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ありそうな未来  作者: kaitemita


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表示の教えてれたもの


視界に移されているゲージを見て男は、目を向いた温厚な上司がこんな状態なんて。

こりゃまずいな、なんかミスしたっけ。


男はほっとしている。

ゲージだと憤怒のレベルだったが、上司は穏やかに男の報告を受けて、追加の指示をしてくれた。いつも通り丁寧なアドバイスも。


自宅に向かう車内。

今日はイライラしている人が多いようだ。

そんなに混んでいないし、ちらほら空席もあるんだが、人の感情はわからないものだな。


自宅についた男はゴーグルの電源を切った。いつも通り妻は穏やかに男を迎えてくれる。

先に風呂に入ると伝えて、ゆっくりと風呂につかり食卓に着く。


暖かい夕飯を、食べ終わっていた妻と、いつまとおり会話しながら男はゆっくりと食べた。

出勤は男よりも早いにも関わらず妻は穏やかな顔で、男の話を聞いてくれている。


ゴーグルの電源を押した男は、なんの気もなく妻に向けた。



男は先に食事を済ませると、妻に先に休んでいて、と伝えた。

今は洗い物を終えて、丁寧に食器を拭いてそっと片付けている。

なぜ?

それはゴーグルに表示された数値が上下油に張り付いていたから。


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