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空を飛びたかった俺が転生した世界で……  作者: 神戸近区


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49話 奇襲

 西宮とは共に生きて帰って皆で飲もうと話してその日は終わった。

数日後、敵の島まで戦闘器の航続距離内に入った。

「この先は敵から攻撃を受ける可能性が高い。各員警戒せよ」との指示が出た。

僕とエナと西宮は零式飛行器で島付近を飛んだがまだ敵に動きは無かった。

「隊長、敵の島上空に敵は居ません。今なら奇襲が可能です」

「そうか。だがな、もし敵がこちらの動きに気付けば母艦を攻撃され沈められる恐れもある。そうなっては戻る場所がないし適合者は貴重だ。全員とは言わないが出来るだけ生きて戻らせたい」


「では直掩機を残して攻撃するのは?」

「火力が少なくなるぞ」


「その分は僕が頑張ります」

「魔法か?」


「そうです。これで戦いが終わるのなら最高の一撃を敵に与えます」

「それ味方を巻き込まないか?」


「……奇襲後皆が撤退した後なら大丈夫かと」

「そうだな……分かった。四分の一を直掩機とし残り全機で攻撃する。この梯団の隊長はカケルだ」


「了解……って待ってください。なんで僕が?」

「前回の敵の奇襲時の奇跡や新型機の開発……君は今世界中の適合者から注目されているのだが……自覚はなさそうだな」


「まだ荷が重いかと」

「お前に重いなら誰が背負える?」


「それは……正直自信が有りませんが、期待されてる以上微力を尽くします」

「お前が行かないなら俺が行くという所だった……良かった。頑張ってくれ」


「了解!」

皆の準備も終わり出撃できる状態になった

「これから出撃します。隊長は私五島帝国子爵の島 翔が務めます。敵基地接近中に敵の出撃が無い時は全ての弾丸を使って敵を攻撃してください。攻撃後私は残り最後の一撃を加えますので攻撃後は早急に撤退してください。では出撃します」

「全機発艦許可します」


 全機発艦してるが一気に全部が飛べないので当然先に出る機体と最後の機体では飛ぶ距離に差が出るので速度を調整して飛んだり敵の様子を見たり隊長機は忙しかった。

「なあエナ敵に動きが無いな……このまま奇襲できそう。ここの基地破壊出来たら今度こそ平和になるかな?」

「そうね……このまま成功する事を祈るわ」

そろそろ島が近付いてくる……敵に動きはない。

「全機攻撃準備。目標前方の虫の巣!」

「「「虫の巣って……」」」

皆が笑いながら言って来た。

「どう見ても巣だろ?」

「そうね。もう巣にしか見えないわ」


「目標射程距離内!攻撃開始!!」

全機から放たれる弾丸の雨。曳光弾(弾丸の軌跡を見えるようにするために発光する弾丸)が巣に吸われていく。爆装してる機体は爆弾を投下していく……。


 基地付近は完全に破壊出来たが、一部生き残りが離陸してきた。

「全機攻撃終了後は撤退してください。魔法攻撃を開始します」



今後の展開の参考にもなりますので評価、感想など頂けると助かります。

ここまで読んでいただきありがとうございます。


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