休日は我が家で良いよね
土曜日の特に何でも無い日を綴ったお話です。
「うーむ……」
土曜日。
学生にとって大切な休日の一つである土曜日の正午、俺は自室の床に座っていた。
手にはいつものデジカメ。画面には今のSDに入った空の画像が映っている。
「今日はどうするかな……」
お昼とはいっても、まだ今日は半日以上。
学校も無いし明日も休日、自由な時間がまるで沢山あるような気がしてくる。
ゲームをして時間を使っても良い、海岸の方に行ってずっと空を撮ってても良い、夕方まで布団に潜っていても良い、宿題をしていても……やっぱり今のは無し。
ともかく自由な時間が今、自分の前に広がっている訳で。
しかし特に何もする気が起きない自分は、画像を切り替えては何とはなしに眺めているのだ。
「あ、それって羽根雲って言うんだっけ?」
「ん、あぁ。
これは……」
不意に真隣から女の子の声。
同時にふわりと鼻腔をくすぐる甘い香り、桃の柔らかい匂い。よく知っているシャンプーの……
「……香織?」
「んっ」
気付けば顔のすぐ側、それも頬が触れるくらいの距離によく知る幼馴染みが、穂坂香織がいた。ベッドを背もたれにして隣り合うように座っている。
「……いつの間に?」
つい今まで部屋は俺一人だったと思っていたが、いつの間にうちに来ていたんだ。忍者の末裔か何かか、こいつは。
「さっきだよっ、声かけたでしょ?忘れたの?」
「そうだっけ?」
「俊也、さっきからカメラ見てボーッとしてたもんね」
言われてみればそんなような気もしてきた。
まぁ、勝手に部屋に入ってくるなんていつもの事だから全く気にはならないけどね。
「つーか、風呂上がり?」
「ううん、シャワーだけど。浴びてきたばっかり」
見れば彼女の綺麗な蒼色の髪は少し濡れていて、ふわりと香る桃の香りがすぐ近くの自分を包み込むかのように……
「あのさ……」
俺は内心ちょっと慌てて、けれど努めて平静を装おって彼女から距離を取る。
「普通、シャワー浴びてたての状態で男の部屋に来るか?」
「?」
「………」
一応俺も香織もそろそろ良い年頃な男女な訳で。
しかもその部屋にだったの二人きり、何というかこいつは本当に無防備だ。色々とね。
「俺だから良いけどさ、もしこれが他の奴の部屋で、取り返しの付かない事とかになったらどうする訳?」
「きゃー、俊也に襲われちゃうー」
「襲うかっ!」
香織は見事なまでの棒読みの後、クスクスと笑ってベッドに背中から寝転んだ。人が毎日寝てる布団に身体を預けちゃって、やっぱり無防備過ぎ。
「大丈夫、俊也の部屋は特別だから」
「………」
何が特別なのかはさっぱりだが。
気持ち良さそうに伸びをしたかと思うと、ギュッと枕を抱える香織。
「はぁ……」
そんな彼女を見ていたら、先程までの考えも何だか馬鹿らしくなってしまった。
よく考えれば今に始まった事じゃない、風呂上がりにうちに来るなんていつもの事だし、今更変に気にするのが間違いなのかも。
俺は深々とため息を吐いてベッドに腰掛ける。
「ってか、枕とか濡れちゃうでしょ」
「良いのっ、俊也の布団だもん」
「良くは無いだろ」
いや、本当は別に気にしてないけど。
だからって嬉しがったりもしてないから、慣れてるだけだから。
「布団、ふかふかだね〜」
「昨日干したばかりだからな」
全く起き上がろうという気配がない幼馴染み。
ピンクが基調の長袖に、デニムタイプのミニスカート姿。春らしいといえば春らしい私服。
「この位置だと覗けるぞー、スカートの中」
「のーぞーくーなーっ」
と言いつつ寝返りをうつに留まる香織。
まぁ覗くなと言われると覗きたくなるのが人間。
「ふむ、今日は縞柄と……」
「ば、ばか!!本当に見るな!」
本当に見られると思っていなかったのか香織は慌てて足でこちらを蹴ってきた。そんな事したらもっと見てちゃうと思うんだけど。
「変態……!」
「痛っ!!痛いって、悪かったよ。だから蹴るの止めてくれ」
彼女は何かをぶつぶつと呟きながら再び寝返りをうつ。
暫し沈黙。
「……で、俊也。暇だから遊ぼ」
「暇って……」
だから家に来たのだろうが、俺が暇かどうかも考えて欲しいと。
「宿題とかは終わったのか?昨日出されたあの意味不明の宿題が」
「意味不明の?」
「数学だよ、数学の宿題」
そう、宿題。数学という名のおぞましい宿題の存在があるのだ。
一言で言おう、あれは特集工作員にのみ解読を許された暗号だ。勿論未だに手付かずである。
「あぁ、あれ。私もう終わったよ」
「何……だ…と?」
こいつ、あの未知なる暗号を既に解読しているというのか。
流石香織、性格に似合わず成績優秀者だけはあるな。
俺は悪あがきをして土日を無駄にするか、現実逃避から白紙で提出するしか突破口がないというのに。
「俊也は、どうせまだほとんど終わってないんでしょ?」
「馬鹿にするなっ、未だ手付かずだ!」
「威張って言う事?」
因みに現時点での有力手段は後者の現実逃避だ。
「仕方ないなぁ……」
香織は呆れたような口調でようやくベッドから離れると、腰に手を当てて俺の前に立った。
「今回だけ、特別私が手伝ってあげるから。早く終わらせるよっ」
宿題突破への兆しが見えた。
「香織……何て恩着せがましい」
「一人で頑張ってね♪」
「すまん、全力で俺が悪かったと思ってる」
「それで?」
「私めの宿題を手伝って下さい」
「よろしい」
これで宿題の問題は何とかなりそうだ。少なくとも、明日嘆く事は無さそうである。
さて、では鞄の中で埋もれている教科書と宿題のプリントを探し出すとしよう。
「それより俊也、お昼食べた?」
「いや、まだだけど」
「私も。
だったら、簡単に作っちゃうから一緒に食べよ」
昼ご飯を作ってくれるというので、俺達は一階のリビングに移動する事に。
香織がキッチンで料理をしている間に少しでも宿題を自力で進めるようにと命じられた俺は、取り敢えずダイニングテーブルにプリントと教科書を広げてみたんだけれど。
「うむむ……」
一体何なんだ、この不可解な暗号は。中等部の時から半ば捨てていた教科だけに、高等部に入ってからますます訳が分からなくなっていた。
「……よし、無理」
「簡単な方程式でしょ?」
いつの間にか後ろにはエプロンを着けた香織の姿。
調理の合間に見に来てくれたのか、しかし思い切り呆れているような表情だ。
「ここの展開でxを代入して……」
「あぁ、なるほど………あれ?」
「違うよ、こっちを整理してから連立方程式で……」
「えーと……」
まさしく悪戦苦闘。
開始から凡そ5分、たった一問の数式の解読に成功した。
一問五分か、このペースで行くと一日無くなるな。
「……俊也、ご飯終わったら今までの授業の復習からね」
「えー」
「じゃあ、一人で出来る?」
「………」
それが現状、己の学力に対する最良の策であるのは言うまでも無い事だった。
・・・・・
「はいっ、終わり!」
「ぐぬぬ……」
やけに明るい香織の声とは全く対照的に、俺は弱々しいうめき声を上げてテーブルに突っ伏した。
ひんやりとした木の感触が心地良い。まるで頭の中にぐるぐると巡っている数式の数々を浄化していくかのように。
「無理ゲーだって、ホント……」
数学なんて無くなれば良いのに。
「でも、解けたじゃない。結構危ないトコあったけどね……」
「人生において、挫折を繰り返す事は人間的成長において必要不可欠だと思う訳だが」
「一からちゃんと理解していけば出来るでしょ?
最初から出来ない人なんていないんだから」
俺のボケを華麗にスルーしつつ、香織はポンポンと背中を叩いてきた。
「だから、これからは寝ないでちゃんと授業を聞く事!
俊也が数学苦手なのは普段聞いてないからなんだよ?」
「……数学は良い睡眠時間だからなぁ」
「もうっ、それを正すの!」
香織の作ってくれたカレーピラフを食べ終えたのは1時ちょっと前。
俺はアドバイザーの幼馴染みに一から教科書の内容を丁寧に説明して貰い─中学三年の教科書を引っ張り出す始末─、平行してプリントを解いていくという作業をこなして何とか宿題という魔の手から逃れる事が出来たのだ。
「けど、この宿題に二時間も掛けるなんて……流石俊也って感じ」
「お褒めに預かりどうも」
「褒めてないよ」
「………」
皮肉に真面目に答えないで欲しい。
彼女の言う通り、午後1時頃本格的に開始した宿題がようやく終了した現在は午後3時。
教科書と平行したとはいえ、二時間余りも時間をくらうとは。
香織が呆れるのも最もで、流石に自分でも内心焦る気持ちもあったりして。
やっぱり、このままじゃマズイよなぁ。
「じゃ、遊ぼっか!
ほら、教科書閉まって」
「………」
ま、そんな気持ちもお構い無しに吹き飛ばしてくれちゃうんだけどね、この幼馴染みさんは。
「ってか、何するの?」
「うーん、やっぱりゲームとか?あ、こないだ借りたDVDがあるからそれも見よっ」
「ま、そんなトコか」
いつも通りだな。
「もし外が良かったらショッピングモールでも良いよ?愛華やかすみんとかも呼んで……」
「却下」
「えー」
ショッピングモールなんて荷物持ちにさせられるに決まってる。
愛華に会えるのは嬉しいけど、前回それで騙されたし。
「せっかく宿題手伝ってあげたのに」
「う……」
「二時間もかけて、誰かさんが真面目に勉強してないせいで」
「………」
形成逆転。
宿題の重みはやたらとでかかった。
「ま、今日は勘弁してあげる」
彼女は腰に手を当てたままそう言うと、何故か俺の頭を乱暴にわしゃわしゃとしてきた。
「その代わり、明日ショッピングモールね!」
「………分かったよ」
仕方ない。
明日は早朝の空を撮りには行かず、モールに連行されるまで寝る事を決め込もう。
「せっかくだし、もう一人くらい呼びたいよね」
「どうでも良いけど、ここはお前の家じゃないからな」
そんな話をしていると……
「ん?」
「あ、インターホン」
ピンポーン、と玄関からインターホンの鳴る音が響いてきた。
香織はポンと手を打つと、そのまま玄関に向かっていく。
『あ、東堂君!』
(東堂って……進一か?)
リビングに聞こえてきたのはよく知る名前、俺も玄関に向かうと……
「あ、俊也。
東堂君が来てるよ」
「よっ、トシ」
案の定、玄関の外には友人の進一が。サッと軽く手を挙げてこちらに挨拶してくる。
「どうしたんだ、休日にうちに来るなんて。久しぶりだな」
「あぁ、昨日の練習がキツかったから。
今日の練習は久しぶりの休みでさ」
本当に久しぶりだ。
彼は三年から部活も本格的に忙しくなって土日は両方練習になってしまったから。
三年になってからは家で遊ぶ機会も結構減ってしまったな。
「午前中のトレーニングも済んだからな、ちょっと寄ってみたんだけど……」
進一はそこで俺と香織を交互に見た後、軽く肩を竦めてみせた。
「突然だと迷惑だったか?」
「ううん、そんな事ないよ」
俺が答える間もなく首を横に振る香織。
「ちょうど他に誰か呼ばないかって話たところなの。凄い偶然!」
「あぁ、ジャストタイミングだな」
両手を併せる彼女に俺も頷いてみせる。
それは気を遣った訳では無く本当の事で、進一もそれが分かったのか肩にかけた玄関に入ってきてくれた。
「そっか、じゃお邪魔していくかな」
「うん、遠慮しないでどうぞ」
香織、それ俺のセリフ。
「暫くご無沙汰だったけど、この家は変わってねーなぁ」
「何言ってんだ、先月来たじゃないか」
「昔に比べたら頻度は低いだろ?」
香織の後に続いて玄関からリビングに。
「ちょっと散らかってるけど、どうぞ」
「あぁ、お邪魔します」
いや、俺のセリフだからさ。
香織と進一はリビングの奥へ。ソファーの前にあるちゃぶ台、それを囲う座布団に腰を降ろしていた。俺はそくさくとキッチンへ。
冷蔵庫からお茶を取り出すと三つのコップに注いで、またテキトーなお菓子を幾らか付け添えてトレーにまとると、リビングに戻る。
「はいよ」
「お、ありがとな」
「俊也にしては気がきくね」
取り敢えず香織の分は没収してやろう。
「あ、このお菓子美味しい!」
あっさり失敗。お前、食べるの早過ぎ。
仕方なく俺も座布団に腰を降ろす。
「で、何するんだ?」
「三人揃ったし、対戦ゲームとか?」
「お、良いね。最近部活漬けだったからな」
まぁそんな所だろう。
うちには対戦ゲームは結構種類があったりするのだ。それでよく香織と暇を潰したりしている。
俺はワイヤレスコントローラーを三つ手に取ると、それぞれ進一と香織に手渡した。
「よし、独走♪」
「何のっ、こっからが本番だぞ穂坂!」
まずはレースゲーム。
最近のもので映像の綺麗さが圧巻の本格的GTゲームである。
現在の順位は香織が一位、進一がそれに次ぐ二位、持ち主である俺は残念ながらビリ。
何故かって?スタートでミスってエンストしてしまったからだ。
香織はこういった対戦ゲームは強く、二人でも熱くなれる─俺はあまり態度に出さないから香織が一人でヒートアップしてるだけだけど─から普段は結構暇を潰せる。それに進一が加われば更に白熱する訳で。
「無駄無駄!
私の前は何人足りとも走らせないよ!」
「くっ、流石穂坂だな。
だがまだ可能性はある!諦めたらそこで試合終了だっ!」
「ふふ、甘いわね東堂君。
明條のシュー○ッハと謳われている私が現実を見せてあげるっ!」
「……誰が呼んでいるんだよ」
ノリ良いなこいつら。
因みにシュー○ッハはF1な。
「あーっ、コイン盗られたーっ!?」
「よっしゃ、首位頂き!」
お次は皆知ってる某パーティーゲーム。
様々な面白可笑しいアトラクションを時に協力し、時に敵対し、一つ一つ乗り越えて一番を狙うのである。
「そんな……一気に最下位なんて……」
「悪く思うな穂坂。勝負の世界は残酷なのさ」
つい今しがた、順位変動が起きて一位が進一、二位が俺で最下位が香織に。
「俊也っ、こうなったら協力して東堂君を」
「嫌だね」
「えー、即答……」
「俺は進一に下につかせて貰うよ」
「この裏切り者ー!」
長いものには巻かれろだ。
*
結局、幾つもの多人数ゲームで熱を帯びてた俺達のほとぼりが冷めたのは、窓の外が真っ暗になっていたのに気付いた午後7時頃だった。
「ふー、今日は思いっきり遊んだなーっ」
「っても、ゲームしかしてないけどな」
「いや、良い気分転換になったよ。サンキュなトシ、穂坂も」
軽く拳を突き出す彼に俺も拳を当てて返した。
こちらこそ、久しぶりにちゃんと遊べて楽しかった。
「うん、こうして三人集まってで遊ぶのって良いよね」
「……そうだな」
休日に三人で遊ぶ事は今までもあまり無かったから。
そう考えるとこの時間は結構大切なものなのかもしれない。
「さてと、そろそろお暇しようかな。帰ってトレーニングしねーと」
「東堂君、本当に凄いよね。誰かさんとは大違い」
「放っとけ」
相変わらず余計な一言を付け加える幼馴染みの頭を軽く小突く。
「五月にゃ団体の県予選が控えてる。今年から俺も高等部の大会だ、気合いも今まで以上に入れないとな」
グッと拳を作ってみせる進一はやる気十分。俺と香織は軽く顔を見合せて、友人を激励する。
「大会頑張ってね!
私達新聞部も応援に行くから!」
「ま、無茶し過ぎないようにな」
「おぅ、任せとけ。
今年こそ個人でも団体でも科瀬に勝ってみせる」
科瀬。進一曰く化け物という剣道の選手だ。
毎年彼に阻まれ県から上に進めない進一、今年こそは打倒科瀬の目標を達する事が出来るのか。
って、何故俺はあからさまな説明口調になってるんだ。
「あ、その大会に向けての意気込みとか聞きたいから来週、剣道部に取材にいかせてね?」
「おー、穂坂が来てくれんなら皆の士気も上がるだろうな。部長に話しとくよ」
「うん、ありがと」
ちゃっかり取材のアポを取り付けたな、香織の奴。
彼女は男子に人気があるとかそんな話を進一から聞いたので、士気が上がるというのはあながちお世辞でも無さそうだ。
田中とかなら絶対に喜ぶだろうな。
*
香織を家に残して、俺は進一と一緒に外に出た。
外はもう暗い空が一面に広がっていて、少しずつ光る星とうっすら伸びる雲がまたどこか幻想的な空を演出している。
「よし、んじゃ今から10キロ走り込むかっ」
「お前、相変わらず自分を追い込み過ぎ」
「越えるべき目標があるからな」
彼はちょっと大袈裟に肩を竦める素振りをしたかと思うと、二三回その場でジャンプしてみせる。どうやら本気で走り込むつもりらしい。
「それに、全力の状態で挑まねーと奴には絶対勝てないし、申し訳が立たねぇ」
「さいですか」
恐るべし闘争心。
「それとな……」
走り出そうとした進一だったが、ふと振り返ってこちらに視線に向けてきた。
「俺がこうして剣道続けられてんのは、お前のおかげだ」
「………」
「今の俺自身があることも、あの時お前に出会ってなかったら……」
いきなり何を言い出すのかと思えば。昔話は嫌いなんじゃなかったか、お前は。
「だから、絶対勝ってくる……!!」
「あぁ」
「じゃあな、また学校で!」
颯爽と走り去っていく彼の背中を眺めながら。
夜空を見上げれば自然と頭に浮かんでくるのは進一と初めて会った四年前の……
「……はぁ」
ふるふると無理矢理頭を振って考えをさっさと追い出す。夜に回想に浸るなんて、自分みたいな凡人の柄じゃないよね。
「帰るか……」
ちょっと遊び疲れたし、家でのんびりしようかな。
少し肌寒い夜風を感じつつ、進一が走り去った方向に背を向けて俺は歩き出すのだった。
因みに……
「俊也っ!
ご飯食べたらこのDVD見よっ、この間借りたアクション映画第二弾!」
「……お前、ホントに元気過ぎ」
まだまだ幼馴染みは元気100倍だった。
つーか、晩御飯くらい自分の家で食べろよ。
「あ、晩御飯はウチで食べてって」
「乗った」
進一との出会いの話は五月後半の剣道部大会編でやります。
次回は副会長さんとのちょっとしたお話になります。
よろしくお願いいたします!
 




