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最終章 その2
中学時代の私がギムーラに飛び込んでいった
ばかめ!
ギムーラはテレパシーを操り、少年の脳波を撹拌した
うっ、少年はうずくまり、のたうち回った
お前を殺しても任務は達成できるが、俺のプライドがそれを許さぬ、
ガキは引っこんでいろ!
俺の望みは、博士を存分にいたぶり殺すこと
もはや任務などどうでも良い、博士を殺すことが生きがいなのだ!
さあ、博士を渡せ、さもないと小娘をこの原始的な凶器で
刺し殺すぞ!
ギムーラがそう言い終わらない間もなく、博士は
彼に飛び込んで行こうとした・・・
瞬間、博士が横に跳んだ・・・
ラックが博士を横に突き飛ばして
代わりに猛然とギムーラに向かって行ったのだった・・・・つづく