大きくなったら。。。
親戚の家の二階で、その家の、私の大好きなお姉さんと、夕方、蜻蛉を見てた。
私は幼くて 短い三つ編みを揺らしながら、外の蜻蛉に手を伸ばしたいた。
どうしてもその蜻蛉を捕まえたかった。
私の小さな手は、蜻蛉に触れる事なく
空を切った。
それから、10年くらいかな??
時がたったけど。
お姉さん 元気かな?
私は、友人の家で目が覚めた。
皆、楽しそうにお喋りしている。
外では、ホースで水のかけあいなんかして。
「元気だなぁ」
私は声には出さず、心の中で呟いた。
友達が、こっちを向いて、何か言ってる。
「………と………で…て……ひ………って……ど……け……の………………よー…」
え??何言ってんの、良く聞こえない。
私はその子の顔を目を凝らしてよーく見たけれど、よく見えない。
「お………………………??」
何?聞こえ無いよ。
でも、頭の中で、私の名前を呼ぶ声だけははっきり聞こえるよ。
お母さんの声によく似てる。
お姉さんの声だって聞こえる。
だんだん、違う風景が見えてきた。
さっきの、楽しげで、見た事は無いけど、なぜか幸せな気持ちにさせてくれる不思議な、風景なんかじゃなくって、
皆が寝ている幼い三つ編みの女の子の周りで泣いている風景。皆、見覚えのある、
…私の家族?
「まこ!!!!まこ!!
起きて!!!お願い目を冷まして!!」
白いベッドの上で、お姉さんが泣いてた。
私、ここに立っているんだけどなぁ。




