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終わりです

ピアーズ隊員の話を聞き終わった3人は、茫然としていた・・



それでも友紀は、理解は出来なくても、信じなければこの状態を



抜け出せないと思う、と言ってくれました・・



吉田少年は、おじさんが僕の未来の姿なの?



問いかけて来ました、私はこれからの事をこの少年(私自身)にも



希望を託す手伝いをしてもらう為、全てお話しました・・・





日本は、戦後焼け野原になって食べ物もままならない状態に



陥ったよね、それから努力してお金を沢山稼げる国になった



産業も、教育も、科学技術も、文化も、そしていろんな分野の技術も



世界がびっくりするほど進化しました



金余りニッポンと浮かれて、とうとうバブルが弾けてしまった・・



お金が有るから、いろんな所で適当にやっていても誰も何も言わなくなった



少し位自然や、環境が変わってもさほど気にしなくなった・・・




日本は、自然に存在するあらゆるものの中に神様を感じて生きてきた・・・



そしてそれを敬い、尊敬して、更には畏敬の念さえも持っていた



お祭りは神様と触れあい、そしてお願いをする神事として



受け継がれてきた、



それを忘れてしまった、



経済を優先するあまり、大事な環境や、自然、空気、そしてさまざまな生物さえも



抑圧して進んできてしまった




野山に満ちあふれる、太陽からのエネルギー、それに導かれる



風や、潮の満ち引き、雨や、火山、台風さえも生きているエネルギーなんだ



お金が有るなら、自然に対応する科学をちゃんと持つべきなんだ



自然エネルギー開発は、人としてその英知を注ぐべきもっともやるべきものの



代表格なんだ



そして、生物を守り育てることが、未来社会への糸口に繋がるんだ



私は、そう思う・・・・



私は2011年の世界で自然エネルギー開発を徹底的にやる



歪曲した自然環境の修正を可能な限りやりたい



それには君にその礎を築いてもらいたい、私が突き進む科学の力や



その必要性を今からしっかりと心に刻み、更には常にアピール出来る存在になってほしい



私が自然エネルギーの開発に成功したら、その全てを君に伝授しよう



そしてそれが、1968年から始められれば、未来はもっと素晴らしい世界に



なる気がする・・・・



なあ、ラック、きっとそうなるに違いないよね・・



今までじっと聞き入っていた吉田少年は、黙って頷いていた・・




気がつくと周りには数百人のタイムパトロール隊員が集まっていた




ラック隊員に黙とう・・・



ピアーズ隊員が号令をかけて、全ての隊員はうつむいていた



ピアーズ隊員は、



企業は新たな刺客を放ってくるでしょうが、私が命を賭けてお守りいたします



そう囁いた、彼の眼元にはうっすら涙が滲んでいた



気がつくと、他の隊員は居なくなっていた



私と、友紀、吉田少年、そして中村さん・・・・



さっきまでの今にも泣きだしそうな重たい雲は無くなり、真っ赤な夕焼けが



みんなを赤く包み込んでいた ・・・・・・・         





        


      拙い物語にお付き合いいただきありがとうございました




             このお話はこれでお終いです。





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