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Magic of OZ~天性持ちの転生者~  作者: 赤間 そあ
~第一章 統治開始編 ~
40/171

~虚空~

幻獣狼フェンリルのカムイにいきさつを聞き仲間となったいま、山狼(サンウルフ)達は安全だと保障された。

カムイと話終わったにも関わらずルゥはまだ山狼(サンウルフ)と話していた。

「ルゥ、もう話終わったぞ。」

「えっ?何がですかー?」

一連の流れを説明しカムイが改めて仲間になったことをルゥに伝えておいた。山狼(サンウルフ)達の仕事は村にいる狩人たちと共に食肉の確保を頼むことにした。山や森などに入り、牛や鹿や猪の魔物を狩って街に卸したりする。

後は街の外周辺の警備も頼む事にした。結界があるから敵は侵入できないけどね。

「ほんとにジル様はなんでもありですねー。普通、精霊を使役しませんよー。僕が山狼(サンウルフ)と話している意味無いじゃないですか~。」

ルゥに小言を言われているが、気にせず次の場所に行こうっと。

後は飛竜(ワイバーン)だけだな。二人と一匹でワイバーンの巣に向かう事にする。飛竜は他の魔物みたいに小屋に住まないらしく、自分達で木の枝を拾ってきて鳥の巣みたいなものを結界内の森の中に作っていた。ルゥが乗ってきたポチもそこにいた。

「ルゥ、聞きそびれていたがポチとどうやって仲良くなったんだ?」

「お話しただけですよー。」

(話しただけで仲良くなったのか??よくわからん。)

「カムイ、お前ポチと話したりできる?」

『魔物となら会話できますよ。いきさつを聞けばいいのですね。』

「言わなくてもわかるなんて、お前は賢いね。」

カムイの頭をくしゃくしゃに撫で廻した。柔らかい体毛が気持ちいい。モフモフ最強だな。

『では聞きますね。』

カムイは、誉められたのが嬉しかったらしく意気揚々とポチと話をしている。ルゥも会話をしているのだが何故か難しい顔をしていた。話終わったらしく俺に内容を伝えてきた。


「どうだった?」


飛竜は他の魔物みたいにインザス共和国の無作為な捕獲から逃げてきたのではなく、ルゥが怪我を負った飛翔竜(ハイバーン)を見つけて治したのだ。実際治したのはシェリーなのだがルゥが魔獣語が使えたのが大きく仲良くなったらしい。飛竜は上位種であり自分達の王である飛翔竜がミーアに来た事により一緒についてきたらしい。

『それで飛竜から、ご主人にお願いがあるらしいのですが…。』

「飛翔竜ではなくて飛竜からのお願い?」

『自分達の王がポチと言われるのはちょっとカッコ悪いらしく…。』

(だから、ルゥが難しい顔していたのね。)

「だから、違う名を付けてほしいというわけね。」

『ルゥさんには悪いのですが…。』

「しょうがないさ。んじゃ『コクウ』ってどうだ?大空って意味なんだけど?」

『ちょっと言ってみますね。』

カムイが飛竜達に俺が飛翔竜の為に考えた名前を伝えた。

すると、耳を塞がなければ鼓膜が破れる勢いで飛竜達が一斉に雄叫びを上げた。

「気に入らなかったのか?」

『逆ですよ。大変喜んでいますよ。ご主人万歳って叫んでます。』

「名前付けただけに大袈裟だな。」

『ただ、ルゥさんは死ぬほど落ち込んでいますけどね。』

「ほっとけ。ポチなんて名付けしたあいつが悪い。」

『それもそうですね。』

落ち込むルゥを尻目に飛翔竜と飛竜に仕事を与えることにした。せっかく空を飛べるのだから空からの監視を頼むことになった。他国の動向を空から調査も出来るし飛翔竜と飛竜も、得意な空での仕事なのか喜んで引き受けてくれた。

『ご主人、コクウがお願いがあるらしいのですが。』

「今度は飛翔竜がか?」

『はい。助けてもらった恩があるからルゥさんに仕えたいらしいですよ。』

「そりゃ、無理だろ。ルゥは城に住んでるし竜が入れる部屋なんか無いだろ?」

『ですよね。けど諦めきれないみたいですが?』

ルゥとコクウは俺の方を見て手を合わせ祈りを捧げてる様に懇願している。

「ったくこいつらは。んじゃ、とりあえず屋上に住まわすか。ルゥもそれでいいか?」

「はいですー。ほら、ポチもお礼いいなさい。」


グワァーーー!!


(やかましいわー。喜んでんのか怒ってんのかわかんねーじゃねーか!!)

結局、ルゥは飛翔竜をポチと呼んでるんだが、一人と一頭は一緒に住めることを喜んでるし、飛竜もあんまり気がついてないみたいだし、まぁいいか。

そういや、ルゥがスキル習得したのだから能力鑑定を更新しなくちゃな。



名前 ルゥ

種族 猫妖精族(ケットシー)

性別 女

年齢 17歳

武器 鈎爪(クロー)

体力 680

魔力 650

武攻 750

魔攻 420

守備 570

素早 960

技能 鉤爪術 闇暗魔法 軽業師 魔獣使役(ビーストーテイマー)

固有 以心伝心

職種 ー 

詳細 ミーア国の民。野盗からジル=ヴァンクリフに助けられその後仲間に加わる。上背は低く、肩までの銀髪で肌が白い。一人称は女性なのに「僕」。

100匹以上の魔物と対話に成功した為、魔獣語から固有スキル『以心伝心』に進化。以心伝心とは、全ての生物と言葉に頼らず互いの心から心に伝えることや心を読み取る事が出来る技能。それによりスキル魔獣使役も獲得。


能力値が大幅に上がったのを見ると、だいぶん訓練を頑張ったんだな。固有スキルや魔獣使まで獲得していた。


「んじゃ、そろそろ村長のところに帰るとするか。」

『わかりました。』

「ルゥもコクウといっしょに来いよ。」

「はーい。わかりましたー。」

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