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死にたい夕方。

作者: 未化

▼五七五七七




▽脳みそがアップグレードしないから 世界の重さに動けないでいる



▽左側 ぶら下がる腕 痛むのは 今朝みた夢で 切り刻んだせい



▽錠剤の効果を信じていないから この副作用を生きる証拠に



▽しろい皮膚 血のいろ細く刻まれて どうしてわたしは嬉しいのだろう



▽もう誰も信じられない 脳みそが勝手にみんなをイヤなやつにする



▽両腕を強く抱いていなければ 痛みのない血が流れてしまう



▽すべて辞めすべて壊してわたしだけ「わるいやつ」として死にたい夕方






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