パラレルワールド
ラックは続けて話し始めた
円盤、地球外生物、4次元航行テクノクジー、特別シェルターに
隔離され、誰も知ることなくその解明に時間が注がれました
そして時間航行の秘密を解き明かし、私たちは過去へと
タイムトラベルを繰り返しました
時間は川に例えるとよく分かります
小さい川はいくつも雨水によって山々に発生します
それはいくつも合流しながら、やがて大きな川に
変わって行きます
どんなに違う形で川が発生しても、やはりそれは大きい川へと
導かれていくのです
歴史上何度も時代を乱そうとする流れが起こりましたが
時間の修正力で川の本流に、取り込まれてしまうのです
こうして長い間人類は、進化の道を歩んできましたが
西暦2000年ごろから、その大きな川が真っ二つに割れてしまったのです
2020年一本の大きな川は環境汚染されて、ドームや地下帝国に
住み場を求めた私たちの世界です
そして、もうひとつ別の世界がどうも有るらしいのです
・・・・・・・
博士、パラレルワールドをご存知ですか?
パラレルワールドは、調べてみたことがある・・・・・
多分、こういうことだろう
ある世界(時空 )から分岐し、それに並行して存在する別の世界(時空)を
指し示すと記憶しているが、実際にそれが存在しているのか
SFや、漫画の世界ではよく使われているようだが・・・
そうなんです、時間を移動してみると、違う世界へと迷い込む時が
有ります
ただし、仮想世界のようにあやふやで、しっかりと認識は出来ませんが・・
それで、私どもの世界とは違う、吉田博士の作り上げた別世界が
存在していることが分かり始めたのです・・・・・・・つづく