表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方亡霊伝  作者: 氷刀
2/2

2話:幻想郷巡り

氷刀です。


前書きって、どう書けば良いのかよくわからないので苦戦してます。まぁ初めてだからしょうがないという気持ちもありますが、いずれはちゃんと書こうと思います。

「冥界の桜って綺麗だなぁ」


俺は朝起きてずっと桜を眺めている。生きている時に見た桜はこんなにも綺麗じゃなかった。ただ、普通の桜だったが冥界に咲く桜は違ったのだ。一つ一つの花びらが綺麗なのだ。そして散る時は吹雪の様に目の前を桜色に染める。そんな桜だった。


「それにしても紫、遅いな」


そう、俺はただ単に桜を見ているわけではない。

俺がこの白玉楼に住むことが決まって紫は『幻想郷を案内してあげるわ』っと言って俺がその紫を待っているのだ。いくら拾ってくれたのは良いとしてもう少し早く来てくれないかなぁ。

俺は首を横にかしげながら待ってると目の前に急に線状の物が現れた。それは徐々に口を開けるように広がり、そこから........




......紫が出てきた。



「遅れてごめんなさい。さぁ、行きましょ」

「いやいやいやいやいや」

「あら、どうかしたの?」

「『どうかしたの?』じゃないよ!どこから出てきてんの!?」


当然俺はビックリした。急に何かが出てきたと思えばそこから紫が出てきたのだから、驚いてもいいはずだ。


「私の能力は『境界を操る程度の能力』。私は境界をいじってどこにでも行けるのよ。当然物を送ることも出来るわ」

「は、はぁ.......」

「わかってない様な顔ね。そうわねぇ、外の世界ではワープっていうのかしら?」


あ、なるほど。いわゆるワープ、うん、まさにその通りだ。

ん?って事は俺はそれを使えば外の世界に戻れるんじゃないのか!?


「紫、それを使って俺を外の世界に」

「忘れたの?陽斗、あなたは亡霊、死んでいるのよ?仮に行ってもあなたに気づく人は居ないわ。それだとあなたが傷つくだけよ。」

「うっ」


そう、確かに俺は死んでいる。紫の言う通り仮に行っても気づかないだろう。

話をかけても聞こえない。触っても気づかれない。

確かにそうだよな、行っても........意味ないか。


「.......」

「そんなに落ち込まないの。これからは亡霊として新しく生きて行けばいいじゃないの」

「新しくって」


もう1回死んでいるんだけど、これだと2回目の人生だよなこれ?


「ほら、行くわ。この中に入って」


そう言い紫はスキマの中で手招きをする。入ってって言ってるけどだいぶ抵抗があるんだよな。スキマの中は少し暗い。それはいいんだがスキマの中には目玉が沢山ありまるで俺を睨んでる様に見えるのだ。それがちょっと怖い。

だが俺はそれを耐えてスキマの中に入る。


「なぁ紫、最初はどこに行くんだ?」

「最初は博麗神社に行くわ」

「博麗......神社......?」








今回はちょっと短めに書きました。

幻想郷巡りの前の話なんでなかなか思いつきませんでした。


読んでくれた方々、ありがとうございます。

それではまた次回。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ