格闘技でも不思議な事はあります。-3
もう一人の自分について、それはある日突然起こりました。つれと電気街を、歩いていた時です横にいたはずのつれが突然いなくなりました。
えーと思って後ろを振り返ると、ぶつかる寸前の女の人がいました。
やばいと思ったその瞬間体が勝手に動いて、それをさけることができました。
その間はスローモーションを見てるようでした。
まず左足が左斜め前に動いてその後、右足が動き、女の人にならんだ瞬間に、右足が斜め前に動いてその後左足が斜め前に動いて、それが一瞬にして行われました。
振り返ると当の女の人は何事も無かったようにふりかえりもせず前を向いたまま、すたすたと歩いていきました。
いやー不思議なこともあるもんやなと思ってましたが、ただこれが最初ではなく、たぶん最初とを思えるものはいきなり後ろから、攻撃されそうになって振り返った瞬間に相手を2メートルぐらい吹っ飛ばしていたことです。
ことが終わった後は時間が止まったように当たりが静かになっていて、大勢が、見ていたにもかかわらず、誰一人声を上げたものがいなかったことです。
めんどうはきらいなので、その後は何事もなかったようにその場を立ち去りました。
やられた方の相手は、寝転がった状態でしばらくは立てそうもないように見えました。
たちが悪いのは、肝心な瞬間は私の視力まで奪われており、何が起こったかは結果を見て判断するしかありませんでした。
そのうちいろいろなところでそれは起こりだしました。
ある時はバレーボールの授業で、来たと思ってたらレシーブしてたり転びそうになって足を滑らせた時は、反対側の足で地面を蹴って体制を、もどしたり、次に上げる二つの話はある意味究極だと思います。
野球をやっている時の話ですが、私は守備は得意ではありません。
キャッチボールも下手です。じゃなんで野球をやっているかと言えば、つきあいだけとしか言えません。
打つのはできるし、いつも野球をやってるだけじゃないので、今回もつきあいでやってました。
ただその時はめずらしく、他の人がやって来て、いっしょにやろうと言うことになりました。
で守備をしてる時のことです。
私はボーっとしてました。
するとバットがボールを打つ音が聞こえました。
と思ったら私はもう走りだしてました。
あれ私走ってると思ったらもう止まってて、止まってると思ってグローブを、見たらボールが入ってました。
でその間私はいっさいボールを見てません。
でその時思ったのがある本を読んだ時の話です。
名人と達人の違いとは、蝶を見てつかまえることが出来るのが名人、捕まえようと思って手をみたら蝶をつかまえてるのが達人と、なんかそれににてるなと思いました。
けどよく考えるとこの場合は蝶は見てない状態なわけで、蝶の羽音が、聞こえたら、蝶を捕まえていたみたいな、ただその時、ボールを、とらなあかんとは思わなかったので、なんだかなぁって感じです。