君。申し開きあるか?」

9名の貴族達は各々自分達の保身のための言い訳をベラベラと話している。挙げ句に証拠を出せと言い放つ始末だ。

「素直に話せば情状の余地があると思ったのだがな。しょうがない。グレイ呼んでくれ。」

「衛兵!連れてこい。」

謁見の間の扉から衛兵の二人が縄に繋がれた一人の男をつれて来た。その男は貴族の前で絨毯の上に座らされジルの方を向いた。

「山賊大頭ラゴールだな?」

「そうだ。」

「ブライに話したことをここで話してくれるか?」

「あぁいいぜ。俺は山賊だからよぉ、金さえくれりゃ何でもするわけよ。で、ある奴が旨い話を持ちかけて来たんだ。俺達を雇いたいってな。いい金儲けだったしな。そんでそいつの命令で鉱山も襲ったってわけだ。」

「お前の言う、そいつはここにいるか?」

「ここにはいない。だがそいつの言うことをバカみたいに聞いてる奴等ならここにいるぜ。」

「だれだ?」

「そこにいる9人だよ。」

貴族達は青ざめた。だが、ラゴールの言うことは嘘だと、まだほざいている。

「あくまでも諸君らは無実なのだな?」

9名の貴族は、ジルの言葉に頷いた。

「では、聞くがなぜ諸君等の屋敷にはインザスの者達が居る?先に言っとくが、そいつ等はオーガストとシェリー率いる別動隊が拘束している。そのインザスの者たちは、街から出ようとしたが出られなかっただろう?君たちには内緒で俺がこの街を包む様に結界魔法を張ってるんだ。街の住民や出入り業者なんかは自由に行き来できるが、そうでない者は入れないし出れない仕組みだ。そのインザスの者達だがな、つい先程オーガストとシェリーの尋問で洗いざらい話したぞ。それでもなお、白々しく無実と言うのか?」

貴族達はジルの話を最後まで聞くと数名が膝から崩れ落ちた。

「諸君等の処分は、まだ決まっていなかったな。兵の私用程度ならば罰金刑で済むが、インザスの者を国に入れ、さらにはシガー王国に対して謀反を企てた事により国家反逆の罪で貴族爵位返納、家断絶、国外追放、資産没収となる。」

ジルが貴族に対し裁きを下した。グレイは衛兵を呼び9人を連れていくよう命じた。

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