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Magic of OZ~天性持ちの転生者~  作者: 赤間 そあ
~第一章 統治開始編 ~
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~魔法~

都市プリスデンから馬車で2日ほど走ると目的地に到着する。

山あり谷あり複雑な地形が行く手をさえぎるーーー

なんてことはなくただひたすら平坦な道なのだ。

途中で野営に適した小川や岩場はあるが、凶暴な魔物も少なく安全な旅路だ。馬車はケンタウルスのブライが引いてくれている。元騎士なので体力はあるがあまり無理をさせたくはない。ブライと共に歩きながら先ずはミーア国の首都『グランベル』に向かう。

ブライには、歩きながら今までの経緯を話した。

元々、病弱だったことや、18歳の統治の事、俺の能力や加護の事も話しておいた。教えてほしいこともあったからな。

二柱の加護持ちだと言ったら、ビックリしていた。

聞けば加護がひとつでもあれば国を作れるとまで言われているらしい。二つもあればどうなるのか想像もつかないと言っている。


「主が加護持ちだったとは驚きましたよ。しかも二つとは……。」


「実感は無いけどね。」


「技能も多いですけど、魔法とかって使っているんですか?」


「まだ一度も使ったことないんだよ。」


「病気でしたから、しょうがありませんよ。」


「そうそう。んで頼みってのはスキルってどう使えばいいの??」


「そうですねー。魔法なら頭の中でイメージして、ひたすら魔法をつかい魔力をあげるのが一般的ですね」


攻撃魔法の基本種類は、火炎系 水氷系 迅雷系 砂岩系

風嵐系 聖光系 闇暗系の七種がある。

その他にも毒魔法や状態異常魔法や浮遊魔法などがあるがどれ程あるかわからないらしい。

俺が持っている創造魔法は固有魔法なのでブライには全くわからないらしい。

固有魔法を使える者は一つに対して一人しかいないので使用するしか内容は分からないみたいだ。



「武器スキルは?」


「武器をひたすら使って修行ですね。武器技能は後からでも習得できますし。」


「うわぁ。めちゃくちゃ時間かかるんじゃね…」


「心配しなくてもいいですよ主はスキルに身体強化特大と魔力特大があるでしょう。」


「そういやあったな。」


「普通は大までなんですけど特大なんで早く使いこなせると思いますよ。」


「そうなんだ。」


身体強化スキルは体力、攻撃、守備、素早さの強化あと疲れにくくなり、魔力スキルは魔法攻撃力、魔力量が強化らしい。特大なので上達スピードはやらないとわからないらしい。


「主、一度野生の魔物と戦っては?この辺の魔物は凶悪ではありませんし。」


「休憩がてら、ちょっとやってみようか。」


ブライは荷馬車を置いて辺りを見渡している。


「あそこにちょうどいますね。」


茂みから何かゴソゴソ聴こえる。

一角兎ホーンラビットが茂みから出てきた。


「ホーンラビットなら丁度いいですね。とりあえず主は武器がありませんし魔法使いましょうか。」


「火炎の魔法と土の魔法があるんだけど。」


「火炎の初期魔法にしましょうか。頭の中で火をイメージして《(フレイム)》と唱えて見てください。」


「わかった。」


一角兎は、こちらに気がついていない。

頭の中で、イメージをして右手を魔物に向かって唱えた。


「《(フレイム)》。」


右手から勢いよく火が飛び出した。まるで火柱が手から放たれたようだ。一角兎の後ろの木々が丸焦げだ。


「おぉー。どうだ?こんなもんなんだが。」


ブライは、あっけにとられているが慣れた様子で


「主ぃ。それ、フレイムのレベルじゃないですよ。」


「そうか。小さかったか。イメージが悪かったのかな?」


(ガスバーナーの火をイメージしたから弱かったのかもしれない。)


「そうじゃなくて…逆ですってば。」


「逆??」


「強すぎるんですよ。」


「うそー。」


「ほんとです。今の魔法の威力なら第三位階魔法サードマジック火柱(フレイムピラー)》ですよ。」


(あらまぁ。威力強すぎちゃったのね。)


「主がすごいのはわかってましたが。これ程とは。」


「いやー。加減がわからないもんだ。」


頭を掻きながら苦笑いした。


「魔法の威力が強くて困る事は無いですし、あとは感覚さえ学べばいいだけなんで。」


「わかったよ。ちなみに魔法は何段階上まであるんだ??」


「攻撃系の魔法なら5段階までありますよ。初期魔法ファーストマジック第二位階魔法セカンドマジック第三位階魔法サードマジック第四位階魔法フォースマジック最終魔法エンドマジック、となります。」


最終魔法エンドマジック使ったらどうなるんだろ。」


「考えたくもないですね。」


「だな。まずは感覚を鍛えるか。」


「それがいいですよ。」


「感覚鍛えるのに、砂岩魔法ならまだマシかな。」


「守備魔法なら大丈夫じゃないですか。」


「そうだな。」


砂岩魔法なら火炎系みたいに周りに迷惑かからないだろう。


「では主、《岩壁(ロックウォール)》と地面に向けて唱えてみてください。岩の壁が出る守備魔法なんで。イメージしながらしてくださいね。」


「んじゃ、やってみますか。《岩壁(ロックウォール)》。」


俺が地面に手を向けた場所から、勢いよく岩の壁が飛び出し遥か頭上まで飛び出した。

ビル5階ぐらいの高さだ。


「なんじゃこりゃ!!」


「主ぃ。壁どころじゃない高さまであるじゃないですか…」


「普通はどんなもんなの?」


「自分の背丈より、少し高いくらいですよ。」


「うそ……。」



「ほんとですって。何イメージしたらこんなん出るんですか?」

でっかい蒟蒻イメージしたなんて言えるわけもないな。


「あははは。すまんすまん。」


想像するの難しいな。


「これどうしよ。」


岩の壁を指差してブライに、聞いた。


「守備魔法はそのうち消えるんでほっといても大丈夫ですよ。」


「よかった。倒れたらあぶないもんな。」


「ほんとですよ。もう少し考えてくださいよ。」


「すいません。」


道草はこれくらいにして、俺たちは荷物をまとめ

目的地の『グランベル』へ旅を続けた。


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