夏風に揺れる新芽
暑い。うだるような暑さに思わずため息が溢れた。
目の前に広げられっぱなしのノートに目を落とすと、何も考えずに板書した数式とそのまま写した問題の解答が飛び込んでくる。ただでさえ暑いのに、こんな英数字ばかりの羅列をこれ以上見ていたら本格的に頭痛がしてきそうだ。何だって二限も前に終わった授業のノートを広げてるのか、うんざりしながらテキトーに机の中にしまい込む。
今はHR中だ、担任が何か話をしているが正直さっぱり頭に入ってこない。
窓の外に目を向けると、遠くの方に入道雲が高く高く空へと立ち上っていた。
7月ともなれば、窓から入り込む風ももう大分暖かくしっかり夏の到来を感じさせてくる。
教室内の暑さが余計に増すようにさえ、生徒の都合で教室のエアコンが自由に使えないというのも考えものだ。節電節電と世の中ではいうものの、こう暑くなってくるとやはりそう考えてしまう。
春の麗らかな気候や5月の爽やかな風が懐かしい、入道雲を横切るかのように飛んでいく何かの鳥をぼんやり眺めながら考える。しかし夏の空はまた良くて、例えば──
「俊也! 」
慌てて振り返ると、見慣れた顔がこちらをジッと見つめていた。
いきなり名前を呼ばれたので担任にでも目をつけられたのかと一瞬ドキリとしたが、呼んだ張本人を確認してホッと息をつく。
「何だ香織かよ……」
「失礼なっ、何だとは何だ」
「何だとは何だとは何だ」
「何だとは──じゃなくて、早く部活行こうよ」
教卓の方を見ると、いつの間にか担任が教室から出ていく所だった。周りの生徒も荷物をまとめて席を立ち始めている、もうHRは終わってしまったらしい。
「はぁ……」
「ありゃ、お疲れ? 」
「さっき体育だったからなぁ」
この暑さの中でグランドなんて運動競技だなんて生徒を馬鹿にしているとしか思えない。せめて教室がクーラーで冷えていたら……
「あたし達だって体育だったよ」
「女子は水泳だろ、この暑さを水遊びして有意義に過ごしてたんだろ」
「ん、まーね」
何故男女一緒にプールにはならないのか。分けるにしても、男女で区切るなりしてせめて同じ水泳という枠に入れても良さそうなものである。様々な学問を通して、社会で生きていく為の人間性の初歩を学ぶこの場所でこんな格差があって良いのだろうか。
「きっと俊也みたいに、女の子の水着姿とかいやらしい目で見る人がいるからだよ」
「とんだ風評被害だそれは」
「身から出た錆だよ」
何も言い返せない。実際、男としてはそういう楽しみ方も少なからずあるといえば。しかしそこは思春期男子の極普通の考えとして流して頂きたい。
「残念だったねー、愛華の水着姿見れなくて」
「それは全力で悔やまれるな」
「うわっ……やっぱりダメだ俊也は」
あからさまに呆れたような表情を向けてくる幼馴染み。
「勿論、香織の水着姿も見れなくて残念だけど」
「思い切り後付けだし、ていうかフォローになってないから」
「あ、さよけ」
これも本音といえば本音だったり。香織だってスタイルは良いから、学園の水着姿からだと上も下も年相応の膨らみが……コホン。まぁ海だの何だので毎年のように見られるのだが。因みに田中は非常に悔しがっていた、体育の時間中。
「ま、いいや。とにかく早く部室行こうよ」
「ん、あぁ」
「今日は島先輩の送別会なんだから!」
そう、今日は形式上とはいえ島先輩最後の部活の日だ。
もう7月。部活動においては三年生は引退する時期になる。運動部で早い所は5月ごろ、文化部で遅い所は10月まで。時期は様々だが、基本的に受験もある三年生の引退は夏休み前がセオリーとなっている。かく言う島先輩率いる新聞部も例に漏れず、引退の時期に差し掛かっているのである。
「先輩が居なくなっちゃうなんて……」
「おいおい、卒業まではまだまだあるし。居なくなる訳じゃないだろ」
「でも、正式な部員じゃなくなっちゃうんだよ」
「そりゃ……まぁ」
現新聞部の良心、そう言っても過言では無い島先輩。粋先輩が来るまでは活動承認人数ギリギリで、島先輩を除けば後はトラブルメーカーと毒舌メーカーしかおらず。俺達は先輩に本当に様々な意味でお世話になったのだ、目に見える形でも見えない形でも。
だからこそ、今日は引退をしてしまう先輩に今までの感謝を込めての送別会をささやかに部室で開く事になっていた。その準備の為に、香織は急かしているのだろう。
隣を歩く彼女の横顔を見るとやはり寂しさが見え隠れしている。毎年の事ではあるが、共に歩んできた仲間がいなくなってしまうというのは寂しいものだ。氷室先輩が引退した時は香織は大泣きしてたっけか。卒業の時は余計に大変だった。
「俊也? 」
視線に気付いたのか、振り向いた香織と視線がぶつかった。小首を傾げると軽く髪が揺れて、紅く綺麗な瞳が俺を捉える。
こうして見ると、贔屓目無しにもやはり、その容姿の可愛らしさを意識させられる。男子の連中が熱い視線を送っているのを目にする事があるが、それも頷ける。こんな風に思ってしまうのは、先の体育の時間に田中の話─香織の水着姿を見たかっただの─に付き合わされてしまったからか。
「おーい、俊也君」
「え? 」
「………幼馴染みに見惚れちゃうのも結構だけど、これから送別会だからしっかりしたまえよ」
「あぁ、悪い」
ぱちくりと瞬きをしてまじまじとこちらを見つめ直してくる幼馴染み。心なしか顔がほんのり赤らんでいる。
「……えっとさ、真面目に返されると恥ずかしいんだけど」
「何が」
「………」
顔を赤らめたまま、困ったように目を泳がせる香織。
……あぁ、そういう事か。冗談で言ったつもりが、俺がつい素で返してしまった為に面を食らったのだろう。「見惚れるような幼馴染みはどこに? 」くらいの軽口で返しておけば良かったか。
しかし、こういう困った時の表情や仕草もそれはそれで見ていて飽きないというか、うん。
「いや、夏服はやっぱり良いよなって思って」
話題を変えた。変えたついでに彼女の服装に目を移す。
女子の夏服は半袖のブラウス姿である。胸元に学年の象徴である赤いリボンを、薄着のそれは目を凝らせば下着もうっすらと見えなくもない。今日の上は白い下着──
「エッチ」
「はて」
「エッチな視線を感じる」
とぼけて視線を逸らすしかない。
「つーか、まだカーディガンなんて着るのか」
「? 」
「ほら、腰にまいてる」
ついでに話題もまた逸らす。香織は短い制服のスカートの上、腰のあたりにピンク色のカーディガンを軽く巻いていた。桃色の布地がスカートの上から長く被さり、なんだかお洒落なファッションのようにも感じる。
「夜になるとまだ肌寒かったりするじゃん」
「そうか? 」
もう7月だ。気温は下がるとはいえ、もう夜も暑い時期に入ってきてると思うのだが。
「女子はスカートとかだし、男子とは違うの」
「はぁ」
ヒラリとカーディガンの裾が揺れる。
なるほど……確かに女子は男子に比べて露出の多い格好である。こちらとしては喜ばしいそれも当人達は不便だったりするようだ。
とか何とか話していたら、いつの間にか部室の前に到着していた。中に入ると、まだ誰も居ないガランとした室内が俺達を出迎える。
「霞達は? 」
「買い物、お菓子いっぱい買いに行く係」
「なるほど」
準備は彼女達が帰って来てからか、まだ暫く時間がありそうだ。
香織はグッと伸びをすると、よたよたとソファーに横になった。
「んー」
「なんだよ、眠いのか」
「ちょっと」
そう言って眠たそうに瞬き、クッションを両手を抱き締めた。こてんの横になったまま。
「少し昼寝でもしたら?20分くらいしたら起こしてやるから」
「ん」
香織はこくりと頷くと、二人きりしか居ない室内をそっと見渡した。
「俊也、襲わない? 」
「襲って欲しいのか? 」
「襲いたい? 」
質問の質問を質問で返された。からかうように口角を上げて、クスリと。こういう無防備な姿を他の奴の前でさらさないか心配だ。これがもし変な男の前だったりしたら、いきなり襲われてしまうような状況になるかもしれない。
……本当に好きな相手だったなら、それでも良いのかもかもしれないが。
「そーゆうことは、ちゃんと好きな奴の前で言えな」
「んー」
分かったのか分かってないのか、随分曖昧な反応をして背を向けてしまった。すぐに小さな寝息が聞こえてくる。
暇を持て余したので写真を眺めて時間を潰すことに。微かな幼馴染みの寝息を、なるべく聞こえないようにしながら。
霞達が戻って来たのはちょうど20分経った頃、彼女の第一声は『目障りよ、通行の邪魔』という辛辣極まりないものだった。
香織を半ば無理矢理にこして、粋先輩と四人で送別会の準備に取りかかる。といっても大した準備は無い、例年通り、ささやかな『お菓子パーティー』といった表現が相応しいだろう。本当の送別会は卒業式の時期に、ちゃんとお店を予約してやることになっているので、これはお疲れ様会という名前の方がしっくりくるか。
島先輩が部室に来たのはそれからまた、20分経ったくらいだった。
テーブルの上に色々なお菓子をぶちまけて、炭酸やジュースやらを用意して。決して長くはない時間だが、活動の事を忘れて楽しく放課後の談笑会とでも。といっても、顔を合わせてだべるのはいつもの事なのだが。
「皆、僕なんかの為に本当にありがとう。今まで皆と一緒に活動出来て」
「うぅ……島先輩!! 」
島先輩の、始まりの挨拶から速攻で香織は泣きついた。「引退しないで欲しい」「もっと一緒に部活をしたい」それは勿論香織だけでなく、俺達全員の気持ちであった。特に俺は、もし粋先輩が入部してくれなかったら……この猪突猛進突撃娘と鬼畜外道毒舌娘をたった一人で相手にしないと──
「痛だだだだ!? 」
「鬼畜外道は余計よ」
「………」
エスパーも追加で。
夏は日が長いが、7時ともなれば日は落ちる。辺りがすっかり暗くなった頃合いで、送別会ならぬお疲れ様会はお開きとなった。島先輩とはまだまだ積もる話もあって、予定を長引かせていたりもしたが、流石に先輩にも都合はあるので、残念ながらこの辺が切り上げ時のようだった。
香織は何度も「またいつでも来て欲しい」と先輩に告げていた。受験生である先輩には決して「来い」とは言えないが、やはりこのメンバーで集まるのが最後というのは言い様の無い寂しさが込み上げてくるものなのだろう。特に香織にとっては。
予定より遅れての後片付けを始める。霞は島先輩と何やら話をしているようなので、三人でテーブルの上を片付ける。
紙皿をいくつかまとめていると、ふらっと香織が腕に寄りかかってきた。遠慮なく体重をかけてくる。
「はふぅ……」
「どーしたよ」
「酔った」
酒は飲んでもいないし出してもいない、念のため。
「何に」
「えーと、場酔い? 」
「場酔いって……」
確かに彼女は顔がほんのり紅潮している気がする。寄り掛かってこちらを見上げてくる様は、少し色っぽくも感じてしまった。
──いや、そもそも酔ってる訳がないのだが。
「横になるか? 」
「んー」
「つーか具合悪い? 」
熱でもあるんじゃなかろうか、先程までは具合が悪そうな様子は見られなかった。今もそうな風には見えない─顔が赤いこと以外は─とは思う。
寄り掛かって離れようとしない、やはり少し疲れてしまったのか。このままソファーに持っていってやろう、そう思って彼女を──
「そのまま外に連れ出して、うつらうつらな彼女を良いことに服を脱がしてあんな事やこんな事を……」
「そうそう──おい」
心の声が途中から実際に聞こえてきたので、いやそんな事思ってないけど。
振り返ってみるといつの間にか霞がジト目でこちらを見上げていた。
「あ、かすみん!」
慌ててもたれていた腕から離れる香織。パタパタと手で頬を扇ぐ仕草をしてみせる。
「大丈夫?
具合でも悪い? 」
「ううん、へーき。ちょっと疲れちゃって」
良かったと微笑む霞。その笑顔、もとい優しさが俺に向けられた事は一度も無い。別に良いケドネ。
「先輩がお話があるって」
「? 」
小首を傾げる香織の前まで島先輩がやって来る。彼は室内をゆっくりと見渡して一息。
「皆、聞いて欲しい。毎年三年生が引退する時はその三年生が話し合って次の部長を決めるのだけれど、今年は僕しかいないから僕の提案を皆に聞いて貰いたいんだ」
そうだった。すっかり忘れていたが、これまでも三年生が引退する時に次の部長をきめていたっけか。
「それでね、次期部長なんだけど……」
島先輩は順々に自分達を見て、最後に目を向けたのが……
「香織ちゃんに務めてもらいたいと思うんだ。どうかな」
「え? 」
香織だった。
ぱちくりと瞬きを、きょとんとしていた当人は急にあわあわとし始める。
「え、えっと、あたし!? 」
「うん。香織ちゃんは一年生だけど、中等科の時からもう三年以上この部活に在籍しているし、年数は十分だと思うんだ」
「………」
香織が部長に、その少し意見には正直俺も驚いた。けど、先輩の意見も最もだなとも思い始める。香織が、ここにいる誰よりもこの部に情熱を注いでいるのは周知の事実。行き過ぎることさえ多々あって、良い悪いは抜きにしてもその思いの強さはずっと隣で見てきた訳で。
少し考えれば、次期部長には誰が相応しいのかは自ずと答えが出てくる……のか?
「それに、香織ちゃんは新聞部に本当に一生懸命だから。一番適任かなって」
勿論皆も一生懸命なのは知ってるよ、とすぐにフォローを入れるのが島先輩らしい。
「で、でも……粋先輩は二年生ですし」
「あぁ、それなら」
香織の主張は後ろでお皿をまとめていた粋先輩に引き取られた。
「俺も、先輩と昨日話したんだよ。俺は確かに二年生だけど、まだこっちに転入してきて日が浅いし、学校の事情にも疎い。何より、香織ちゃんの部活に賭けるジャーナリスト魂を見ていれば誰がリーダーに相応しいかなんて言うまでも無いと思うしさ」
「せ、先輩……」
照れたのか頬を赤らめて俯く香織。何てしおらしい態度でしょうか。
「そうね。香織あっての新聞部だもの、勿論賛成」
「かすみん……」
島先輩、粋先輩と来て霞も同調してみせた。これは流れ的に自分も何かを言わなくてはならないようだ。勿論自分としても異論はない、だからあまり気負いさせないように……
「ま、確かに大変な仕──」
「わ、分かりました!
……部長なんて大役、あたしに務まるか分からないけど……精一杯頑張ってみます」
「おーい」
就任表明。
部員の全会一致を受けて、明条学園新聞部の新部長が誕生した。今日この日この時から、新聞部がまた一つ生まれ変わる。
暖かくも強い夏の風を背に受けながら、俺達は新たな一歩を、恐る恐るではあるがしかし、ゆっくりと踏み出してゆくのである。
「って、簡単に終わらないでよっ!」
……帰り道にて。香織と二人での帰宅。
「いい感じでまとめに入ったんだからもう良いだろ」
「全然いい感じじゃないってば! 」
「つーか何そわそわしてんだよ、トイレか? 」
思い切り叩かれた。違うらしい。
「だって部長だよ、部長!あたしが、新聞部の部長! 」
「あぁ」
「み、皆を引っ張ってく役割だよ……だよ? 」
何故二回言った。
「そーゆう話でまとまったろ、お前も頑張りますって引き受けてたじゃないか」
「あ、あれは……だって、先輩達もあんな風に期待してくれて、断れないし」
「まぁ」 それもそうだ。
香織はあわあわと、あっちを見たりこっちを見たり。いきなり部長という大役を任せられ、引き受けたは良いがどうして良いのか分からない。やるべき事は沢山だろうが、今はどうしようもないもどかしさ。
「ど、どうしよう俊也」
「まー」
なるようになるんじゃね?
と言うのはあまりにも無責任無責任していると思うので。
「香織よ」
「え? 」
ポンと彼女の肩に手を置いて。
「いきなり何が変わるって訳でも無し、ゆっくり地道に考えていきゃいいと思うぞ。他の部活の奴だってそれは同じなんだから、自分達のペースでさ」
「………」
「それに、何もお前一人に丸投げする訳じゃ無い。うちの部室にはさ、霞も、粋先輩も、一応俺だって居る。困ったことがあるなら皆で真っ向から取り組みゃ良いんだ。
そういう部活だろ、新聞部はさ」
「俊也……」
少しため息をつくようにして、彼女の右手にそっと自分の手を重ね──
「……ここって、オチを持ってくる場面だよね? 」
決壊。堪らずに顔を覆ってその場にしゃがみ込む。
これは恥ずかしい、ヤっちまった。頭をフル回転させたのに何も上手いオチ思い付かなくて、それっぽい良い事言った感じの空気でそのまま押し通しちゃえよと思ったのに。
これでは単なる痛い……いや、男は心に傷を作りながら強くなる生き物である。強くあれ。
「でも、そうだよね」
「? 」
「焦っても仕方ない、か」
香織がクスリと笑みを溢した。その表情はどこか吹っ切れたような、いつもの香織らしさが戻ってきたような。
その顔が見れただけでも甲斐はあったのかな。
道端にしゃがんだまま、そう思った。
「やっぱり、こういう時はいつも俊也だなぁ」
「香織? 」
「……ううん、何でも」
急に機嫌の良くなったような幼馴染みは、鞄を振り回しながら俺の前を軽やかな足取りで歩く。ついさっきまでとはえらい変わり様だが……香織はこれが一番なんだよな。
「ま、アレだ。胸が大きくならない悩みと向かい合うのと一緒で──」
これオチにすりゃ良かったと、思い切り入れられた回し蹴りの痛みと共に思った。
蹴りついでに見えた、スカートの中の縞柄をしっかりと脳裏に焼き付けながら。
しかし、俺達はすぐ知る事になる。
香織が、俺達が自分達のペースで進んで行こうとするその道のりの前に、いきなり大きな障害が立ち塞がるという事を。
………ありがちな展開だなぁ、コレ。
新・新聞部!
ということで、第二部のスタート……になるんでしょうか。はっきり区切っている訳ではないですが、一応そんな感じでいきないなと思います!!
いよいよ夏休みということで(時期外れもいいとこですが)新キャラも新展開もガンガン登場していく予定です。
夏は良いですね。海、ホラー、そして恋愛。イベントの嵐の中で成長(?)していくかもしれない俊也、香織達。これからもよろしくお願いいたします♪
次回はさっそく新聞部に障害が立ち塞がります。投稿キャラも絡んでくるお話に、そして夏休みに雪崩れこませたいなーと妄想しつつ執筆をば。
では、次回もよろしくお願いいたします♪




