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5話 疑問

更新遅くなりました。次回から文字数減らすと思います。

 生活魔法等の魔法は使えないが戦闘器は飛ばせる……。

自分でもすごく不思議だったので戦闘器の研究所の人に聞いてみた。

「僕って何で生活魔法も使えないのに戦闘器は飛ばせるのでしょうか?」

研究員は困った顔をしながら答えた

「正直分からない……君の魔力は多分普通の人よりはるかに多い。多いのに使えないからこういう時は逆に考えてみるのもいいかもしれないな」


「逆にと言う事は多すぎるから使えない?」

「そうかもしれない。出口が狭すぎて混雑してるのかもしれないし、魔力が多すぎて少なく出すのが苦手なのかもしれない」


「その場合って何か実験できますか?」

「どちらにしても巨大な魔法を使ったらいいが……この辺りではできないな。もし発動したら災害と間違われる危険性もある。まあ発動できるなら、だが」


「それとですね、僕の場合火と水と風の属性が使えたのですが、普通は属性は一つと言われてますよね。複数が使える人って少ないのですか?」

「正直機密に近い話なのであまり言いたくはないが昔から居る。そしてその方々は魔力量が多い人が多い。……君も良く考えるとそうだな。これは関連が有るのかもしれない」


「と言う事は簡単に言うとよくわかって無いと言う事ですか?」

「そう言う事だ。君も研究の対象となってる。新しい考えを持った魔力の底が見えない少年、それと戦闘器。これって偶然なのかな?神の使いだと言われても今なら信じられるぞ」


「いや偶然だと思いますよ。僕は小さい頃から空を自由に飛んでみたいとは思ってましたが」

「それが偶然か必然かだな……」


 結局詳しいことは分からなかった。でももしかしたら僕の転生には意味が有るのかもしれない。

考えても分からない事を悩んでも仕方ないかとその日は早目に寝る事とした。


 朝起きてから今日は新兵器の開発を手伝う事となった。

「この前言ってた対空砲弾って出来そうですか?」

「一定秒数で炸裂する様にしたらいいのだよな?それならできそうだ」


「弾丸が砲から発射されてからの秒数で動くようにしないと発射に失敗したら砲が炸裂するので……ってそんな事素人に言われなくても気付いてますよ……ね?」

周りの皆は気付いてなかったみたいで驚いていた。

「……そうだな。砲弾が砲に残ることも有るよな。言われて気付いた。これ気付いてなかったら怪我ですまなかったかもしれない。他にも注意点は有るか?」


 僕も別に兵器に詳しい訳ではないので特に説明できることはなかった。

「特には無いですが、良かったら僕の乗る96試戦(96式の試作戦闘器)に小さな翼を付ける事は出来ませんか?」

「出来なくはないが翼を付ける意味は有るのか?」


 確か揚力とか言うのが有ったと思うが説明できないので

「その方が飛びやすいかためしたいからです」

と答えた。

 

 後日小さな翼を付けて貰ったがそれでも形が飛行機には見えない。垂直尾翼が欲しいな……

翼の下に予備の機銃もつけて貰った。これで翼下に2丁の7.7mmと機首に15mmの重武装となった。

 

 今日も訓練飛行をしているが平和だった。飛行時間を出来るだけ長くしたが魔力が尽きる感覚はなかった。

武装も増えたが重さは感じない。もう少し大きな翼に代えて貰ってもいいかもしれない。あと落下傘も無いみたいだから早目に開発してもらわないと……今まで飛ぶことに必死で気が付いていなかった。

 

 いつも通り飛行していたら敵発見の連絡が入った

「96試戦の翔、聞こえるか?敵3匹が接近している。迎撃出来るか?」

「こちら翔。了解敵3匹駆除に行きます」


「敵はそのまま真直ぐ前方だ。少し移動が速いので注意!」

「了解です。前方注意しま……気配感じました。このまま接近後射撃します。この辺りに民家は大丈夫ですか?」


「現在の位置辺りは民家無し警報は出してある。新武装の結果に期待する」

「了解しました。現在見えてきました。機銃攻撃します」


 結果は何だろう……当たらないはずの弾が当たって撃墜出来た。機銃の角度がそれぞれ違って15mmは正面、7.7mmは左右に少しずれていて避けられた弾が当たった……。これでも撃墜は撃墜だよね?

「3匹の駆除には成功しましたが機銃の向きがずれてました。今から戻ります」

と報告し基地まで戻った。


「今日も3匹撃墜……凄い戦果だな」

と言われたが

「今回は敵が弾に当たりに来ました」

と正直に言った。内容を話すと皆に笑われた。


「まあ君が考えた武装で行って当てたのだから君の戦果で間違いないよ」と隊長も言ってくれたし整備の人には謝られたが、

「多分地上に居るのと上空では力のかかり方で向きが変わるのかもしれないから仕方ないと思いますし、こちらも変な事頼んだのに文句も言わずにつけてくれてありがとう」と言っておいた。


 それから一月ほど経つが敵が現れなくなった。なんかこの基地周辺を避けているようだ。敵って虫なのに頭良くない?

 

 今現在他の基地に応援に行くか相談をしている。他の基地に行くか偵察の範囲を広げるかが問題だ。

度の基地周辺に出るのか分からないと移動も出来ない。


 

今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。

ここまで読んでいただきありがとうございます。


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