博士の過去
私の作り上げた世界?
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厳密に言えば、小さい頃博士が殺されなくて、生きてきた世界
博士が今から成そうとする世界です・・・
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今までの説明では、君達の世界は私が死んで形成された世界と
言っていたが、現に私は生きているし、今の世界が
進んでいけば、君達の世界こそ存在しないのでは無いのかね?
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博士は小さい頃お墓で変な出来事が起こったのを、覚えていませんか?
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覚えている
お墓に、携帯電話らしきものと、厚揚げみたいなものが
ピラミット状に積み上げて置いてあったものを見て
何だか怖くなり、一目散に逃げて帰った記憶が有る・・・
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あれは、私どもの通信機器と、円盤の構成要素の部品だったのです
あれをあそこに置いたのは、博士があそこで殺害されないように
意図的に置いて、その場から離れさせるための策を講じたのです
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策を講じた・・・、どういう意味なんだ
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あの場所のお墓の陰には、博士の友達を誘拐しようとしている
犯人が潜んでいました
そして間違って博士が捕まり、その場で殺害される事になっていたのです
でも、それを仕組んだのは、我々の世界の人間だという疑いもあるのです
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私を殺害して何の意味が有るんだ・・・
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それは、歴史を、私たちの歴史を変えたく無かったからです
私たち政府の人間、タイムパトロールの隊員は
博士が、正確には子供のころの博士に
そこに近ずかせないように、通信機と円盤の部品を置き、
それでも近づいてくるならば、警戒音を、それもすごく大きい音を出す予定でした
幸いにも博士は、逃げて帰ったので、殺されずに済んだのです・・・
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訳が分からなくなってきた、
私が死ななければ、君達の世界は無くなるのだぞ・・・・・
話は更に、核心に近づいて行ったのです・・・・・・つづく